Planetarium SS置き場

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□ 美奈×レイ □

ホンモノ

ひっさびさの美奈レイでっす。
今のあたしの状況が生み出した話(笑)
ところで・・・美奈レイってこんなんでしたっけ?
久しぶりすぎて反応が怖いっす!

では











 最近全然会ってない。
 あちこちで頻繁に見かけはするけど会えない。
 話せない。
 触れられない。
 代わりにあたしに向かって微笑む2次元の彼女の顔に触れる。
「美奈のばーか」
 ピンっと中指でハジく。
「ちょっとー、何すんのよー?人の顔に向かって!」
「え???」
 パシンっと障子が勢いよく開けられた。
 あたしは呆然とそこにいる人物を見上げていた。
「ちょっと!」
「・・・?」
「ちょっとレイ!何とか言いなさいよ!」
「え?あ、うん、おかえり」
「何よ?その気持ちの入ってない言葉!」
「え?だって・・・」
「何?あたしのこと誰だか忘れた?」
 あたしはふるふると首を振る。
 まだイマイチ現実感がないというか何と言うか・・・。
 あたしはそっと手を伸ばした。
 触れれば感じられるかと思って。
「レイ?」
 美奈が目の前にしゃがむと、その手を取った。
「美奈?」
「そうだけど?」
「ホントに?」
「そっくりさんだとでも?」
「何で?」
「あのねー!レイに会いに来たに決まってるでしょ!やっと時間出来たから飛んで来たわよ!」
 ツンツンとあたしの額を突つく。
「あ・・・そうなんだ」
「ちょっ、信じらんない!何その反応?嬉しくないの?んもう~帰る!あたしだって忙しいんだからね!」
 プンプン怒って立ち上がろうとする美奈の腕をあたしは思わず掴んだ。
「何よ?」
 あたしはふるふるともう一度首を振る。
「レイ?」
「ダメ」
「は?」
「行っちゃダメ」
「・・・レイ?」
「美奈」
 今度はあたしが美奈の前に立上がると、きゅっと抱きしめた。
 ホンモノだ。
「レイ?」
 美奈の腕があたしの背中を抱きしめる。
「会いたかった」
「うん・・・あたしも」
「今日はずっと?」
「そうね、朝までなら」
「そう・・・」
「ごめん」
「ううん」
 あたしはホンモノの美奈の感触を味わうように、もう一度強く抱きしめた。
「美奈」
「何?」
「頑張って」
「・・・ありがと・・・がんばる」
「うん」
 あたしたちは、与えられたわずかな時間を一秒でも無駄にしないように、またしばらく離れていても大丈夫だと思えるまで抱き合った。



 起きた時、すでに姿の見えなかった隣のわずかな温もりに触れながら、レイはもう一度眠りについた。




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Date:2010/11/15

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