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□ 美奈×レイ □

おみくじ

あけましておめでとうございます(←今更)
突発的に美奈レイ思いつき、書き殴りました。
こんな感じでどうですか?
あ、ちなみにアニメバージョンでお願いします。














「よぉっし!初詣と言えばこれよこれ!」
 忙しそうに参拝客におみくじやお守りを渡すレイちゃんを見ながら、一緒に来ていたまこちゃんや亜美ちゃんに向かって高らかに言ってやった。
「な、何だよ?でっかい声で」
「どうしたの?美奈子ちゃん」
「あれよあれ!お・み・く・じ!」
『あぁ』
 二人もあたしが指差した方向、レイちゃんが働いている場所に視線を向ける。
「引く?亜美ちゃん」
「そうねぇ、お正月行事の一環だし」
「よし、並ぼうか」
 まこちゃんが亜美ちゃんの手を引いて列に並び出した。
 ホンット人前でイチャコライチャコラと!
 でも別に羨ましくなんかないもんねー!
 二人の後ろに並んでいる15分間ずっと二人のラブラブっぷりを見せつけられていたあたしのイライラも頂点に達した頃、やっと順番が回って来た。
「レイちゃんご苦労様、おみくじ引くね」
「あら・・・どうぞ」
 カシャカシャとおみくじの入った六角の箱を何度か振り、中から出て来た棒をレイちゃんに渡すまこちゃん。
 同じように引いて渡す亜美ちゃん。
 二人は一緒に中の紙を開きながら頭をつき合わせて覗き込んでいた。
「やったね!あたし大吉だ!」
「わたしは中吉」
「へへっ願いは叶うってさ。あと待ち人来るだって~もう来てるけどね♪」
「わたしも結構いいこと書いてあるわ、学問、大丈夫だって」
「やったね!亜美ちゃん・・・っていうか亜美ちゃんは絶対大丈夫でしょ」
「ねぇ・・・ちょっとそこどいてくんない?」
 いつまでも目の前でイチャコラしてる二人を押しのけて窓口に向かう。
「レイちゃん!おみくじ一丁!」
「寿司屋じゃないんだから!」
 忙しいのにツッコミを忘れないレイちゃん。
「何でもいいからイイとこよろしく!」
「はいはい、どうぞ」
「投げやりねー」
 ちょっと不満ながらも出て来た棒を渡した。
「はい、これ」
「ありがと」
 あたしは列から離れ、ガサゴソと紙を開けた。
 一瞬目をパチクリする。
 そしてもう一度今度は目をゴシゴシとこする。
「うそ・・・」
「ん?どした?美奈子ちゃん」
「美奈子ちゃん?」
「嘘よ・・・」
 あたしの全身から力が抜けた。
 そんなあたしを見て、不思議そうに覗き込んでくるまこちゃん。
「げっ・・・何でまたこんなもん引いちゃうかなぁ・・・凶かぁ」
「あたしだって引きたくて引いたわけじゃないわよ!」
「あの、でも逆にもう上がるだけだからいいって言うし・・・元気出して?美奈子ちゃん」
「なぐさめになってなーい!レイちゃんのせいだー!レイちゃんが適当な対応するから!」
 理不尽な八つ当たりを始めたあたしにギョっとした二人。
 あたしはといえば、さっきょり長くなった列を掻き分けてレイちゃんのそばに乗り込もうとして全力で止められていた。
「ちょ、レイちゃんのせいじゃないから!」
「いーや!レイちゃんのあたしを幸せにしようと思う念が足りない!」
「わけわかんないこと言うなって!」
 あたしがぎゃーぎゃー騒いでいると、いきなり後ろから後頭部を叩かれた。
「痛っ!誰よ!」
 早速凶の効果?
 思いっきり振り向くと、そこには今まさに乗り込もうとしていた相手がいた。
「レイちゃん?あれ?何で?」
「あんまりやかましいからちょっとおじいちゃんに代わってもらったわ」
「うっ・・・」
「で?何?あたしに何か文句でもあんの?」
「そう!このおみくじ!」
「何?凶でも出た?」
「出たわよ!」
「え?ホントに?」
 もの凄く驚いた顔のレイちゃんにあたしは食ってかかった。
「レイちゃん、あたしに幸せになって欲しくないの?」
「あのねぇ・・・」
 呆れたように小さな溜息をつく。
「でもある意味それはもの凄く貴重よ?」
 ニヤリと笑うレイちゃん。
「また亜美ちゃんみたいなこと言って!」
「だって一枚しかないんだもん。まさか美奈が引くとは思わなかったけど」
「・・・げっ?ホント?」
「ホントよ」
「どんだけツイてないのよあたし?」
「だからー・・・あ!・・・とにかく後でね!とりあえず何でもいいからあたしの部屋で待ってて。落ち着いたら行くから」
 更に長くなった列を見て、レイは慌てて駆け戻って行った。
「ねぇ!一人でぇ?」
「一人でよ!」
 振り返ってそれだけ言うと、また慌てて走り出した。
「わかった・・・待ってる」

  ☆

 まこちゃんたちと別れてあたしは約束通り一人、レイちゃんの部屋でボーっと待っていた。
 あぁ・・・このおみくじ結んで来た方がよかったのかな?
 よりによってたった一枚の凶を引いちゃうなんてね。
「はぁ~」
 ごちゃごちゃ考えすぎて漫画の内容も頭に入って来ない。
 大きな溜息を一つついた、その時だ。
 ガラっと突然勢いよく障子が開いた。
「うわっびっくりしたーレイちゃん?もう終わったの?」
 外からは参拝客たちの騒がしい声がまだ聞こえている。
「ううん」
「え?」
 レイちゃんはそれ以上何も言わずにベッドに寝転がっているあたしに近づいて来ると、いきなりあたしの唇を塞いだ。突然の事で準備も何も出来ていなかったあたしは目を白黒させて一瞬呼吸困難に陥った。
 時間にして数秒だったかしら。
 よくわかんないけど、気がついたら目の前にレイちゃんの顔のアップがあった。
「レイちゃん?」
「祓っといたからもう大丈夫よ」
「へ?」
「ちゃんと念込めといたから」
「あ・・・うん」
「じゃね、また後で」
 少し頬を赤らめたレイちゃんが颯爽と踵を返して去って行く後ろ姿をボーっと見送る。
 祓う?何を?
 あ、凶をか。
 え?キスで?
 あぁ・・・でもそれは効きそう。
 あたしの頬が緩んでいくのが自分でもわかる。
 嬉しすぎる。
 何かもう凶とか超どうでもよくなってきたー!
 ひゃっほう~!
 あたしはニヤニヤしながらゴロンゴロン悶えた。
 年の初めから一人で過ごすとかありえないとか思ってたけど、もうホント全部どうでもよくなってきた。
 レイちゃん忙しいのにちゃんとあたしのこと考えてくれてたし。
 今度帰って来たらちゃんと言ってあげよう。



 ごくろうさまって。







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Date:2011/01/13

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