Planetarium SS置き場

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


* 「スポンサー広告」目次へ戻る
*    *    *

Information

□ シズル×ナツキ □

守りたい

ナツキ頑張る!の巻(笑)
あたしはナツキ学園長が大好きです!(ヘタレでも)



「あいたたたっ、たくぅ~舞衣のヤツ手加減ってもんを知らんな」
「あらあら、ナツキまたこない傷だらけなってしもて」
 腕や頬についた傷を押さえるようにして中庭を歩いていたナツキを見かけたシズルは声をかけた。
「ん?あ、シ、シズル!・・・お姉さま」
 きょろきょろと人の目を気にするように視線を泳がすと、最後の部分を聞こえるか聞こえないかの小声で付け足した。
「どないしたん?また舞衣さんと舞闘?」
「ん、あぁ、まぁ」
「毎回毎回よぉそない傷だらけになりますなぁ、ナツキはちょぉ不器用なんかなぁ?」
 痛い所を突かれたナツキは、ぷいっとそっぽを向くとふてくされたように芝生にヒザを抱えて座り込んだ。
「わ、悪かったな、不器用で」
 ナツキはシズルの舞闘を思い浮かべるが、自分では強さはおろか優雅さでも全然足元にも及ばないと思っていた。
 それが悔しかった。
 多少無茶をするが、まだ舞衣の方がシズルに近いんじゃないかと感じてしまい、それもまたナツキには悔しかった。
「シズルは凄いんだな、どうしてそんな風に舞えるんだ?」
「そうどすか?たいしたことあらしません」
 シズルも並んで隣に座ると、ナツキの顔を覗き込む。
「そんなことはないぞ・・・シズルのは・・・キレイだ」
「おおきに、お世辞でも嬉しおす」
「お世辞なんかじゃないぞ!そりゃみんな憧れるよな」
 フっと自嘲気味に笑うと、ナツキは抱えた膝に顔を埋めた。
「大丈夫、ナツキにはナツキのえぇとこがちゃぁんとあります」
 優しく頭を撫でられ、ナツキはゆっくり顔を上げる。
「え?」
「それに、ナツキがうちみたいになろぉ思ってもムリどすやろ?」
 ニッコリと天使の笑顔でキツイ一言をお見舞いされ、一瞬ヘコんだナツキだったが
「ナツキにはナツキの戦い方がきっとあります、せやさかいあんまりあせらんと、な?」
 と、もう一度よしよしと頭を撫でてくれるシズルの手に励まされた。
「ホントか?」
 眉を寄せ、不安そうに、縋るようにシズルを見上げる。
「えぇ、ホンマどす。まぁせやけどナツキになんぞあったらうちがいつでも守ったるさかい安心しよし」
「そ、そんな情けないことは出来ん!絶対強くなってやる!」
「ふふっその意気どす」
 握りこぶしを震わせると、ナツキはすっくと立ち上がり、シズルを見下ろした。
「見てろシズル!わたしは負けんぞ!」
「はいはい」
 はんなり微笑むシズルの笑顔に、ナツキの頬が染まる。
 やっぱりシズルの笑顔は無敵・・・だよなぁ。

  ☆

 ナギの放った砲撃がわたしを狙って放たれたその瞬間、わたしの体を庇うように包み込む腕。一瞬何が起こったのか理解が出来ず、思わず目を閉じてしまった。
 もう終わりだ!と思った瞬間をアリカに救われたのだが・・・わたしを庇ったのはシズルだった。
 あの時は必死だったから何も疑問に思えず、問うこともしなかったが・・・。

  ☆

「シズル!」
「はい?」
「あの時お前はどうしてわたしを庇った?下手したら死ぬところだったんだぞ?というかアリカが来なかったら二人とも助からなかっただろうが・・・な」
「うちはナツキを守りますって約束したやないの」
「約束?」
「覚えてはらへんの?」
「いや、あれはその・・・わたしを励ますために言ったんじゃないのか?」
「それもあるけど、でも本心どす、お姉さまがかわいい後輩守らんでどないしますのん」
 ツンっとナツキの額をつつく。
「・・・いつまでも後輩なんだな、わたしは」
 少し寂しそうに俯く。
「ふふっ、よしよし」
「今度は子供扱いか?」
「だってナツキかいらしぃんやもん」
「シズル・・・わたしは・・・わたしがお前を守りたい」
「え?」
「守れるくらい強くなりたいんだ」
「わたしのせいでお前は色々ガマンをしたじゃないか・・・牢獄に入れられたり、ホントは簡単に抜け出せたはずなのに敵の言いなりになってたり・・・わたしがもう少し強かったらそんなことさせずに済んだはずなんだ」
 ドンっと悔しそうに拳を固めて机に叩きつける。
「いつまでも守られてばかりはイヤだ」
「せやけどなぁ・・・どうやってもナツキ、うちに勝てませんやろ?」
「そっそれは・・・そうかもしれないが・・・」
「えーの、うちがそうしたかっただけやから・・・ナツキと死ねたら本望やと思ったし」
「バカ言うな、まだわたしたちにはやることが山ほどあるんだぞ!死んでたまるか」
 スネたのか照れているのか、顔を赤らめてぷいっとそっぽを向く。
「そうどすなぁ、まだ死ねまへんなぁ」
「そうだ・・・今度あんなことしたら絶対許さないからな」
「覚えときます」
スポンサーサイト

* 「シズル×ナツキ」目次へ戻る
*    *    *

Information

Date:2008/08/23
Trackback:0
Comment:0

Comment

コメントの投稿








 ブログ管理者以外には秘密にする

Trackback

TrackbackUrl:http://moetetsu7.blog59.fc2.com/tb.php/47-24a8b5cf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

+
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。