Planetarium SS置き場

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ずっとそばに

のぞえりです
μ's活動日誌から






「希、今度は何を占ってるの?」
 生徒会室で1人、真剣な表情でタロット占いをしている希。
「んー?ナイショ」
「どうして?」
「それもナ・イ・ショ」
 カードを一枚唇に添えてニッコリ笑う。
「そう言われると余計気になるじゃない」
 背後から抱きしめると耳元で囁いた。
「イジワル」
「んもう〜くすぐったいってば!そういえば・・・初めてえりちに占いした時のこと覚えてる?」
「覚えてるわよ!希、不吉なことばかり言ったわ!一ヶ月以内に不幸なことが起こるとか、三年間彼氏が出来ないとか」
「あはは、言うた言うた。まぁあれは嘘やってんけどなー」
「え???あれ嘘だったの???」
 思わず希の顔を覗き込む。
「え?気づいてなかったん?だってあんなデタラメ言うなんてどういうつもり?とか後で文句言って来たやん?気づいてたんかと思ってた」
「あの時はデタラメだって思いたかったのよ!両親がロシアから一時帰国する時期だったし」
「それは・・・ホンマにごめんなぁ」
 眉を寄せ、本当にすまなそうに謝る。
「もういいわ、でもどうしてあんな嘘言ったの?」
「んーーー外見は金髪美人さんでやたら人気モンやのに気ぃ強そうで賢いこと鼻にかけてんなーて見えて、何か好かんかったっていうか・・・きっと嫉妬やったんやろうなぁごめんなぁ」
「そうなんだ?じゃあお互い様だったのね」
「あ、やっぱり?」
「ん、いつもヘラヘラ笑ってて、誰にでもいい顔して、占いなんて怪しげなことして人を集めてるなんて変な子!って思ってたわ。でもいつも笑ってる希が羨ましかったのねきっと」」
「中々ヒドい言われようやな」
「お互いにね」
 顔を見合わせてクスクス笑う。
「でも一個は当たってたやろ?」
「何の話?」
「えりちには三年間彼氏出来ないよっていうの」
「あぁ・・・そうね、確かに彼氏は出来なかったわね」
「ん」
「まさか彼女が出来るとも思わなかったけど・・・ね」
 クイっと希の顎を持ち上げると親指でチョンっと唇に触れる。
 恥ずかしそうに一度俯き、あたしの腕を解く希。
 身体ごとあたしの方に向き直ると、腕が伸びて来てぎゅっと首にしがみつかれた。
「ちょ、希?」
「うちも思ってへんかったもん・・・えりちの彼女になれるなんて」
「じゃあその彼女さん」
 希の顔を見たくて腕を取ると、真っ赤に染まった頬をつつく。
「何を占ってたのか教えてくれる?」
「それは・・・」
「それは?」
「えりちが・・・」
「あたしが?」
「ずっとうちのそばにおってくれるかどうか・・・を」
 目の前に差し出された、まだ見ぬ最後の一枚のカードを奪い取ると放り投げる。
「じゃあ必要ないわね」
「え?」
「そんなの決まってるもの」
「?」
「あたしはずっと希のそばにいるし、希はあたしのそばにいるのよ。それがあたしの意思だし、希の意思だと思ってる・・・」
 うっすらと涙を浮かべる希の瞳にキスをすると
「けれど?どうかしら希さん?」
 と微笑みかける。
「えりちのあほぅ」
「えーー?ヒドくないそれ?あたしと一緒にいるの・・・イヤ?」
「そんなん・・・一緒にいたいに決まってるやろ?ずっとおるもん」
「ハラショー!大好きよ希!」

 



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Date:2016/01/12

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