Planetarium SS置き場

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


* 「スポンサー広告」目次へ戻る
*    *    *

Information

□ サイコパス六唐 □

関係

突発サイコパス
見てたら書きたくなったから書いた。

短いです








 互いにあられもない姿をさらし、隅々まで触れていないところなどないように抱き合う。 
 女同士でもちゃんと感じるし、絶頂を迎えることも出来る。
 つまり弥生とはそういう関係だ。
 情事を終え、ベッドの上でぼんやりとタバコの煙を見上げていた時だ。
 あたしに背を向けていた弥生がゴソゴソと寝返りと打つとじっと何か言いたげに見上げてくる。
「どうしたの?まだ足りない?」
「何か・・・あった?」
「何が?」
「今日の志恩・・・おかしい」
 ホント鋭い子ね〜。
「そう?同じよ」
「違う」
「じゃあ試してみる?」
 灰皿にタバコを押し付けて潰すと弥生の上に乗り、両手首を掴んで拘束した。
 一瞬逃げ出そうと動くがすぐに諦めたのか大人しくなった。
「いい子ね」
 言葉とは裏腹にあたしを睨む弥生。
 その視線を受け止めながらも、弥生の聞きたい事も何もかも無視してあたしは弥生を抱いた。
 いつもは弥生があたしを求めて来ることが多く、あたしが弥生を抱くことなんてあまりなかった。
 でも今日は・・・。
 

 朱を抱きしめた感触が蘇る。
 細く小さな身体でいつも一生懸命まっすぐに前を見つめる不器用な上司。
 そんな朱が誰にも見せないように必死に我慢していた涙をあたしの前で見せた。
 思わず抱きしめてしまった。
 その後を考えていたわけじゃない。
 朱とどうにかなりたいわけでもない。
 ただ、その背中が辛そうだったから。


「あたしを誰かの代わりに抱かないで」
 終わった後に弥生から放たれた一言が胸に刺さる。
 代わりにしたつもりはなかったけど、弥生がそう感じたのならそうなのかもしれない。
「弥生だってそうでしょ?あたしたちはそもそもお互いの寂しさを埋めるためにこういう関係になったんじゃない。それって結局誰かの代わりってことでしょう?」
「・・・」
「それとも・・・もうやめる?」
 やめられるわけがないとはわかっている。
 でも敢えて問う。
 無言で睨む弥生の答えはわかっている。
 あたしと弥生の関係はそれでいい。
「かわいい子ね・・・弥生」





スポンサーサイト

* 「サイコパス六唐」目次へ戻る
*    *    *

Information

Date:2014/09/18

+
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。