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□ まこ×亜美 □

留学

基本はまこ亜美18禁です。
間に美奈レイとかレイまことか混じってます(笑)
結局何がしたかったんでしょうねぇ、あたしは(笑)




「留学・・・するの」
「え?誰が?」
 頭が真っ白にになったまことの口から出た言葉は、当然と言えば当然だろう。シチューをかき回していた手が思わず止まった。
「わたし・・・なんだけど」
 隣でサラダの用意を手伝いながら亜美がポツリと呟くように告げた。
「・・・え?」
 改めて衝撃を受けた。
 目眩がした。
「ごめんなさい、留学って言っても一ヶ月だけなの。どうしてもって向こうの学校から言われてて」
 亜美が遠く感じた。
 よく考えたら常に全国でトップを取り続けている亜美に、今までそんな話がなかったことの方がおかしいくらいだ。
「そっか、亜美ちゃんすごいね。びっくりしちゃった」
「ごめんなさい」
「どうして謝るの?亜美ちゃん何にも悪くないじゃん、むしろ凄いことだって!ところでどこ行くの?」
 動揺を悟られないように早口で喋り、シチューを再びかき回し始めた。
「ドイツなの」
「そっか、医学の国だね」
「ん・・・まこちゃん」
「ん?」
「寂しい?」
 ピタっと動きが止まる。
 どれくらいの時間だったのだろう・・・一瞬だったのか、数秒だったのか。ゆっくり隣を見下ろすと、まっすぐ見上げてくる亜美の視線とぶつかる。
「大丈夫だよ、一ヶ月なんかすぐじゃん」
 ニッコリ微笑んだ・・・つもりだった。
「亜美ちゃん頑張ってね」
 よしよしと優しく頭を撫でる。
 大丈夫、あたし笑えてる。
 一瞬翳りを見せた亜美の表情にも、まことは気づかなかった。

  ☆

「亜美ちゃん頑張ってるかなぁ」
 うさぎは頬杖をついてジュースの入ったグラスのストローをズズっとすする。
「そうね、亜美ちゃんのことだからちゃんとやってるわよ」
 レイも隣の空いた水色の椅子を見つめながら応える。
「だよねぇ、天才だもん」
 まるで自分の自慢でもするかのように嬉しそうに笑う。
 だが、レイは伺うように正面に座るまことを見やる。
 ぼんやりと、どこに思いを馳せているのかまことの心はあきらかにここにはなかった。
 レイにも経験があるだけにまことの寂しい気持ちは痛いほどよくわかる。
 好きな人に長い時間会えないのは結構辛いものだし。
 特にこの2人は本当にいつも一緒にいたから尚更だろう。
 そんなことをぼんやり思っていた時だ。
「あ、ごめん、あたし帰るね」
 ガタンと椅子を鳴らし、突然まことが立上がった。
「えー?まこちゃん帰っちゃうの?」
「ん、ごめんねうさぎ」
「そっかぁ」
 まことは広げていた宿題を、結局ほとんど何もしないまま元のカバンに仕舞い始め、そのままとぼとぼと基地を後にした。
「じゃ、あたしも帰るわ」
 まことの姿が消えた瞬間、続いてレイも立上がった。
「え?レイちゃんも?寂しいよぉ」
 この子は本当に素直だなと感心してしまう。
 あたしたちが言えない言葉をサラっと口にできるんだ。
「馬鹿言ってないで帰って宿題でもしたら?」
「え~?亜美ちゃんがいなかったらもう頼りはレイちゃんだけなのにぃ~」
「知らないわよ!がんばりなさい、じゃね」
 レイはまことの後を追うように基地を出た。

  ☆

「まこと!」
「ん?あれ?レイどうしたの?」
 タタっと珍しく駆け寄ってくるレイに驚く。
 息を切らせてまことの隣に並ぶと、呼吸を整えるように大きな深呼吸を繰り返した。
「どうしたのさ?レイ」
 くすっと笑い、レイの背中をさすってやる。
「大丈夫・・・はぁっはぁっ、だから」
「そ?」
 それを合図に2人は並んで歩き出した。
「最近どう?」
「どうって?」
「亜美ちゃんと連絡取ってる?」
「ううん、忙しいみたい、時差もあるしね」
「そう」
「仕方ないよ」
「そうね、一ヶ月って言ってたのにね」
 亜美の留学期間は、向こうのたっての願いで三ヶ月に延びていた。
 メールでやり取りしてはいるが、中々声が聞けないという状況が続いていた。
 正直寂しかった。
 亜美が留学するっていうのを聞いた時も、本当は寂しくて仕方がなかった。
 でもそれは言っちゃいけなくて。
 亜美に頑張って欲しかったのは本当だったし、気を使って行かないとか言い出されるのはもっとイヤだったから。
「ま、しょうがないわよね。天才少女を恋人に持ったんだもん」
 ポンポンと少し高い位置にあるまことの肩を叩く。
「ははっそうだね」
「しょうがない、亜美ちゃんの代わりにあたしが遊んであげるわ」
「ホント?やったね」
「そのかわりご飯作ってね」
「りょーかい」
 ふわりと微笑む。
 レイの優しさがただ嬉しかった。

  ☆

 街を2人でぶらついた後、晩ご飯の素材を求めてスーパーを回って帰った。
 まことはキッチンに立つと手際よく準備を始めた。
 カウンター越しのダイニングテーブルで、頬杖をついたレイがジっとまことの背中を見つめる。
「まことってさ」
「ん?」
「いいお嫁さんになれるわよね」
「嫁って」
 ははっと笑う。
「だって家事は出来るし、わがまま言わないし、優しいし、理想じゃない」
「ありがと」
「まことのこと好きになればよかったなぁ、あたしも」
「そんなこと言っちゃって、美奈怒るぞ?」
 あははっと笑いながらもトントントンと小気味よい音を立てる包丁。
 そのどこか懐かしく感じる音が心地よく響いて、レイは目を閉じた。
 肉や野菜を炒める音、ぐつぐつと煮込む音、ぐるぐると鍋をかき混ぜる音。
 耳を澄まして聞いていたが、その音たちが突如として止んだ。
「ん?」
 レイは目を開けた。
「まこと?」
 まことの動きが、後ろから見てもあきらかにおかしかった。
 というか全く動いていなかった。
 レイは立ち上がり、まことの隣に駆け寄る。
「どうした・・・の・・・え?」
 ハラハラとまことが黙って涙を流していた。
「ちょ、まこと?どうしたの?」
「だい・・・じょ、タマネギが目に・・・」
 ゴシゴシを袖で目頭を拭う。
 レイはまな板に視線を送るが、そこにはタマネギなんか乗っていなかった。
 衝動的にレイはまことの首に手を回し、抱きしめていた。
「え?」
「バカね、無理しちゃって」
「ちがっ、無理なんかしてない、ホントにタマネギが・・・」
 この語に及んでまだ強がろうとするまことに腹が立った。
「寂しいんでしょ?」
「寂しくないよ」
「素直じゃないわね」
「だって・・・そんなこと言ったら困らせるだけじゃないか」
「誰を?」
「誰をって・・・今は・・・レイ・・・だけど」
「あたし困ってるように見える?」
「気ぃ使ってくれてるもん」
「そんな風に見えた?」
 コクンと頷く。
「そっか」
 ポンポンを背伸びをしてまことの頭を撫でると、もう一度今度はギュっと力をこめて抱きしめ、もう一度問う。
「まこと・・・寂しい?」
「寂・・・しいよぉ」
 レイの肩に顔を埋めてまことは子供のように泣いた。
「あたしでよかったらいつでも相手するわよ?抱いてほしかったらいつでもどうぞ」
「バカ」
 半泣きで一生懸命笑おうとするまことが切なかった。
「まことは亜美ちゃんにちゃんと言った?」
「え?」
「寂しいって言った?」
 ふるふると首を振る。
「そっか・・・亜美ちゃん寂しかったでしょうね」
「・・・!」
「きっとまことに寂しいって言って欲しかったんじゃない?」
「でも、そんなこと言ったら亜美ちゃん行かないって言い出すかもしれないもん」
「そうね、亜美ちゃん優しいもんね」
 コクンと頷く。
「ホント・・・不器用なんだから」
 よしよしを自分より大きな身体を抱きしめ、子供をあやすように背中を撫でる。
「あたしもさ、あの人があんな仕事してるじゃない?中々会えないわけよ。海外なんか行ったら一ヶ月とか当たり前に会えないし」
「美奈?」
「まぁね、でもあたしたちは慣れてるし、覚悟してるからさ」
「覚悟?」
「うん、つき合うんならあの人の仕事を認めた上でつき合わないと、無理させたくないし、無理したくないから」
「凄いね、大人だ」
「とは建前上思ってはいるんだけどね、実際そんなことないわよ?あの人超ワガママだし」
「そうなの?」
「夜討ち朝駆け当たり前だもの、24時間携帯の電源入れてないと怒るしさ」
「へぇ?」
「寂しくなったら何時だろうとかけてくるし」
「そうなんだ?」
「わかりやすいったらないわよ」
 愚痴を言いながらもレイはどこか嬉しそうに笑う。
「でもね、あたしばっかり覚悟して振り回されるのイヤだから、美奈にも言ってあるの」
「何て?」
「あたしに寂しい思いさせたら浮気するから覚悟しといてねって」
「何か・・・すごいね2人とも」
「そう?言いたいこと言い合ってるだけよ」
「でもすごいよ」
「ありがと」
 レイはまことの頬に手を添え、チュっとそこに触れるだけのキスをした。

  ☆

 レイが帰った後、まことはパソコンを立ち上げた。
 携帯が海外仕様になっていないのでこれでやりとりするしかないのだ。
 短いメールを打つ。
 送信ボタンを押して、すぐにパソコンを閉じた。

 『寂しいよ』

 亜美がいなくなってもうすぐ二ヶ月になろうとしていた。

  ☆

 あれから三日、亜美からの返信はなかった。もう諦めかけていた。
 寂しくても苦しくても時間は過ぎて行く。
 学校にも行かなきゃならないし、敵は容赦なくやってくる。
 段々とパソコンを開くこともしなくなっていた。
 結局返事のないまま一週間が経った日曜日の昼下がり。
 部屋の掃除をしていたまことの携帯が懐かしい着信音を鳴らした。
「え?」
 慌てて表示を見ると、間違いなくそこには亜美の名前があった。
「え?どうして?」
 一瞬の間に色々疑問が浮かんではいたが、まことは迷わず通話ボタンを押していた。
「・・・はい?」
「まこちゃん?」
「亜美ちゃん?どうしたの?」
「今、空港に着いたの」
「へ?どこの?」
 我ながら間抜けな返事をしたなぁと思う。
「成田よ」
「え?だって帰国予定はまだ一ヶ月先じゃ・・・」
「今どこ?」
 まことの疑問を遮るように疑問で返される。
「え?あ、家だけど?」
「一時間くらいで行けると思うから、待ってて」
「え、あ、うん」
 勢いに押され、まことはただそう返事するしか出来なかった。
 まだこれが夢なのか現実なのかわからなかった。

 ☆

 一時間と少し経った頃、玄関のチャイムが鳴った。
「はい?」
「ただいままこちゃん」
 ドアを開けるなりまことの胸に懐かしい感覚が飛び込んできた。
「亜美ちゃん?おかえり」
 飛び込んできた身体をぎゅーっと力一杯抱きしめる。
「痛いわまこちゃん」
「あ、ごめん」
 パッっと両手と身体を離すが、すぐに今度は亜美の手で拘束された。
「亜美・・・ちゃん?」
「まこちゃん遅いわ」
「な、何が?あ、やっぱ迎えに行った方がよかった?」
「バカ」
「へ?」
「寂しかったんだから・・・」
「・・・」
「あの時、まこちゃんに頑張ってって言ってもらえてホっとしたけど、でも・・・寂しかった」
「ごめん」
「ううん、まこちゃんの気持ち嬉しかったのはホントだから」
 見上げてくる亜美の目をじっと見つめ返す。
 少し疲れた顔をしていた。目の下にくっきりと浮かんだ隈がそれを物語っている。
「亜美ちゃん、疲れてる?」
「そう・・・ね、少し」
「大変だったの?」
「ん、特に最後の三日間はね」
「どうして?」
「三日で一ヶ月分の勉強をしたのは初めてだったわ、一刻も早く帰りたくて寝る時間削っちゃった」
「あたしの・・・ため?」
「自分のためよ」
 間髪入れずそう答える。
「え?」
「会いたかった、ずっと会いたくて、電話もしたかったけどまこちゃん忙しかったら悪いと思って出来なかった。寂しいって言いたかったけど、せっかくまこちゃんが笑って送ってくれたのにと思ったら言えなかった」
「ごめん」
「違うでしょ?」
「え?」
「まこちゃんが言いたかったのはそんなこと?」
 少しだけ怒ったように頬をふくらませて睨むように見上げる。
「えっと・・・」
「謝ってばかりじゃない、そんな言葉聞くために帰って来たんじゃないわ」
「ごめ・・・」
 再び謝りかけて口を噤む。
 何も言わずにただまっすぐ見つめてくる亜美の視線からは逃れられないと思ったまことは、おずおずと口を開いた。
「寂し・・・かったよ、亜美ちゃん」
「ごめんね、会いたかったわまこちゃん」
 ふわりと初めて嬉しそうに笑う亜美に心底ホっとした。

  ☆

 2ヶ月ぶりに抱きしめた身体は一回り小さくなったように感じる。
「亜美ちゃん痩せた?」
「え?そう?」
「胸、小さくなったよね」
 やわやわと亜美の胸を軽く揉んで楽しそうに笑う。
「やっ、まこちゃんのえっち」
 逃げようとする亜美を慌てて追い、再び自分の方に向ける。
「じょ、冗談だってば!でも腰まわりとか絶対細くなってるもん」
 手が亜美の腰のまわりを撫でさする。
 まことの手の動きを全身が感じているのかゾクリと震えている。
「んっ・・・くすぐったい」
 身をよじる亜美の仕草がかわいくて、まことの理性は最早はるか彼方に飛んでいた。
「亜美ちゃん、ずっとずっと寂しかった。会いたくて、声が聞きたくて、抱きしめたくて・・・」
「ん、わたしも」
「寝不足で疲れてるだろうけど、もう少し我慢してね」
 すまなそうに、少し泣きそうな顔で微笑む。
「大丈夫よ」
 安心させるように亜美は笑顔を返す。
 その笑顔に救われたまことは、亜美の小ぶりな胸の先端を摘む。
 すでに固くなったそれを口に含むと、舌で弄ぶように転がす。
「あんっ、あ・・・はぁっ」
 ビクビクっと痙攣する身体。
 久しぶりなせいか亜美の感度がいつもより増している気がする。
 指先と唇で両方を弄り、暴れようとする身体を、体重を乗せて押さえつける。
 益々密着する身体が2人の距離を縮めた。
 亜美の大事なところがすでにぐっしょりと濡れているのを感じる。
 そっと指を這わす。
 内股から少しずつ近づいて行くと、亜美の身体が緊張していくのがわかる。
「大丈夫だよ、亜美ちゃん」
 耳元で優しく囁くと、ふっと息を吹きかける。
「やっ」
 耳のくすぐったさに意識が行ってしまい、足下の緊張を解いてしまった。
 その一瞬を見逃さないようにまことの指が軽く触れる。
「ひっ」
 ただそれだけでも大きな反応を見せる。
 いつもとは違う新鮮な反応に、まことのテンションが上がる。
 今度は触れるだけではなく、ゆっくりと差し込んでみた。
 ビクン
 今までにない大きな波が押し寄せたのか、背中が弓なりに反り、そのせいで余計に奥まで指が銜え込まれる。
 不可抗力だが、思いもかけない刺激に亜美が悲鳴をあげる。
「いやぁっ!あぁっ、んっ・・・」
 まことは動きを止め、ふるふると小さく痙攣を続ける亜美の反応を伺った。
「だいじょう・・・ぶ?」
「はぁっ・・・ん、だい・・・じょぶ」
 小さく頷く。
「無理してない?」
「いい・・・から」
 まことは黙って腰を抱き、臍のあたりに唇を這わしながら指は中で蠢く。
 限りなく唇がそこに近づくと指を抜き、その代わりに舌を差し込んだ。
 ぴちゃっと妖しい水音が響く。
「むっ、ふっ・・・」
 浅い場所を親指でなぞりながら舌が内壁を刺激する。
 まことの思いがけない行動に、亜美の目が驚きで見開かれる。
「や・・・やぁぁっも、ダメ・・・まこちゃ・・・」
「やめる?」
「え?」
「やめていいの?」
 ふるふると首を振る。
 言葉とはうらはらな反応だ。
 まことは指を一本から二本に増やし、ゆっくりと奥まで押し込んだ。
「あうっ」
 指の腹で亜美が一番感じるところを探るように折り曲げ、こすり上げる。
 亜美の顔が快感でゆがむ。
 恥ずかしそうに両手を交差させて顔を隠す。
 そんな亜美を見ていると、まこと自身が先にイキそうになる。
「亜美ちゃん・・・顔、見せて」
「やっ、恥ず・・・しぃ」
「大丈夫だって、かわいいから・・・さ」
 ぷるぷると首を振って抵抗する。
 まことは器用に指を動かしながら、両手の交差部分から割り込むようにキスを強請る。
「亜美ちゃん、キス・・・してよ」
「・・・!」
「ねぇ」
 甘い声で強請り、亜美の抵抗力を奪った。
 唇を塞ぎ、呼吸をも奪い、酸欠に近い状態になる。
 亜美の視線が虚ろに彷徨い、覚悟を決めたかのように閉じた。
「んんっ・・・」
 一瞬大きく身体を震わせると、動きが止まり、次の瞬間全身の力が抜け切ってしまった。
 まことの意識も同時に刈り取られた。

  ☆

「まこちゃんごめんね」
「何が?」
「寂しい思いさせて」
「大丈夫だよ?あたしさ、覚悟したんだ」
「覚悟?」
「天才少女とつき合うんだもん、これから先もきっとこういうことあると思うんだ。だからあたしは強くならなきゃいけない」
「そんな・・・」
「亜美ちゃんにちゃんと寂しいって言えるように、いつでも電話しちゃえるくらい強くなるんだ」
「・・・え?」
「一人で我慢するのなんて、全然強いってことじゃないんだなって思ったんだ」
「ん、そうね、そうかも・・・」
「でも亜美ちゃん」
「ん?」
「あんまりほっとくと浮気しちゃうよ?」
 あははっと笑って冗談だけどっと付け加える。
 ごそごそと寝返りを打つと、甘えるようにまことの胸の中に顔を埋める。
「え?どうしたの?」
「浮気なんかさせないもん」
「浮気なんかしないもん」
 まことは嬉しそうにぎゅっと亜美の身体を抱きしめた。

  ☆

「ちょっと美奈!今何時だと思ってるの?」
「知らないわよ、そっち何時?」
「夜中の3時よ!いい加減時差覚えなさいよ!」
 布団の中から携帯に向けて文句を投げつける。
「しょうがないじゃない、この時間しか電話できないんだもん」
 子供のような言い訳をする美奈に、小さな溜息が出る。
「ちょっとはまことや亜美ちゃん見習ったら?」
「何よそれ?」
「気を使えってことよ!ばかっ」
「バカとは何よ?バカとは」
「で?いつ帰って来るの?」
 美奈の文句をサクっと流す。
「来週よ」
「うち来るの?」
「行くわよ!」
「じゃあ待ってる・・・から」
 言葉にするのが恥ずかしそうに濁す。
「何よ?寂しいの?」
 ニヤニヤと嬉しそうに笑っている美奈の姿が目に浮かぶ。
「そんなわけないでしょ!」
「そっか、レイがそんなにあたしに会いたいんならしょうがない!帰ったら飛んで行くわ」
「だからあたしは別に・・・!」
「はいはい、素直じゃないんだからぁ」
 一気に機嫌が直った美奈の声が一オクターブほど上がった。
「まぁあたしも会いたいしぃ」
「え?」
「帰ったら寝かさないわよぉ!レイ」
「はいはい、それはいいけどそのかわりさ」
「ん?」
「もう寝かせてくれない?」
「えー!まだいいじゃない!寂しいのにぃ」
「あぁ・・・はいはいすいませんねぇお姫様」
 やっぱ・・・まことたちみたいにはなれそうにないわね。

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Date:2010/01/14
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