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□ ラブライブ □

素直になれば

まきのぞえり、なのにえりち不在(笑)

すいませんラブライブです





 まだμ’sに入る前からやたらとわたしに絡んで来る人、その名も東條希。
 どうしてわたしにそんなに絡んで来るのかなってずっと不思議だった。
 わたしのことをめんどくさい子だと言いながらいつも笑ってた希。
 希や絵里、にこちゃん、穂乃花や海未、ことりのことを先輩扱いしないというルールが出来ても、わたしは中々素直に呼べなくて。
 凛や花陽が不器用ながら馴染んでいく様子を横目でみながら少し嫉妬もしていた。
 彼女たちみたいに素直になれたらと何度思ったことか。
 
 そんなわたしを少しだけ素直にしてくれたのは希だった。
 
 わたしには友達や仲間と呼べる相手がずっといなかった。
 うちの家柄や優秀だった成績も邪魔だったのかもしれない。
 何よりも素直じゃないこの性格が一番の原因だったと思う。
 初めて出来た友達の花陽や凛は素直すぎるくらい素直で、ものすごくいい子たちだった。
 でもわたしはあの2人みたいにはなれなかった。
 
「真姫ちゃんはめんどくさい子やね」

 そう言って笑った希。
 人のことを枕投げの犯人に仕立て上げたり、やたらとわしわしして来たり、何かとちょっかいかけて来るけど、それはきっとあたしに素直になるきっかけを与えようとしてくれたんだろう。最初はイライラもしたけど、一度素直になってみると希の優しさがあちこちに溢れていることに気づいた。
 2人っきりの海辺でμ'sが大好きだと語った希はとてもキレイで、思わず見惚れて微笑み返してしまった。


 希がいなかったら、もしかしたらわたしはずっとみんなに壁を作ったままだったかもしれない。


「ねぇ希」
「ん?どしたん?真姫ちゃん」
 音楽室で2人っきり、新しい曲を聞いて欲しいと希を呼び出した。
「希は・・・エリーのことが好きなんでしょう?」
 ポンポンと人差し指で鍵盤をゆっくり叩きながら勇気を出して問う。
「そやねぇ、えりちは見た目かっこえぇからなぁみんな憧れてるやろ?」
「そうじゃなくって!」
「そうじゃなくって?」
 わたしの剣幕に目を丸くする希。
「希が言ってた、素直じゃないめんどくさい子をわたし以外にも知ってるって、あれはエリーのことよね?」
 黙って見つめて来る希。
 それはきっと肯定。
 最初の問いと後の問い、両方に対するそれが答えなんだろう。
「わたしは希のことが好き。希がいなかったらきっと今のわたしはなかったわ。でも希はわたしの後ろにエリーを見てる・・・ううん、エリーにわたしを重ねてるのね」
「真姫ちゃん・・・ごめんな」
「謝らなくていいわ、わかってたし」
「うん」
「いつも一緒だものね」
「うん、出会った時から、えりちがめんどくさい子やってわかってからもずっとえりちだけを見て来た。えりちが行くんならうちも行くし、えりちがやりたいことにはうちもつき合う。えりちの力になれることならうちは何でもするよ」
「わたしを・・・素直にさせようと言い出したのはエリー?」
 ふるふると小さく首を振る。
「えりち結構強引なとこあるけど、真姫ちゃんのことは昔の自分見てるみたいで特に気にしてたんよ。自分がそうやったから強引にいってもあかんってわかってたと思う。でもうちはちょっと強引に行くくらいじゃないと真姫ちゃん素直になってくれんと思って・・・だからあれはうちの独断。えりちは関係ないよ。えりちはノってくれただけ」
「希・・・」
「散々絡んだ甲斐あったわ〜素直な真姫ちゃん見てるの嬉しいもん」
 本当に嬉しそうに笑ってくれる。
「ばか・・・でもありがと」
 希の制服の裾を軽く握る。
「真姫ちゃん」
 名を呼ばれ、次の瞬間わたしは希の胸の中にいた。
 ぎゅーっと抱きしめられ、ポンポンと優しく背中をあやされる。
 涙が溢れて来る。
「希・・・困らせてごめん」
「えぇよ、そのかわりこのことはえりちにはナイショな」
 シーっと唇に人差し指を添えて笑う希にコクリと頷く。
「うちのこと好きになってくれてありがとう」


 希を幸せにしなかったらエリー・・・許さないわよ!

 
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Date:2016/01/10

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