Planetarium SS置き場

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□ 夏実×美幸 □

ウィルス

怒濤の更新(笑)
フルスロ見てて思うんですけど、夏実と美幸の身長差がちょいちょい変わるんですよね(笑)
ちょっとだけ夏実の方が高いっていうのが萌えるんですよね、あたし。
どうでもいいって?
ごもっともだ!








「ちょっと待っててね、もうすぐ出来るから」
 いつものようにキッチンに立ち、手早くつまみを作っているとリビングでプシュっという音が聞こえた。
「え?ヤダもう飲んでるの?」
「へへぇいっただっきまーっす」
「んもう〜」
 手早く作り終え、お皿片手にリビングに戻ると、夏実がソファに寝転がっていた。
「え?」
「へへぇ〜お先でぇっす」
 缶を開ける音が聞こえてから5分もかかってないはず。
 テーブルを見ると置いてあったビールの缶は夏実が手にしている1本だけしか開いていない。
「嘘でしょ?もう酔ってるの?まだ1本じゃない」
 夏実は酔うとタチが悪いところもあるけど、ビール1本でこんな風にヘラヘラするほど弱くはない。
 こうなるまで少なくとも5本は空けられるはず。
「えぇ?だって気持ちいいよぉ?ふらふらするもん」
「ふらふらするって・・・もしかして夏実」
 寝転がっている夏実の前髪を上げて額に触れる。
「ヤダ、すごい熱じゃない!」
「えーー?うっそぉ」
「うっそぉじゃないわよ!家の中だからって冬なのにそんな格好でウロウロしてるから」
 いつも風呂上がり、短パンにタンクトップという薄着でウロウロする夏実を何度か咎めたのだが、暑いからって聞いてくれなかった。
 いくら暖房の聞いた室内だからといってもやはり冬。
 夏実といえども風邪くらいひいてもおかしくはない。
「ほら、飲むのやめて寝なさい」
 中々ビールを手放さない夏実の手から強引に奪い取ると、無理矢理立たせた。
「やだぁ飲むぅ。あたしがウィルスなんかに負けるわけないじゃない!」
 パシンっと両頬を手で挟むと強引にこっちを向けた。
「夏実!言うこと聞いて!」
「・・・はぁい」

 強がる夏実を無理矢理ベッドに放り込むと再びキッチンへと向かう。
 氷枕にガラガラと氷を入れ、タオルを巻いた。
 あとは卵酒をカップに注ぎ、一緒に持って行く。
「夏実、これ敷いて」
「ん」
 風邪を認識したからか、さっきより怠そうにしている夏実の頭を上げ、氷枕を敷く。
「これ、飲む?」
「くすり?」
「卵酒よ、夏実好きでしょ?」
「・・・飲む」
 少しだけ身体を起こす夏実の口元にカップを持って行く。
 コクリコクリと飲みほすとありがと、とそのまま倒れ込んでしまった。
「ゆっくり寝てなさい、明日は休むって課長に言っておくから」
「ん、ごめん」
「寝れる?」
 額に触れる。
「うん、寝る・・・美幸の手、冷たくて気持ちいい」
「そ?」
「ん」
「とりあえず寝なさい、また後で見に来るから」


 1人でリビングで飲んでいると、部屋がやたらと広く感じる。
 いつもより少し寒いし。
 夏実といるとそんな風には思わないんだけど。
 それに・・・やっぱり寂しいし。
 あたしは少しだけ飲んだだけで片付け、もう一度夏実の様子を見に行くことにした。


 夏実のうなされる声がドアの外にまで聞こえて来た。
「ん・・・んんっ!あぁっ・・・わーーっ」
「夏実?大丈夫?」
 よほどうなされたのか、起き上がった夏実は肩で息をしていた。
「美幸ぃ」
「どうしたの?悪い夢でも見た?」
「うん・・・」
 今にも泣きそうな顔で見上げて来る夏実。
「あぁ〜はいはいよしよし」
 甘えるように両手を伸ばして来る夏実を抱きしめる。
 まだ身体が熱い。
「みゆきぃ〜」
「大丈夫よ、全部夢だから」
「ん」
 ふぇっと泣き出す夏実。
 嫌な夢見たくらいで泣き出すなんてどれだけ弱ってるのかしら。
「そばにいるから」
「え?」
「今晩はずっとそばにいるから、安心して寝なさい」
「でも、風邪移っちゃうよ」
「今更じゃない?こんなに一緒にいるんだから移るならとっくに移ってるわ」
「でも・・・」
「いいから」
 再び夏実を布団に入れるとコツンとおでこをくっつけた。
「まだ熱いわね」
「う、うん・・・」
 至近距離にある顔。
 いつもならこのまま同じベッドで寝るところだけどさすがに、ね。
「早く治さなきゃね」
「ん、美幸にキスもしてもらえないもん」
「あら、わかってるじゃない」
 さっきまで触れていたおでこにキスを一つ落とす。
「おやすみ夏実」
 きゅっと手を握ると胸の上まで布団を引っ張り上げてぽんぽんと胸元をたたく。
「ありがと」
 目を閉じた瞬間からすでに寝息をたて始める夏実を見つめ、少しだけ開いている唇にチュっとキスをする。

「早く治してよね、あたしだってもっとキス・・・したいんだから」
 




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Date:2015/01/29

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