Planetarium SS置き場

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□ 夏実×美幸 □

居場所

スマプリの原稿がイマイチ進まない反動での、まさかの逮捕更新!
まー今更誰が見てるわけでもないサイトだろうが、ただのストレス解消だ!
短いけどね!









 夏実が帰って来ない。
 そういえば昨日は昔の友達と飲みに行くって言ってたけど、まさかね。
 夏実が帰って来ないことが気になって、寝たんだか寝てないんだかわからないくらい浅かった眠りは、朝5時にマンションの鍵が開く音で目が覚めた。
 起き上がってリビングに顔を出すと、ソファにグッタリと寝転がっている夏実がいた。
「夏実?なーつみっ!こんなとこで寝たら風邪ひくわよ?」
 ペシペシっと頬を軽く叩く。
「ん、んーーーー?ここどこぉ?」
「寝ぼけてるの?家よ?」
「家ぇ〜?なぁんでぇ?」
「何でって・・・呆れた、どうやって帰ってきたのよ?」
「んー?えりかに送ってもらったぁ〜」
「えりか?」
 あたしの知らない名前だ。
 そりゃそうよね、あたしは墨東署に来てからの夏実しか知らないもの。
「そぉ〜あとねーまゆみとぉかなえもいたよぉ」
 嬉しそうに報告する夏実に、何だか少しイラっとする自分がいた。
 この気持ちは嫉妬・・・なんだろうなと一応自覚はしている。
 そしてそれがどれだけくだらない感情かということも。
「夏実のばか・・・あたしと一緒の時は滅多に飲まないクセに」
 夏実の髪から額、頬へと手が自然に動く。
 自分には見せない顔を、他の人に見せているのかと思うと少し悔しかった。
「夏実・・・こんなに酔っぱらって・・・また女の子押し倒したんじゃなでしょうね?」
 聞こえるか聞こえないかの小声でくだらないことを呟いてみる。
 一度だけ一緒に飲みに行ってみんなの前で押し倒されたことがあった。
 夏実の酒癖はつまりそういうことだ。
「みゆきぃ?」
 突然名前を呼ばれて我に返った。
「ん?」
「気持ちいい・・・美幸の手」
「そ?」
「うん・・・今日さ、みんなが美幸に会いたがってた」
「あたしに?」
「ん・・・あたしの相棒が・・・どんな人なのか見てみたいって」
「そう」
「あたし・・・さ・・・自慢・・・したんだぁ、美幸のこ・・・と」
 目を閉じて今にも寝落ちしそうな夏実。
 あたしは夏実の手を握ったままソファと夏実に背を預けた。
「ね?あたしの何を自慢したの?」
「うーん?イイ女・・・だよって・・・」
「そっか」
「そ・・・おやすみぃ」
「んもうっ、だからこんなところで寝ちゃダメって・・・あーあ」
 背後から夏実の寝息が聞こえてきた。
 あたしはそっと夏実の手を解くと、部屋にタオルケットを取りに戻った。
「ちょっとだけだから、ね?」
 安らかな寝顔の夏実にそっとタオルケットをかける。
「全く・・・あたしの気も知らないで」
 無防備な頬にキスをすると、夏実の手を握ってあたしも再び眠りに落ちた。
 眠れない自分の部屋よりも夏実のそばが心地いい。
 ココがあたしの居場所だから。





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Date:2012/09/06

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