Planetarium SS置き場

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□ 静留×なつき □

けんか

ひょんなことで静なつ
ぽんぽんってさせたかっただけ(笑)








「なつき、明日どっか行かはるん?」
「んー?あぁ、ちょっとな」
「最近なつき、よぉでかけはるねぇ」
「そうかぁ?」
「まさか、浮気でもしてはるん?」
 わたしの目の前に正座をするとジっと見つめて来る。
「はぁ?う、浮気?何を言ってるんだ?おまえ」
 またバカなことを言い出したな。
「わたしが浮気なんかするわけないだろう?」
「そうやろか?なつきモテはるから」
「お前には負けるけどな!大体お前こそ今まで散々他の女と遊んで来たんだろ?」
 しまった!言い過ぎた!
「なつきがいつまでたっても振り向いてくれへんかったんやもん、うちかて寂しかったし」
「それは・・・お前の気持ち・・・知らなかったし」
「知ってたら相手してくれたん?」
「知ったから今ここにこうして一緒にいるんだろう?」
 ヤバい・・・止まらない。悪循環ループだ。
「なつきはうちに同情してくれてるだけなん?好きで一緒におってくれてるんやなくて?」
 まだ言うか。
 一体どうしたんだ今日の静留は。
 さすがのわたしも怒るぞ?
「そんなわけないだろ?わたしを怒らせたいのか?」
 口を噤んでしょぼんと頭を垂れる静留。
 シーンと沈黙が支配する空間。
 膝の上で黙って拳を握りしめている静留。
「なぁ静留」
「何?」
「お前・・・もしかして寂しいのか?」
「あたりまえどす、一緒におってもなつきいっつも他所見てはるし」
「・・・拗ねてるのか?」
「拗ねてまへん」
 ぷいっとそっぽを向いてしまう静留が何だかかわいく見えて来た。
 手を伸ばして静留の頭をぽんぽんと撫でる。
「なつき?」
「ふふっ」
 わたしはガバっと頭を下げた。
「悪い!言っちゃいけないこと色々言って悪かった!」
「ちょ、なつき?」
「でも、わたしはちゃんと静留の事を好きで選んだんだぞ?同情で一緒にいるほどわたしは器用じゃない」
 膝で立つと、静留の頭を抱き寄せる。
「大体・・・こんな静留置いて浮気なんか出来るわけがないだろ?」
「どういうことです?」
 黙ってもう一度ぽんぽんと優しく頭を撫でる。
 きゅっと子どものようにしがみついてくる静留の髪に顔を埋めると、耳元で囁いた。



「こんなかわいい静留を他のヤツに渡すなんてもったいないこと、誰がするか」



「ところで結局どこ行くん?」
「ん?ちょっと下見に・・・」
「下見?何の?」
「今度・・・連れてってやるから」
「うちの・・・ため?」
「うっ・・・だからそれは・・・その・・・」
「うちはなつきが一緒やったらどんなしょーもないとこでも天国やのに」
 ふわりと笑う静留の笑顔が眩しくて、わたしは視線を逸らすことができなかった。
 昔のことなんてホントはどうでもいい。
 今、こうしてそばにいてくれるだけで幸せだ。
 ちゃんと伝えよう。


「静留・・・わたしはお前のことが———」







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Date:2013/04/20

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