Planetarium SS置き場

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あなたのために

ここにきて、にこまきです
二期見過ぎ(笑)



 何だろう、わたしって絡まれやすいのかしら?
 でも希や絵里の絡み方とは違うのよね。
 会えばいつもケンカになるし、意地の張り合いになっちゃう。
 でもじゃあキライなのかって聞かれたら、別にキライじゃない。
 にこちゃんのまっすぐなところはむしろ尊敬してたりもする。
 でも何故か会うたびにケンカになっちゃうのよね。
 どうしてかしら?

「真姫ー!あんたちょっとは三年生を尊敬したらどうなのよ!」
「先輩後輩禁止したのはそっちでしょ?」
「うっ」
「大体にこちゃんわたしに尊敬されるようなことしてる?」
「どういう意味よ!」
「いつもいつも子供っぽいことばかり言うし、勉強は1年生のあたしに教わるレベルだし・・・1つだけ尊敬できるのは料理の腕くらいよ!」
「あーのーねーーーー!バカにしてんの?」
「ふんっ」

 あー、またやっちゃった。
 どうして素直になれないかなぁ。 
 にこちゃんにはいいところがいっぱいあるの知ってるのに、ちゃんと伝えられないのがもどかしい。

「・・・で?どうしたいん真姫ちゃんは?」
「どうしたいとか・・・わかんないけど」
「うちらはにこっちと付き合い長いし、にこっちのえーとこいっぱい知ってる。けどそれは真姫ちゃんもやろ?」
 コクリと頷く。
「にこは強いもんね。家の手伝いとかアイドル研究部のこととか、全部1人で抱えてきたし」
 困ったように眉を寄せて苦笑いをする絵里。
「あんな性格やから自分のこと誰にも相談したりせーへんし、あんまり話してもくれへん」
「ん、そうね」
「こっちから歩み寄るしかないんやけどなぁ〜真姫ちゃんにそれが出来るかなぁ?もうすぐうちらも卒業やで〜」
 ニヤリと勝ち誇ったように笑う希。
 そんな顔されたら思わず言っちゃうでしょ?
「で、出来るわよ!やってやるわよ!」
「ん!真姫ちゃんは素直が一番やで」
「ったくー三年生はめんどくさい人ばっかりね!」
「真姫に言われたくはないけどね」
 ポンっと頭に置かれ、撫でる絵里の手が勇気をくれる。


「で?何の用?音楽室なんかに呼び出して」
「あの・・・ね、にこちゃん」
「何よ?」
「あ、その・・・新しい曲が出来たから聞いてもらおうかと思って」
 キョロキョロと辺りを見回すにこちゃん。
「にこだけ?」
「え?」
「呼び出したの、にこだけなの?」
「あ、うん」
「ふんっ、まぁいいわ聞かせて」
 ドカっとパイプ椅子に座ると腕と足を組んでふんぞり返る。
「んもう・・・」
 ピアノを前にして座ると鍵盤を見つめる。
 今から音に気持ちを乗せて紡ぐ。
 深呼吸を1つ。
 指先を鍵盤に走らせる。
 何度も弾いてきた曲、もう目をつぶっていても弾けるようになっちゃったわ。
 にこちゃんと自分しかいない空間。
 周りの景色が真っ白に消えて行く。

 隣に気配を感じて目を開ける。
 にこちゃんがいた。
 あたしの肩にもたれて目を閉じていた。
「にこちゃん?」
「いい・・・曲じゃない」
「ホント?」
「嘘なんか言わないわよ」
 ほっぺを真っ赤にしてそっぽを向くにこちゃん。
 わたしはおもいきって言葉にした。
「にこちゃんの為に作ったの」
「え?」
「前に曲は三年生の為の義務感で作るもんじゃない、みんなの為に作るものだっ!みたいなこと言ってくれたでしょ?」
「うん」
「でもこれはにこちゃんの為に作ったの、にこちゃんだけに聞いてほしくて」
「・・・何で?」
 にこちゃんの小さな肩に頭を乗せる。
「にこちゃんが好きだから・・・いつもいつもケンカばっかりしちゃうけど、でも・・・ホントはにこちゃんの強さも、まっすぐなところも好きだし尊敬してるわ」
「真姫・・・」
「だから・・・忘れないで・・・わたしのこと」
「ばかね、忘れるわけないじゃない」
 不意に反対の肩に感じる小さな手。
「にこちゃん?」
 きゅっと抱き寄せられ、コツンと額と額が触れ合う。
「こんなに可愛い後輩・・・ううんこんなに可愛い真姫のこと、忘れる暇がないくらい会いに行くわよ」
「ホントに?」
「ほら!泣かないの!にこが嘘言ったことある?」
「いっぱいあるじゃない・・・」
「うっ・・・ホラ・・・涙拭いて」
「ん」
「真姫・・・ありがとね、大事にするからこの曲。良かったらCDに焼いてくれる?」
「イヤよ」
「何でよ!そこは素直に・・・」
 最後まで言わせない。
 今日はケンカなんてしたくない。
 だから耳元に唇を寄せてそっと囁いた。


「聞きたかったら会いに来て、いつでも弾いてあげるから」




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Date:2016/01/12

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