Planetarium SS置き場

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


* 「スポンサー広告」目次へ戻る
*    *    *

Information

□ 静留×なつき □

ひざまくら

その3
静なつです








「なつき、ここ、気持ちえぇ?」
「ん・・・」
「もうちょいこっちも・・・んっ」
「痛っ」
「あ、堪忍、大丈夫どすか?」
 静留は慌てて耳かきを引き抜くとわたしの耳を覗き込む。
「大丈夫だ」
「よかった」
 言うとふぅっとわたしの耳に息を吹きかける。
「んっ!ちょ、静留」
「もうちょいじっとしといてな」
 今度は耳かきの反対側についている綿毛の部分を挿し込まれ、中をこしょこしょと掃除される。
 これがすごくくすぐったくて気持ちよくてたまらない。
 静留の膝で耳かきをされていると、大体いつも眠くなってくる。
 子供みたいだとよく笑われるが、ここがすごく落ち着くんだからしょうがない。
 そして今日も・・・。
「はい、終わり・・・なつき?」
「ん・・・・あぁ・・・・」
「ふふっ、まだえぇよ、もうちょい寝とき」
 よしよしと髪を撫でられる。
「うん・・・・」
 ウトウトと意識が遠のく。
 付き合いはじめてからの静留はいつも穏やかで、優しくて、それはわたしにだけかもしれないが、わたしにはそれが心地よくて、そんな静留を独り占めできる今に満足している。それはものすごく狭い2人だけの世界だが、今はそれでいい。
「ん・・・静留・・・」
 少しだけ顔を上げて静留を見上げる。
 優しい顔がそこにあった。
「ん?どないしたん?なつき」
「・・・好きだ」
「・・・え?」
 手を伸ばし、静留の頬を撫でる。
「静留が・・・」
 途端、静留の頬が紅潮した。
 照れて真っ赤になった顔が、泣きそうなくせに無理して笑っている。
「おおきに」
「ん・・・」
 その顔を見られて満足したわたしは、そのまま眠りに落ちた。

 願わくばずっとこのままで・・・





スポンサーサイト

* 「静留×なつき」目次へ戻る
*    *    *

Information

Date:2014/03/13

+
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。