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□ まこ×亜美 □

もう一度

すいません!美奈レイとか予告しといてまこ亜美です!
や、寧ろまこちゃんです!オンリーです!
何となく浮かんじゃった、初期の話。
ちょっと暗いかも・・・(;¬_¬)
では














「はぁ~疲れた」
 あたしはまだ解きかけの荷物の山を見上げ、溜息をついた。
 引越したくて引っ越してきたわけじゃない。
 何となく、これ以上孤独になりたくなかったから。
 あそこにいたら、きっとあたしは独りぼっちだ。
 ずっと・・・。
 一人だから大した荷物はないとタカを括っていたのに、イザとなると結構な量で、中々片付かない。
 家事は得意な方だからすぐに片付くとは思う。
 ただイマイチやる気が出ないだけだ。
 もう一度大きな溜息をつく。
 今度はもう、誰かに心を開くのはやめよう。
 裏切ったり裏切られたりとかいうゴタゴタはもうごめんだ。
 誰にも関わらなければいい。
 もう独りにはなりたくないから。
 あたしは一人で生きて行こう。
 そう荷物の山に誓った。

  ☆

 うさぎに出会った時も強烈だったけど、亜美ちゃんとの出会いも衝撃だった。
 今までは失恋した先輩の影を追い求めてしまうことが多かったけど、先輩とは全然違う、ましてや男でもない亜美ちゃんに衝撃を受けた。
 正直かわいいと思った。
 そう、どこか別れてきた親友と似ていたのかもしれない。
 うさぎに巻き込まれるように一緒にいるようになって、必然と亜美ちゃんも一緒に行動するようになった。
 何となく目が離せなくて目で追ってしまう。
 もう誰とも関わらない、関わりたくないと思う反面、どんどん惹かれて行く自分を止めることが出来なくて・・・。
 同じ使命を持つ戦士だって言われて、思いがけず深く関わることになってもそれでも亜美ちゃんとの距離は微妙に保っていたつもりだったんだけどな。
 まさか亜美ちゃんに告白されるとは思わなかった。
 すごくびっくりした。
 顔なんか真っ赤にしちゃってさ、一生懸命好きだって言ってくれてさ。
 それがすっごい嬉しくて。
 人に関わりたくないとか言いながらも、恋はしたいと思ってた。
 あたしだけを見てくれる人がいいと思ってた。
 今度はあたしだけを見てくれる人にしようって、そんな都合のいいことを思ってた。
 亜美ちゃんは・・・そんなあたしだけを見てるって言ってくれたんだ。
 それが死ぬほど嬉しくて、あたしは泣いた。
 亜美ちゃんを抱きしめて子供みたいに泣くあたしの背中を、どうしていいのやらわからないながらも、よしよしと慰めてくれたその手が優しくて、ずっと忘れていた“愛される感覚”を思い出した。
 ここにいていいんだと、あたしの居場所はここだと、そう言ってくれるようで。
 ずっと独りで生きていく覚悟をしたのに、やっぱりあたしには無理だった。
 それどころか自分の弱さが露呈したくらいで、どうしようもない。


「誰でも独りは寂しいから」


 そう言って少しだけ寂しそうに微笑む亜美ちゃんの顔、きっと忘れない。
 亜美ちゃんも寂しい想いしてきたんだなって、そう思ったらまた泣けてきた。
 あたしは何となく、あたしが幸せににしなきゃって、守ってあげなきゃってすぐそんな風に考えちゃうんだけど、亜美ちゃんはふるふると小さく首を振った。


「一緒に幸せになろう?」


 そう言ってはにかむように微笑んで、頬を染めた。



 もう一度信じてもいいかな?
 もう一度人と関わってもいいかな?
 もう一度人を好きになってもいいかな?




 亜美ちゃんを好きになっても・・・いいかな?




 もう一度・・・愛されてもいいかな?




 ね、亜美ちゃん













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Date:2010/05/27

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