Planetarium SS置き場

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


* 「スポンサー広告」目次へ戻る
*    *    *

Information

□ 静留×なつき □

この・・・幸せモノめ!
ここまでして起きない人もかなり謎です。



「なつき」
「ん・・・ん~」
「なぁつきっ、起きなはれ」
「う・・・さい」
「もう、何時やと思ってはるん?ナンボ電話しても出ぇへんからおかしいと思って来てみたら・・・えぇかげん起きな腐ってまうよ」
「ん・・・」
 どれだけ体を揺さぶっても、何を言っても一向に起きそうにないなつきを見下ろしてふぅっと小さなため息をつく。
 リビングに目を向けると、やりっぱなしで放り出されたゲーム機といくつかのソフトが散乱していた。
「ゲームばっかしやってからに・・・」
 あまりゲームなどしないけれど、やればそこそこ上手く出来る自信はあるのだが、なつきみたいにハマってしまうほど興味はない。
「なつきのあほぉ」
 文句を言いつつも静留は散乱したリビングを片付け始めた。

  ☆

 散らかったリビングを何とか片付け終えると、静留は再びなつきの部屋に向かう。
 枕を頭に敷かずに、両腕でしっかりと抱きしめながら丸くなって寝息を立てているなつきのそばにしゃがむ。
「ふふっ、せやけどなつきの寝顔はいつ見てもかいらしなぁ」
 ツンツンっとなつきの頬を突く。
 イヤイヤと逃げるように頬を、抱いた枕に摺り寄せるなつきの仕草に静留の胸はドクンっとときめいた。
「なつき・・・あんたはもぉホンマに・・・」
 逃げるなつきの頬を追うようにまた突く。
「やっ・・・」
 なつきは枕の中にすっかり顔を隠してしまった。
 窒息しないかと心配になる。
「ふふっ、おもろいわぁ」
 静留はベッドの端に腰をかけると、今度は上からそっと枕を引っ張る。
「うーーーーっ」
 離れて行こうとする枕を逃がさないというようにと、きゅっとしがみついてくる。
「それでも起きへんの?一体何時までやってたんやろ?」
 返事のない相手に向かって呟くと、今度は思い切って枕を取り上げてみた。
 「はうっ・・・うぅぅぅっ」
 腕の中が突然寂しくなったのか、ぱたぱたとあるべきものを探して彷徨う手。
 それがふとある場所で止まった。
「ふふっ」
 にへらっと頬を緩めると、今度はそれを思いっきり抱きしめた。
「ちょ、な、なつき?」
 イキナリ腰をつかまれて引き寄せられた静留はバランスを崩し、なつき上に後ろ向きに倒れこんでしまった。
「痛っ・・・うーん・・・何・・・」
「な・・・なつき?」
 さすがに起こしてしまった・・・いや、起きてくれたかな?とゆっくり体を起こすとなつきの顔を覗き込む。
 ぼんやりとこちらを見上げる空ろな瞳。
「何だ・・・静留か・・・」
「え?」
 ごろりと体を仰向けに向けると
「ん」
 と、今度は正面から静留を求めるように両腕を伸ばすと首に腕を回してきゅっと抱きついてきた。
「ちょ、な、なつき?起きたん?」
「ん」
「・・・なつき?」
 静留の首筋に鼻を寄せると、クンっと鼻を鳴らす。
「しず・・・る?」
「ん」
「いい匂い・・・」
「え?」
「気持ちいい」
 にへらっと口元をだらしなく緩めて笑う。
「・・・!!!」
 瞬間、静留の体温と心拍数が急上昇を始めた。
「なつきのあほぉ」
 こんなん蛇の生殺しやん、とギリギリのところで両腕をついてガマンする。
 もうあん時みたいに意識あらへんなつきを襲うやなんて、そんなんせぇへんって誓ったのに・・・こんままやったらうちどうなるかわからへんわ。
 そのときだ。
 静留の下でごそごそとなつきが動き出した。
 首に回っていた手が背中に降り、そして腰に向かう。
「え?」
 腰の辺りをごそごそと探るように動いていた手が、静留のブラウスの裾を見つけて捲くるとひんやりと冷えた手が静留の熱くなった体を撫で回す。
 ビクンっと仰け反る背中。
 もうあかん・・・。
 思った時にはすでに遅く、なつきの舌が逃げようとする静留の体を追うように吸い付いてくる。
「なつ・・・きっっ」
 んっと頬を紅潮させてぎゅっと目を瞑る。
 なつきの手が背中に回ったと思った瞬間、ぷちんっと金具の外れる音がした。
 するりと解放感と共に下着が滑り落ちる。
 なつきの顔が素早くそこに潜り込むと、再び背中に回した手でしがみついてきた。
 すりすりと胸に顔を埋める。
「あん、な、なつき?」
 子供が甘えるように、先端を探し出したかと思うとちゅっと音を立てて吸い付く。
「ちょ、も、あかん・・・て・・・」
「ん・・・」
 ガクンっと力の抜けた静留の腕が崩れ落ちる。
 荒い息を繰り返しながら、それでもなつきの体に体重をかけまいと気を使い、ごろりと横に転がる。
 半分脱がされたままの姿の静留を、先ほど取り上げられた抱き枕の代わりかのようにぎゅっと抱きしめる。
 そして・・・。
「zzz」
「・・・え?」
 ・・・聞こえてきたのはなつきの寝息だった。
「な・・・なつき?」
「zzz」
「なつきの・・・あほぉぉぉっ」



「ふぁぁぁぁっ・・・ん?あれ?・・・し、静留?」
 自分の腕の中で半裸の静留がすやすやと眠っているのをキョトンと見つめた。
 何がどうなっているのかわからず、なつきの頭は混乱した。
「えっと・・・?」
 昨日は明け方までゲームをしていて、やっとのことでボスを倒したところで力尽きたような・・・。
「どうして静留が?」
 結局根本的には何もわかりはしなかったのだが、それでも腕を解き放つわけでもなく、ただ目の前の静留の寝顔を見つめていた。
「ふふっ・・・かわいいもんだな」
 ちゅっと静留の瞳の上に触れるだけのキスをする。
「ま、いっか・・・静留だし・・・」
 きゅっと少しだけ力を込めて抱きしめると、なつきは静留のいる夢の世界に再び戻って行った。


 幸せな休日だった。
スポンサーサイト

* 「静留×なつき」目次へ戻る
*    *    *

Information

Date:2008/08/25
Trackback:0
Comment:0

Comment

コメントの投稿








 ブログ管理者以外には秘密にする

Trackback

TrackbackUrl:http://moetetsu7.blog59.fc2.com/tb.php/70-9d5a068e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

+
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。