Planetarium SS置き場

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□ ロビン×ナミ □

小悪魔

ロビンは結構オトナに見えて子供っぽいところがあると思うのはあたしだけ?
そんでもってナミに翻弄されるロビンが好きだ(笑)




「ん・・・ビビ・・や・・めて・・・って」
「・・・え?」
 隣で安らかな寝息を立てて眠るナミの口から出た人物の名に覚えがあった。
 自分の前にこの船に乗っていたクルー、わたしたちバロックワークスの人間はミスウェンズデーと呼んでいたが、実はアラバスタ王国の王女サマだ。
 彼女と入れ替わるように私はこの船に乗った。
「一体どんな夢を見ているのかしら・・・」

  ☆

「ねーロビーン?」
「何かしら?」
 気だるそうに読んでいた本から目を上げる。
 読んでいるつもりで実は内容なんてほとんど頭に入っていない。
 それよりも昨日のナミの寝言が気になって仕方が無かった。
 あの後何度か同じ名前を耳にしてからはもう全く眠れなかった。
 所詮夢なんだから気にすることはないと思うのだが・・・。
「ね、街に降りてみない?」
 ログがたまるまで後1日はこの港町に停泊していないといけない。
 みんなはそれぞれ探検や、食料もろもろの調達に出ていて今船には二人しかいなかった。
「え?あぁ・・・」
 一瞬考える。
「やめておくわ」
「え?どうして?」
 まさかそんな返事が返って来るとは夢にも思ってなかったのか、目を丸くする。
「なんとなく・・・ね」
「何かさーロビン、機嫌悪くない?」
「どうして?」
「なんとなく・・・さ」
 椅子の背後に回ってナミはロビンの首に腕を回すと頬を刷り寄せた。
「誰かに見られるわよ?」
「誰もいないもーん」
「そうなの?」
「どうして気づかないかな?」
 くすくす笑う。
「ちょっと考え事してたから」
「考え事?」
 ロビンはそれ以上何も言わず、再び本を開くと視線を落とす。
「ちょっとロビン?」
「とにかく今日はやめとくわ」
「あっそ」
 と、それ以上詮索しても無駄だと悟ったのか、スルリと腕を解くとナミは大きく伸びをしながら船室に向かった。
「退屈だし今のうちにお風呂はいっちゃおっと」
 ロビンはナミの後ろ姿を本の隙間から横目で見送った。

  ☆

 ロビンが部屋に引きこもってからしばらくして甲板が騒がしくなった。
 例のごとくルフィとウソップとチョッパーが戯れているのだろう。
 声の様子からするとみんな帰って来たらしい。
「あれー?ナミさんどうしたんっすか?一人で」
 ウカれたサンジの声だ。
「ん?暇だったからね」
「風呂上がりのナミさんも素敵だ!」
「ありがとサンジくん♪紅茶が飲みたいな」
 語尾にハートマークでもついてるかのような甘えた声。
「喜んでーーーー!」
 今にもくるくる踊り出しそうな・・・いや、踊りながら厨房に入っていくサンジの様子が目に見えるようだ。
 サンジはホントにナミが好きだ・・・というより女の人が好きだ。
 ナミはうまくその習性を利用していると思う。
「サンジくん素敵よ~」
 厨房に飛び込む寸前にナミがかけた一声が、サンジの入れる紅茶の味をいっそう美味しくするだろう。
 ・・・なんだかおもしろくないわね。

  ☆

「ねぇロビン?」
 夜中の寝室。
 いつもならさっさと隣に潜り込んで来るクセに、少し躊躇しているようだ。
「なぁに?」
「ね、あたし何かした?」
「どうしてそう思うの?」
「だってロビン今日はずっと様子が変だもん」
「そうかしら?」
「そうよ、だからあたし何かしたかしら?ってずっと考えてたんだけど、さっぱりわかんないのよ」
「じゃあ・・・一つ聞いていいかしら?」
「何?」
「昨日どんな夢を見ていたの?」
「へ?」
 予想もしてなかった問いに、ナミはきょとんとロビンを見つめ返した。
 そして脳みそがフル回転を始めた。
 だが出た結論は
「覚えてない」
 その一言だった。
「どうしてそんなこと聞くの?」
 それに答えずロビンは、はぁっと大きな溜息をつくとぼんやりナミを見上げた。
「ロビン?」
「え?あ・・・なんでもないわ」
「あたしの夢がロビンの機嫌と何か関係あるの?」
「別に」
「うそ」
「え?」
「あたし昨日何か言ったんだ?」
「それは・・・」
 ズイっと至近距離まで詰め寄ると、ナミは有無を言わせないというような迫力で迫った。
 ドキっと胸が高鳴る。
「で?」
 それには答えず、ロビンは至近距離に迫ったその唇に自分の唇を重ねた。
「ん・・・?」
 一瞬驚いたナミだったが、すぐにそれに応じるように目を閉じた。

  ☆

「で?ロビン姉さんは一体何がしたいのかしら?」
 キスに夢中になるあまり、ロビンの膝の上に座ると正面から首に腕を回す。
「昨日寝言で王女サマの名前を何度も呼ぶから・・・」
「へ?王女・・・ってビビのこと?」
「そうよ」
「そういえば・・・」
 ナミは顎に指を当てて少し考える。
「ビビがあたしの飲んでたお酒取り上げようとしたから・・・」
「・・・え?」
「それでやめてって・・・」
「そんな・・・こと?」
「うん?」
「そう」
 小さな溜息をつくロビンを見て、ニヤリとナミがいじわるそうに笑う。
「はっはーん、ロビンそれが気になってたんだ?ってか妬いてたんだ?」
「そんなこと・・・」
「サンジくんにもヤキモチ妬いてたでしょ?」
「そんなこと・・・」
 もう一度同じセリフを繰り返す。
「ロビンがどんな反応するかな?って試してたんだけど・・・ひっかかった?」
「オトナをからかわないの!」
「はいはい、ごめんなさいお姉様」
 すっかりゴキゲンになったナミは、チュっとロビンの鼻の頭にキスをする。
「ナミ!」
「ん?」
「・・・なんでもない」
 そんな無邪気な笑顔向けられたら・・・許すしかないじゃない。
 小悪魔に翻弄されるなんて、あたしも丸くなったものよね。
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Date:2008/08/26
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