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□ 美奈×レイ □

春間近

ほのぼの、なんでもない日常シリーズその1
美奈レイです







「もうすぐ春ね」
「そうね」
 まだ寒い日が続く中、奇跡的に暖かい日だった。
 レイの家の縁側で何となく2人してぼんやりしていた。
「またあたしのキライな春が来るわ」
 淡々と呟いて空を見上げるレイの綺麗な横顔に見惚れる。
 どれくらいボーっとしていたのか、レイが、ん?と振り返った。
「何?」
「な、なんでもないわよ」
「ふーん」
 見惚れてたなんてことがバレないようにぷいっとそっぽを向くと、あたしもぼんやり空を見上げた。
 その時だ、油断しまくっていたあたしの膝にぽすんっとレイが寝転がって来た。
「え?」
 長い黒髪がふわりと広がる。
「ちょ、レイちゃん?」
 全然こっちを見ないまま
「たまにはいいでしょ」
 と、そっけない。
「いいけどさぁ」
 レイが甘えて来るなんて珍しくて、何だかちょっと新鮮で嬉しくなって来た。
 そして少しだけ切なくなる。
 あたしはレイの黒髪を掬うと、そっと撫でる。
 いい匂い。
 このままずっとこうしてたい。
「ねぇレイ」
「んー?」
「あたしがいるから」
「ん」
「レイがイヤだって言ってもいるから」
 ふふっと小さく笑うレイ。
「何よ?」
「なんでもないわ」
 もう一度笑う。
 ポカポカ陽気を浴びながらひなたぼっこをするあたしたち。
 
 春はもうすぐ。







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Date:2014/03/13

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