Planetarium SS置き場

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


* 「スポンサー広告」目次へ戻る
*    *    *

Information

□ 夏実×美幸 □

同窓会

はーい!そんなわけで逮捕熱再燃!
DVDまでポチる始末(笑)
そんなわけで全5回!
暇な人はおつきあいよろしく!








「同窓会?」
「そう、一泊で」
「へぇ〜結構本格的だね」
「夏実のところはないの?」
「同窓会ねぇ〜あたしは高校時代バイトばっかしてたから、あんまり高校の想い出がないんだよね」
「そういえばそんなこと言ってたわね」
 
 部屋に戻り、同窓会旅行の準備をしているとふっとさっきの夏実との会話を思い出した。本棚の書類の間からA4サイズの紙切れを取り出す。夏実が赴任してくる前、どんな子があたしの相棒になるのか気になって調べたデータだ。
 そしてあたしたちは出会った。
 赴任早々遅刻しそうだからって無茶な違反を繰り返すなんて、婦人警官のすることとは思えなかったけど、あの子猫を助けた時の夏実の運転技術と笑顔に一目惚れしたんだと、今になって思う。夏実にはちゃんと言ったことはないけれど。

 コンコンっとノックの音がする。
「美幸〜入っていい〜」
「いいわよ?どうしたの?」
「ん?準備進んでるかなぁと思って」
「うん、終わったわ」
「・・・ん?何それ?」
「え?」
 気づいた時には手にしていた書類が夏実の手に渡っていた。
「あたしのデータ?」
「あ、うん、夏実が赴任してくる前に調べたデータ」
「あぁ、そういえばそんなこと言ってたね」
「片付けしてたら出て来たから」
「へぇ〜」
 ドサっとあたしのベッドに腰掛けると穴が開くんじゃないかと思うくらいじっと見ている。
「今更だけど、ごめんね」
「へ?何が?」
「勝手に夏実のこと調べたりして」
「いや〜これよく調べてあるわ!さっすが美幸」
 にぱっと気を悪くするでもなく笑顔で書類を返してくれた。
「いや〜初めて会った時は、こんな子とは絶対上手くやっていけないって思ったけど〜」
「言われた」
 思い出すと結構ひどいこと言われたなとは思う。
「あの時はごめん!あたしこそ見かけで判断してた!」
 ぱんっと顔の前で拝むように両手を合わせて謝る夏実。
「じゃあ・・・お互いさまってことで」
「うん!」
 言って夏実の手が伸びて来ると頭を抱き寄せられた。そのままあたしの身体ごとベッドに倒れ込む。
「あの時あたしが投げたコイン、どうなってたんだろうね」
「そうね、でも・・・もうどうでもいいわ」
「ん?」
「今こうして夏実とコンビを組めてるんだもん」
 きゅっと夏実のTシャツを握りしめる。
「そだね・・・ねぇ美幸」
 夏実の上にいたあたしは横に寝かされたかと思うとぎゅっと肩を抱かれ、その唇が耳元で囁く。
「美幸って共学だった?」
「え?うん」
「そっか」
「どうしたの?」
「え?いや、よく言うじゃん?同窓会で再会して焼けぼっくいに火がつくとか」
「え?どういうこと?」
 何を言われているのか一瞬わからず、きょとんと見上げる。
「もう!ホントこういうことには鈍感だよね美幸は。絶対美幸のこと好きだったヤツとかいるって!っていうかこれを期に美幸にアタックしてくるヤツいる!絶対!」
「そんなことないわよ」
「どうしてそう言い切れるの?」
 そう言われると何も言い返せない。
 でも昔からメカやマシンにしか興味を持たず、女子の友達からは美幸は変わってるとため息をつかれていたのは事実だ。
 そんなあたしに浮いた話などないわけじゃないけどあるわけもなく。
「美幸?」
「うーん、でもやっぱり大丈夫よ」
「ホントにぃ?」
 チョンっと夏実の鼻の頭をつつくと、頬にキスをする。
「もし万が一そんなことがあっても、相棒がいるからって言うわ」
「え?」
「信じられないなら・・・一緒に来る?紹介するけど?」
「・・・留守番してます」
 からかわれたことに気づいたのか少し拗ねたように唇を尖らせる。
 そんな夏実がかわいくて笑みがもれる。
「ふふっ」
 でもそんなことは一瞬で。
「そのかわりさー今日一緒に寝ていい?」
 強請るように瞳を向けられる。
「いいけど・・・明日起きられないと困るわ」
「どーいう意味よ!」
「だって夏実、いつも朝寝ぼけて離してくれないじゃない?」
「うっ!」
 事実、大体いつもそんな感じであたしまで遅刻に巻き込まれそうになったことが何度あったかわからない。
 でもしょぼーんとしている夏実を放っておくのはかわいそうで。
「嘘よ、明日は比較的ゆっくりだし」
「ホント?」
「ん」
 額同士がコツンと触れ合う。
「あぁ・・・でもやっぱいいや」
「え?」
「今日は美幸といられるだけでいい」
「夏実・・・」
「ほら、もう寝よ?明日早いんでしょ?」
「うん」
 きゅっとあたしは夏実のTシャツを握りしめて眠った。







スポンサーサイト

* 「夏実×美幸」目次へ戻る
*    *    *

Information

Date:2014/04/13

+
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。