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□ ロビン×ナミ □

歴史

生きることを拒否するってどんな感じやろ?
でも迎えにいっちゃうんだよなぁ~。



「こら!ルフィ!勝手に取らないでよあたしのみかん!」
「いーじゃねーかよーこんなにいっぱいあるんだから!」
「ばか!あ、こらっウソップまで!」
「うっ!」
「あーもういちいちうるせぇ女だな!みかんの一個や二個で」
「何よゾロ!」
「そうだぞ!このクソマリモ!なんて口の聞き方だ!ナミさん!この俺が命をかけて守って見せます!」
「お願いね・・・もう疲れたわ」
「ナミ?大丈夫か?薬いるか?」
 心配そうに覗き込むチョッパーが救いだった。
「ありがとチョッパー、大丈夫よ少し休むわ」

  ☆

 はぁぁぁぁっと大きなため息をつくと、ナミは女部屋に戻った。
 閉めたドアに凭れて座り込んだナミの上で、小さな笑い声が聞こえた。
「くすくす」
「?」
 顔を上げたナミの目の前でロビンが同じようにしゃがんで、背が高い分少し上から微笑んでいた。
「大変ね、航海士さんも」
 一連の騒ぎを聞いていたのだろう、よしよしと頭を撫でてくれる。
 それはどこからか生えた手じゃなく、まぎれもないロビンの手だ。
「ぐすっ、ロビン~」
 ビビが去った今、唯一の女同士であり
 クルーの中の誰よりも大人であるロビンが今のナミの心の拠り所だった。
 きゅーっとロビンの首に腕を巻き付けると抱きついた。
「もうロビンだけよ、あたしの味方はぁぁぁ」
「くすくす」
「はぁ~あったま来る!どいつもこいつもガキなんだから!」
「あら、結構楽しんでるように見えるけど?」
「うっ・・・」
「図星かしら」
 ナミの反応を面白がるようにふふっと笑う。
「そりゃぁまぁ・・・楽しくなかったら一緒になんていないけどさぁ」
「あらっ妬けるわね」
 その言葉にきょとんと不思議なものでも見るようにロビンの笑顔を見上げる。
「なんで?」
「あたしの知らない歴史があるから」
「え?」
「歴史の本文(ポーネグリフ)が読めて歴史を学べても、あなたたちが今までどんな旅をしてきたのかはわからないもの」
「でも・・・これからはロビンも一緒だわ」
「そうね・・・そうだといいわね」
「なんか引っかかる言い方するわね」
 ムっとするナミの頭をそっと撫でる。
「あなたのそういう素直なところ、結構好きだわ」
「ふん」
 ぷいっとそっぽを向いてしまうナミの頬を両手で包み込むと
 そっと耳元に唇を寄せて囁いた。


「ごめんなさい」


 その言葉がどういう意味を含んでいたのかを思い知ったのはほんの数日後、ウォーターセブンでのことだった。
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Date:2008/08/26
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