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□ 静留×なつき □

静留の手

ひざまくらとなつきのスリスリを書きたかっただけ(笑)
 



 ピシューンピシュン

 リビングでなつきは一人、TVゲームに興じていた。
 ミサイルの発射音らしき音と、「おっ」とか「よっ」とかいう敵を避けようと一緒に体まで動いてしまうなつきの掛け声だけが聞こえていた。
 そんななつきの姿を背後でお茶をすすりながら「かわえぇなぁ」と思いながらニコニコ見つめている静留。
 だが、そろそろちょっぴり退屈し始めていた。
「はぁ~」
 ピクン
 思わず出てしまった静留のため息に、なつきの背中が反応する。
 ドカーンっと爆発音がしたかと思うと、画面にはゲームオーバーの文字。
 なつきはそれを機にプチっと電源を落とす。
「ん?もうやらへんの?なつき」
「ん」
 ぽいっとコントローラーを放り出すと、なつきは膝歩きで静留のそばに近寄った。

 ――ぽすっ――

「ん?」
 ふと重さを感じた膝の上を見下ろすと、そこにはなつきの頭がちょこんっと乗っかっていた。
 まるで耳かきでもしてくれと言わんばかりの体勢で。
「どないしたん?なつき」
 目を丸くした静留は手にしていた湯飲みをコトンっとテーブルに置くと、なつきの髪を優しく撫でる。
「ん」
 気持ちよさそうに目を閉じて甘んじるなつきに、静留の母性本能がくすぐられる。
「どないしたんやろうねぇ、今日のなつきちゃんはぁ?」
「別に・・・“ちゃん”とか言うな」
 髪を耳にかけて露わになった耳たぶをイジってみたり息を吹きかけてみたりと、静留はなつきの反応を見ようと色々イタズラを試みる。
「ばかっやめっ」
 その攻撃から逃れようとなつきはごそごそと動く。
 膝の上で今度はうつ伏せになると、そっと手を静留の腰に回してすりすりと静留のお腹に頬ずりを始めた。
「なつき?」
「うん?」
「ホンマにどないしたん?」
 ニコニコ見下ろす静留の瞳が優しく微笑む。
「なんとなく・・・」
「そうどすか」
 よしよしと頭をなでる。
 なんやろねぇ、こないかいらしなつきは滅多に見られへんわぁ。
一体どないしたんやろ。
「・・・気持ちいいな」
「ふふっ」
「好きだ」
「え?」
「静留の手」
 びっくりさせる子ぉやわ、ホンマ。
 でも嬉しいことゆーてくれはる。
「静留」
「ん?」
 くるりと今度は仰向けになると、静留の視線をまっすぐ受け止める。
 愛おしそうになつきを見下ろす瞳。
「すまない」
「はい?」
「寂しかった・・・だろう?」
「え?あっ」
 静留は先ほどつい出てしまったため息のことを思い出す。
「おまえには甘えてばかりだな」
 ふふっと唇の端を上げて笑うと手を伸ばす。
 伸ばした指先に触れるのは静留の頬、そして唇。
「悪いとは思ってるんだがつい・・・な」
「えぇんよ、うちはなつきのそばにおってこうしてなつきに触れてられるだけで幸せなんやから」
「だが・・・」
「そんなん気にしてくらはるなんて、かいらし子ぉやねぇなつきは」
 静留はお返しになつきの頬をそっとなでる。
「ばっばかっ」
 染めた頬を隠すかのようにそっぽを向こうとするなつきの頬を両手で挟むと無理矢理戻す。
「な~つき♪」
「なっなんだ?」
「もっかいすりすりして?」
「へ?」
「なつきにすりすりされんの、えらい気持ちよかったから・・・な?」
「ん・・・」
 ころりと転がると、なつきは再び静留の腰に手を回して擦り寄る。
「ふふっ気持ちえぇわぁ」
「そうか?」
 調子に乗ったなつきは今度は床に手をついて体を起こすと、そのまま首筋にクンっと鼻を摺り寄せた。
「いい匂いだな、静留は」
 すりすりっと首を小さく振ると、その感触が静留の五感を刺激する。
「ん・・・なつきぃ」
「ん?」
 ふとなつきの頭にある光景がよみがえる。

――ぽふっ――

「え?」
 なつきは少しだけ下に戻ると、目の前にある柔らかな二つのふくらみに向かって顔をうずめた。
「うん・・・なんか・・・命の気持ちが・・・わかるかも」
「なつき?」
「気持ちいいもんだな」
 すりっと頭を動かす。
 ビクンっと静留の背中が伸びた。
「な・・・つき・・・」
「イヤか?」
 きゅぅ~んと捨てられそうな子犬のような表情で見上げるなつきに、静留の心臓は破裂するかと思うほど高鳴りっぱなしだった。
「そないなわけあらしません!・・・けど」
 なんやの、このかいらしいなつきは!
 うちもうオカシなりそうやわ。
 ガマンしきれずになつきの背中をきゅっと抱き寄せると、勢い余ったなつきの顔が再びぽふっと静留の胸元に埋まった。
「もう・・・この子は、甘えんぼさんやねぇ」
「・・・誰にも言うなよ」
「そら嬉しいわぁ、二人だけの秘密どすな」
 微笑む静留の唇になつきはチュっと自分のソレで触れると、耳元に唇を寄せてぽそりと囁いた。
「お前にだけだから・・・な」
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Date:2008/08/23
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