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□ 静留×なつき □

浴衣

お祭りネタにしたかったのに、気がついたらお祭り「前」ネタになってました(笑)




「なつき、はいこれ」
「ん?」
 静留の手が差し出したのは綺麗に畳まれた紺色の浴衣と黄色い帯だった。
 草履はいつの間にか玄関に二足揃って並んでいた。
「浴衣?」
「ん、お祭りやってるやろ?なつきと行きたいなと思いましてん」
「そっか、でもわたしは浴衣なんか着方わからないぞ?」
「もちろんうちが着せますよって」
 ニッコリと嬉しそうに微笑むと、静留の手がさっさとなつきのTシャツの裾に伸びた。
「え、ちょ、こら静留!」
「ん?」
「ん?ってそんなかわいい顔で見上げてもダメだぞ」
「かわいいって、なつきにそないなことゆわれたらえらい照れますなぁ」
 うっすら朱に染めた頬に手を当てると嬉しそうに目を細める。
「照れるな!」
「せやけどなつき、脱いでくれんと着せられまへんぇ」
 困った顔で手元の浴衣を見下ろすと、チラリとなつきのお伺いを立てるように上目遣いで見上げる。
「うっ・・・な、何もしないって約束するか?」
「何もって何やのん?」
 わかってるクセにあえて聞き返す静留の視線がなつきを捕らえた。
「うっ・・・わ、わかった!わかったから!」
 ごそごそとTシャツに手をかけるなつきの顔は、静留の視線を意識しているのがバレバレだった。

「さて、ほしたら着せましょ・・・ん?」
 脱いでしまえば何となく開き直ってしまったなつきは、とっとと着せろ!というような態度でふんぞり返っていた。
 下着姿のなつきの体に静留は目を留めた。
「なつき」
「ん?何だ?まさか下着まで脱げとか言うんじゃないだろうな?」
「うーん、そのまさかどす」
「へ?」
 きょとんと見つめ返すなつきの背中に手を回すと、プチっとブラを手早く外す。
 まさに神業だ。
「わ、ちょ、し、静留?」
 驚いて両手を露になった胸の前で交差させると覆い隠す。
 だがそんな砦も静留の前では全くもって無意味だった。
 そっと手をどかすと静留はおもむろに、むにゅっとなつきの胸に触れた。
「し、し、静留!?」
「なつき・・・胸大きくならはった?」
「・・・・へ?」
 思いも寄らない言葉。
 むにゅむにゅっと今度は両手で揉む。
「ほらぁやっぱりや」
「ん・・し・・静留」
 ビクンっと背を仰け反らせる。
 頬がうっすら染まる。
「うちの努力が報われたんどすかねぇ?」
 ふふっと楽しそうに笑う静留。
 その顔は“何か”しでかす時の顔だ。
「ば、ばか!やめっ・・静留・・・祭りに行く・・・んだよな?」
 必死で抵抗するなつきの手が静留の肩を押し返す。
「うーん、せやねんけどやっぱりこっちも捨てがたいどすなぁ」
 顎に人差指を当て、じっとなつきの胸を見つめて本気で悩む静留。
「ば、ばかっ!」
「いけずやなぁ、なつきが胸小さいのん気にしとったさかいうち頑張ってきたのに」
 静留の言う“努力”を思い出してなつきの顔から湯気が出た。
「祭りには行かない!もう行かない!浴衣も着ない!ばかっ!」
 ぷいっとそっぽを向いて脱いだTシャツを再び着ようとするなつきの背中に、ぴとっと静留はくっついた。
「え?ちょ、おい!」
「堪忍な、なつき」
「え?」
「冗談やさかいお祭り行こ?」
「ホントだろうな?」
「ん」
「今度何かしたら許さないからな!」
「ん」
「じゃあ・・・さっさとしてくれ」
 手にしたTシャツを再び放り投げると、んっと浴衣の袖を通しやすいように両手をバンザイする。
「はいっ」
 なつきの浴衣を手に、静留は喜々として着付けにかかった。



――今やなくてもえぇことやもんね。
 お祭りは今日だけやし、先にそっち楽しんだ方がえぇよねぇ。
 なつきのことは脱がす時にでも――。
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Date:2008/08/25
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