Planetarium SS置き場

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□ ラブライブ □

惚気

何を思ったかラブライブです。
途中わけがわからなくなったけど、もう投げぱなしにします。
あたしこんな長いの苦手なのにーーもっとさらっと短いの書きたかったのにー(笑)

そんなわけで謝っておきます、すいません(笑)









「えりちのあほ!もう知らんからね」
「ちょっとのぞみ?どこ行くのよ」
「どこでもえーやろ」
 うちは生徒会室を後にした。
 いっつもおった場所にいられへん以上、うちが行くとこなんか部室か教室か屋上か花園しかない。
 ・・・結構色々あるやん。
 屋上は今頃みんな練習してるかな。
 まだ生徒会手伝ってるはずのうちが行ったら変に思われるかもしれん。
 教室は・・・クラスの子に会うのもな。
 うちはぶらりと花壇に向かった。


「んもう!のぞみのばか!」
 ぶつぶつ言いながら、二人でやるはずだった仕事を一人で黙々と・・・ではないけどこなしていく。
「あんなことで怒らなくたっていいじゃない!」
 感情の行き場を無くしたあたしは思わず書類をたたきつけてしまった。
 その時だ、ドアが小さく開いたかと思うと恐る恐る顔を出したのは、理事長と今後の活動について話をしにいっているはずの海未だった。
「あの、今すごい音がしたんですけど・・・」
「え?あ、ごめんなさい、なんでもないの」
「あれ?一人ですか?希は?」
「知らないわよ!」
 その名前を出されて思わずキツイ口調が出てしまった。
「あ、ごめんなさい」
「いえ、大丈夫です・・・それにしても珍しいですね二人が喧嘩なんて」
「喧嘩?」
「えぇ、違うんですか?」
「知らない!希が勝手に怒ってるだけよ」
 困ったように苦笑いをする海未。
 我に返ったあたしは海未に笑顔を見せる。
「あ、何か用事だった?ごめんね」
「いえ、書類に目を通してもらおうと思っただけなんですが・・・忙しそうなんでまたにします」
 あたしの机を見て察したのか、くるりと背を向けて帰ろうとする海未。
「海未!」
「はい?」
「よかったら・・・手伝ってくれるとありがたいんだけど」
「え?わたしが・・・ですか?」
「ダメ?」
 困ったような顔をして見せる。
 いや実際少し困っていた。
 で、こうすれば海未が断らないこともわかっていた。
「わたしでよければ」
 ほらね、海未は快く座ってくれる。
 勘がいいし真面目だから仕事を頼むのにこれ以上の人材はいない。
 希が悪いんだからね!


「アレー?真姫ちゃんやんどうしたん?練習は?」
 真姫が花壇の水やりをしていた。
「行くわよ、これが終わったら」
「珍しいやん、真姫ちゃんが水やりとか」
「さっきエリーに頼まれたのよ」
 少しめんどくさそうに答える。
「えりちに?」
「そうよ、生徒会の仕事で遅くなるから代わりにやっといてくれないかなって」
「そうなんや」
 何でえりちがそんなん気にすんのやろ。
 いつもうちがやってることやのに。
 まぁ今頃仕事してる予定やったもんなぁ。
「で?生徒会の仕事は終わったの?こんなに早く終わるんだったらあたしが来る必要なかったわね」
 手にしていたじょうろを渡される。
「まだ・・・やと思う」
「え?」
「うち飛び出して来てもーたから」
「ん?」
 怪訝な顔でうちを見る真姫ちゃんから視線を逸らしてしもた。
「喧嘩したのね?」
「べ、別に喧嘩とかちゃうねんけど・・・」
「んもう、3年生のあなたたちが揉めるとめんどくさいんだから、あたしたちを巻き込まないでよね」
「ん」
 しょぼんと俯くうちを見て真姫ちゃんが大きなため息をついた。
 ふっと真姫ちゃんん後ろの校舎を見上げると、生徒会室の窓が見える。
 そこにわずかに見える影が二つ。
 あれは・・・海未ちゃん?何で海未ちゃんが生徒会室に?
「ねぇ、ホントに行かなくていいの?」
「え?あ、うん・・・もううちがいなくても大丈夫みたいやし」
「え?」
「練習行こっ」
 うちは真姫ちゃんと一緒に屋上に向かった。


「あの、これ、はんこ押しておきました。こっちでいいですか?」
「ありがと、希。そっちに入れておいて」
「え?」
 海未が怪訝な顔で振り返る。
「え?あ、ご、ごめんなさい海未」
「いえ・・・絵里・・・大丈夫なんですか?」
「何が?」
 とぼけてみる。
「希のことです。何があったかはわかりませんが、仲直りした方がいいんじゃないですか?」
「だから喧嘩じゃないって」
「でも・・・」
 ゆらりと立ち上がると、海未の手にしていた書類を手に取った。
 そのまま壁に追い詰めて、空いた手で行く手を阻む。
 書類の束を放り投げると海未の顎をクッと持ち上げた。
「いいのよ、こうして海未がいてくれるんだから」
「絵里!」
 ビクンっと手が止まる。
 書類の束を抱いた海未が眉間に皺を寄せて睨んでいた。
「何をするつもりですか・・・?」
「何って・・・キス・・・かな?」
「わたしのことなんて好きでもないのに・・・ですか?」
 何だか泣きそうになるのを一生懸命堪えているみたい。
 まっすぐな瞳があたしを睨む。
「あら、好きよ?海未は美人だし真面目だし仕事もできるし・・・」
「やめてください!!」
 パシンっと渇いた音が響く。
 頬が熱い。
 あぁ、叩かれたんだと気づくのに数秒かかった。
 恐る恐る海未の顔に視線を戻す。
 泣いていた。
「わたしはこうして仕事をお手伝いすることはできます。でも・・・希の代わりにはなれませんし、なりたくありません」
「海未・・・ごめんなさい」
 俯くあたしの胸にきゅっとしがみついてくる海未。
「海未?」
「絵里は狡いです」
「うん」
 肩に額を押しつけ、緊張で掠れた声で尋ねる。
「わたしの気持ち、気づいてますよね?」
 答えられなかった。
 だってホントのことだから。
 海未があたしに好意を抱いていることくらいとっくに気づいてた。
 でもあたしには希がいたから、気付かないフリをした。
 代わりにそっと背中を抱き寄せる。
「やっぱり絵里は狡いです」
「うん・・・そうかもね」


「あーーーーっ希ちゃんと真姫ちゃんが来たにゃー」
 ダダダーっと走って来るとぴょんっと飛びついて来る凛。
「あれ?今日は遅くなるって言ってなかった?希ちゃん」
 後ろから花陽が不思議そうに首をかしげる。
「あぁ、うん、ちょっと早く終わったから」
「じゃあもうすぐ絵里ちゃんも来るかにゃ?」
「どやろ?」
「どうでもいいけど絵里はいないし、海未もいないから練習になんないんだけど!」
 腰に手を当て、仁王立ちでうちと真姫ちゃんを睨むのはにこっち。
 まぁ仁王立ちゆーても、うちよりちっさいから(いろんなところが)迫力はないんやけど。
「そんなのにこちゃんが部長なんだからやればいいじゃない」
「うっ・・・」
 真姫ちゃんに正論でツッコまれて怯むにこっち。
 そんなにこっちの背後に回ったうちは、両手指をわきわきっと動かした。
「あっ」
 真姫ちゃんが一瞬小さく声をあげた瞬間、うちはにこっちの胸をわしづかみにした。
「きゃぁぁぁぁっ」
「ここかぁ!ここがええのんかー」
「ちょ、希やめっ、ばかっ、ヤダ!」
「うちみたいにおっぱい大きなるようにマッサージしたるやんかー」
「大きなお世話よ!」
「ちょっと希!いい加減にしなさいよ!」
 真姫ちゃんの制止も無視してにこっちを抱きしめる。
 練習もせずにきゃぁきゃぁとはしゃいでいた時だ、ガチャっとドアが開く音にうちらは振り返った。
「あ、海未ちゃんにゃ!」
 うちの手が止まった瞬間、にこっちがうちの手から逃れ、真姫ちゃんの後ろに逃げ込んだ。
「大丈夫?にこちゃん」
「大丈夫じゃないわよ!」
 そんなやりとりを無視して視線を海未ちゃんに向けると視線がぶつかる。
 先に目を逸らしたのは海未ちゃんやった。
「あ、あの・・・着替えてきます」
「あ、うちも行く」
 いこっちを解放すると、出ていく海未を追って屋上を出た。
「ちょっと希?あんたまで何で出てくのよ!」
 扉が閉まって、階段を下り始めたタイミングで、うちはまだ使ってないタオルを差し出した。
「はい、これ」
「?」
 不思議そうにこちらを見る海未の頭からタオルを被せる。
「希?」
「涙・・・拭いて」
「え?あっ」
 その時初めて自分が涙をあふれさせていることに気づいたのか、慌ててタオルを掴んで顔に当てる。
「どうして・・・?希」
「海未ちゃんに辛そうな顔させてる原因、うちとちゃうかなーと思ったから」
「・・・気づいてたんですね」
「そらまぁ、ね」
 黙って階段を下りていく。
「海未ちゃんがえりちのこと好きなんはわかってたよ、うちもいっつもえりちばっかり見てるから」
 ピクンっと動きが止まった。
 顔を上げ、タオルの隙間からうちを伺う。
「でもごめんなぁ、こればっかりは譲れんのよ」
「・・・わかってます」
 俯く海未の背中を抱き寄せると、ポンポンっと撫でる。
「えりちに何か言われた?」
「わたしは・・・希と一緒にいて幸せそうに笑ってる絵里が好きなんです」
「ん」
「わたしは希の代わりにはなれませんし、なりたくありません」
「せやなぁ」
「だから・・・」
「ん?」
「だから思わず叩いてしまいました・・・絵里のこと」
 きゅっとうちのTシャツを握りしめた。
「え???」
「すいません希・・・あの・・・」
 普段はキリっとしててかっこよくて、真面目でどっちかってゆーたらちょっとお堅いけど女の子からの人気はえりちと張るくらいの海未ちゃんにこんな縋るよう顔されたら・・・かなわんなぁ。
 えりちがちょっかいかける気持ちもわからんでもないけど。
 よしよしと長い黒髪を撫でる。
「うちに謝ることやないし、どうせえりちが何かしたんやろ?何もないのに海未ちゃんがそんなことするとは思えんもん」
「・・・」
「そないな顔せんと、な?」
 コクりと頷く海未ちゃんの涙をそっと拭いてあげると、うちは階段を降りた。
「希?」
 くるりと振り返ると
「やっぱり遅れるってみんなに言うといてくれる?」
 笑って見せた。
「え?」
「ちょっと説教してくるわ」
「あ、ちょっと希???」
「ちゃーんと濡れタオルも持っていくから大丈夫」
 言ってうちは生徒会室に足を向けた。


「んもう!!また間違えた!」
 希に続いて海未もいなくなった苛立ちからミスを連発する。
 そのせいで苛立ちが増すという悪循環に襲われていた。
 はぁーーーーっと大きなため息をつくと、机の上に突っ伏した。
「もう無理!一人でなんて出来ない!ばかばかばかっ」
 誰にともなく愚痴る。
 コンコンというノックに答える気力もなく、無視を決め込んだ。
 誰かが入ってくる。
 あぁ、鍵、閉めるの忘れてたなぁと思いながら、面倒だけど体を起こす。
「今立て混んでるので少し待って・・・え?」
「ただいま」
「あ、おかえり・・・なさい」
 希がシレっと立っていた。
 書類が散乱している机に視線を向ける。
「仕事、ちっとも進んでへんやんか」
「あ、えっと、その」
 勢いよく立ち上がり、わたわたと書類をかき集める。
「もうーホンマしょうがないなぁえりちは、うちがおらんと何にも出来へんのかなぁ」
 隠そうとして隠しきれなかった書類を腕の隙間から拾われると、希があきれたようにふふっと笑った。
「だって・・・」
「ほら、早く終わらせて練習行こ」
 手を差し出され、その手と希の顔の間を何度も視線をさまよわせた。
 この手を素直に取っていいものか悩む。
「あのっ・・・希・・・さっきはその・・・」
 ごめんなさいっと聞こえるか聞こえないかくらいの声で謝る。
 差し出された手を取る勇気もないあたしの手がふわりと包まれた。
「えーねん、うちも素直じゃなかったし」
 ニッコリ微笑まれ、少しホッとした時だった。
「でもな」
 油断したあたしの手がグイっと思いっきり引っ張られ、腰を抱かれたかと思うと、耳元で囁かれた。
「浮気はあかんなぁ浮気は」
「え????」
 かぷっと耳たぶを甘噛みされると背中にツツーーーっと指を這わせた。
「やっ」
「うちは何でもお見通しなんやからね」
「あのっ、希?」
「浮気しただけじゃなく、後輩泣かせるのもどうかと思うし」
「!!!」
 バレてる!見てたの?さっきのあれ・・・。
「どないして償ってもらおかなぁ」
 今度は脇腹に触れる。
「やっ・・・ごめんなさい」
 最早謝ることしかできなかった。


 小さく身を縮めるえりちがかわいくて、ついいじわるしてしまう。
 そのままジワジワと壁に追い詰めると、えりちの唇に人差し指で触れた。
「海未ちゃんにキス・・・したん?」
 ぷるぷると首を振る。
「でも・・・しようとしたんちゃう?」
 ぴくっと肩が震える。そして今度は首を振らなかった。
「ホンマ嘘つかれへんなぁえりちは」
 思わずため息が洩れる。
「えりちは罪作りや、モテるからしょーないかもしれんけど、ちょっとは自覚した方がええよ?」
「え?」
「えりちのことすっごい好きなんはうちだけとちゃうんよ?」
 海未ちゃんが叩いたと思われるえりちの左の頬に触れる。
 赤くなっていた。
「わかってるけど・・・海未には悪いことしたと思ってるけど・・・」
「けど?」
「希がイジワルするからつい・・・」
「つい・・・なぁ」
「希だってしょっちゅう色んな子の胸揉んだりベタベタちょっかい出したりするじゃない」
「それとこれとは・・・」
「一緒だもん」
 もんって・・・えりち。
 ぷんっとちょっと拗ねたように頬を膨らませるえりちがかわいくて、思わず笑みがこぼれた。
「わかったわかった、ごめんな」
「希のばか」
「はいはい、それにしても・・・まぁ見事な手形つけられたねぇ、このままじゃ練習行かれへんやん」
「そんなに?」
「そんなに」
 ちょぉ待っててっと言い残し、うちは部屋を出た。
 ハンカチを濡れして戻ったら、えりちはもう元の席に座ってた。
「はい」
 濡れたハンカチを頬に当てる。
「気持ちいい」
「ちょっとは腫れひくかな」
「反省してるわ」
 頬にあてたハンカチに手を添え、恥ずかしそうにため息をつくえりち。
「うち、海未ちゃんの代わりに説教しにきたのになぁ」
「説教?」
「ワガママやわ、浮気するわ、後輩泣かせるわなトンでも生徒会長さんになぁ」
「うっ・・・」
 うちの厭味に怯むえりちを見ていると、何だか笑えて来た。
「ふふっあははっ」
「希?」
 頬を膨らませるえりち。
「んもう~何だかあほらしくなってきたわ、うちも甘いなぁ」
「何よ!んもう!」
「海未ちゃん泣かせたことは謝った方がえぇと思うけど、浮気は今回は多めに見るわ。うちにも原因あったし」
「・・・いいの?」
「えぇも何も、えりちがホンマに好きなんは誰?」
「希に決まってるじゃない!」
「ありがと、うちもえりちが好きよ」
「ホントに?」
「嘘やと思う?」
「・・・思わない」
 頬を、違う意味で紅く染めたえりちの頭をポンポンと撫でる。
「たまたまうちはえりちと同じ学年で、付き合いもちょっとだけ長かったからこうして今一緒にいてるけど、もしもそうじゃなかったら・・・海未ちゃんとか、えりちのこと好きな子と逆やったらどうやったんかなって時々思うねん」
「希・・・ばかね」
「えぇ???」
「そんなの、どこにいようがいつ出会おうがあたしは絶対希を見つけるし、希しかいらない」
 まっすぐ見上げる瞳。
 さっきまでうちにイジワルされて怯んだり、凹んで泣きそうなったりしてるえりちとは思えない、時々見せるカッコイイバージョンえりちや。
「そっか・・・」
 嬉しすぎて緩みまくった頬を、ツンツンっと突かれる。
「ほっぺたユルユルよ」
「イジワルっ」
 あははっとやっと笑顔を見せてくれたえりちの頭を、握りしめたゲンコツで軽く小突いた。
「好きよ、希」
 手を捕まれ、引き寄せられたうちの唇にえりちのそれが触れた瞬間、わだかまっていたイロイロな感情がスッと消えてなくなった。
「もう・・・しょうがないなぁえりちは」
 言って今度は自分からもう一度キスを求めた。


「ちょっと希!昨日何で帰って来なかったのよ!」
 手形が消えなかったこともあり、結局2人して練習を休んだ翌日、にこっちの雷が落ちた。
「絵里も来ないし、ホントにやる気あるの?」
「ごめーん、どうしても仕事が終わらへーんってえりちが泣きついてくるんやもん、ほっとけんやろ?副会長なんやから」
 やれやれというように首を振る。
「それはそうだけどさぁ、海未も何か様子おかしいから練習進まないし!」
「ごめんなさい、希がいなかったら片付かなかったの」
 真剣な顔でホンマにすまなそうに謝るえりちを見たらにこっちもあんまり強く出られへん。
「んもう・・・しょうがないわねぇ」
 渋々引き下がるにこっちの後ろにいる海未に目を向けると、何か言いたそうにしている。
 うちは凛ちゃんと穂乃花ちゃんに飛びつかれ、にこっちに怒られ、真姫に呆れられ、それをことりちゃんと花陽ちゃんが笑って見ている、とにかくいつもみんなに囲まれている人気者のえりちを、海未ちゃんの横に並んで遠巻きに見つめた。
「大した手形やったなぁ」
 思い出して笑ってしまった。
「す、すいません」
「海未ちゃんに悪いことしたゆーて落ち込んどったわ」
「そうですか」
 2人でこそこそ話していると、輪を抜け出したえりちが駆け寄って来た。
「どしたん?」
「海未」
「はい?」
 うちじゃなく海未ちゃんの方を見ていきなり深々と頭を下げた。
「昨日はごめんなさい」
「あ、いえ、大丈夫です!頭を上げてください」
「ごめん」
 もう一度繰り返すと頭を上げた。
「わたしはしっかり者でかっこいい絵里も好きですが、一番見ていたいのは笑っている絵里なんです。わたしに悪いと思うのなら笑っていてください・・・希の横でなら出来るでしょう?」
「・・・わかったわ」
「さ、練習始めましょう!」
 ポンっとうちらの肩を叩くと、間を抜けてまだわいわいと遊んでいたみんなに向かって声をかけた。

「さ!練習始めますよ!!!」



「えぇ後輩持ったなぁえりち」
「足向けて寝られないわね」
「ホンマに」
「希」
「ん?」
「行きましょ」
 差し出された手を、うちはしっかりと握り返す。
 こんな風にケンカすることあっても、うちはやっぱりえりちが好き。
 ちょっぴりワガママでちょっと浮気者で結構ヘタレやけど、時々かっこいいえりちが。



「ねぇ、あんたたちケンカしてたんだって?何が原因なのよ?」
 後でにこっちにこっそり聞かれた。
 さては真姫ちゃん経由やな。
 うーん、と少し考えた。
「えりちがなぁ」
「絵里が何?」
「えりちがなぁ、誕生日に指輪買ぉてくれるって言うねん」
「はぁ?」
「いやでもな、うちら高校生やん?おこずかい貰ってやりくりしてんのにそんなもんいらんゆーてん。でもどうしてもって聞かへんからなぁ」
「はぁ????」
「そんなん自分で働くようになってからでえーと思わへん?」
 はぁーーーーーーっと目の前で大きなため息をつかれた。
「要するに何?のろけたかっただけなの?ただの痴話げんかじゃない!めんどくさいわねーもう!」
「にこっちが聞きたがったんやんか!」
「ストレス解消でいちいち胸揉まれたくないからよ!」
「またまたぁ結構好きやろ?」
「ばか!今度やったら絵里にチクるわよ!」
「それは堪忍して〜」







 


 

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Date:2015/07/21

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