Planetarium SS置き場

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□ 夏実×美幸 □

我慢

すいませんタイトル適当です(笑)








「ありがと夏実」
 脱いだヘルメットを、乱れた髪を直しながら手渡される。
「どういたしまして!気をつけてね」
「ん!でも・・・あたしがいなくて本当に大丈夫?」
「ど〜ゆう意味よ?」
 ツンっと美幸の額をつつく。
「夏実、寂しいんじゃないかと思って」
 くすくすっと笑う。
「ばかね、たった一日じゃないよ」
「そうだけど・・・昨日はごめんね?」
「へ?何が?」
 ヘルメットをしまいながら美幸を見上げると、何だかすまなそうに瞳を伏せている。
「だってその・・・夏実に我慢させちゃって・・・」
「我慢って・・・」
 昨夜のことを思い出す。
 結局美幸にあまり無理させちゃ悪いと思って、あたしは美幸を抱きしめたまま眠ったんだった。そりゃねぇ美幸を抱きたいっていう気持ちが全くなかったかって言ったら、ぶっちゃけそんなことはなく。我慢したといえばしたんだけどさ。
 でもうっかり変なところに痕でもつけちゃった日にゃ、困るのは美幸だからね。
「んーーーーーーーっ」
 あたしは天を仰いだ。
「夏実?どうしたの?」
「あのさ」
「ん?」
「なるべく早く帰って来てよ」
「え?」
「やっぱり寂しいから、さ」
 ぽんっと美幸の肩を軽く叩くと耳元で囁いた。
「待ってるから」
 あたしの言葉をどう受け取ったのかはわからないけど、美幸は頬を紅潮させて小さく頷いた。

 いつの頃からだろう?
 美幸を意識しだしたのは。
 最初はただ苦手なタイプだなと思った。
 コンビなんて長くは続かないんだろうなと思ってた。
 でも・・・なぜか初めから美幸はあたしのことを好きだと言ってくれた。それは恋愛感情なんかじゃなかったと思うけど、でもそんな美幸の存在がどんどん膨らんでいって、美幸と一緒じゃない自分が想像できなくなってしまった。
 美幸は素直じゃないから言ってくれないけど、ずっと想ってくれていたのは感じていた。


「浮気したら許さないからね」
 背中を見送りながら呟くとアクセルを吹かし、その場を後にした。







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Date:2014/04/13

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