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□ 静留×なつき □

心の糸5

ちと短いかな




 結局ほとんど眠ることも出来ず、まだ少しフラつく足で静留は昼前には学校に向かっていた。これ以上一人で部屋にいても、どんどん追い詰められていくだけだ。
 仕事をしている方がよほど気が紛れるというものだ。
 誰もいない生徒会室で一人、静留は山のような書類をチェックしていた。
 突然飛び込んできたなつきの剣幕には驚いたが、来る途中で命に出会ってしまった時にこうなることは予想していた。
 ため息が洩れた。
 じっと静留の手元を睨みつけるように見ているなつきの視線が痛い。
 どれほど時間が経っただろうか、カタンという音がしたかと思うとなつきが椅子から立ち上がり、カーテンを閉め始めた。
 そろそろ静留の仕事も区切りがついてしまう。
「なぁ静留」
「ん?」
「昨日お前保健室で・・・」
 ドクン
「すごくうなされていたよな」
ドクン ドクン
「そうどすか?」
 努めて平静に答える。
 何を言っていたのか覚えはないが、鮮明に映像だけは残っていた・・・去って行こうとするなつきの後姿。
「もしかして・・・いつもあぁなのか?」
「・・・聞いてたん?」
「少しだけな。何があったんだ?静留、わたしにも言えないことなのか?」
「・・・」
 あんたやから言えへんのや。
 そう喉から出かかった言葉を飲み込む。
「なぁ静留」
「何でもありまへん、最近ちょお夢見悪いだけやさかい、あんまり心配せんときよし、な?」
 いつものように笑ってそうたしなめる。
「本当か?本当に本当なのか?」
 必死で何度も確認の言葉を投げかけてくるなつきが意地らしゅうて微笑ましい。
「せやねぇ、なつきが隣で添い寝でもしてくれたらよぉ眠れるかもしれませんなぁ」
 何を言うてんのやうちは。
「ばっ!ふざけるな!!全くおまえというやつは」
「ふふっ」
 真っ赤になってぷりぷり怒るなつきに、静留はふわりと微笑んだ。
・・・これでえぇんや、これで。
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Date:2008/08/25
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