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□ 美奈×レイ □

つかまえて

久々ですかね?美奈レイ
突発で思いついたので殴り書き(笑)
ちなみに実写設定。
うちの美奈レイはどうしても実写設定多いですねぇ。
ま、しゃーないか。









「美奈?今から行ってもいい?」
 そう電話がかかってきたのは年末も押し迫った週末だった。
「レイ?こんな時間にどうしたの?」
「今日はどこのホテル?」
 美奈の問いに答えようとしないで一方的に質問を繰り返すレイに、何を言っても無駄だと諦めた美奈は素直に今いるホテルの名を告げた。
「わかった、近くにいるから10分で行く」
 近く?レイの家からは少し離れてる気がするけど?
 その疑問を発する前に電話はすでに切れていた。

  ☆

 きっかり10分後に部屋をノックする音が聞こえた。
「ホントに10分ね」
「だから言ったじゃない」
 言いながら入って来るなりレイは目の前にある大きなベッドにダイブした。
 ギシギシっとベッドが軋む。
「ちょっとレイ?何するのよっ」
「ふふっいいじゃない?相変わらずいい部屋泊まっちゃってさ」
 少しだけ顔を上げてニヤリと笑う。
 そのイヤミには答えずに、小さく溜息をつきながら突然の来訪の理由を問うた。
「突然どうしたの?」
「誰かさんが会いに来てくれないから会いに来た」
「それは・・・」
 年末の特番や、正月番組の撮りなどで多忙な美奈に、レイの元へ通う時間などほとんどなかった。
 申し訳ないとは思いつつどうすることも出来ないのが現状だ。
 言葉に詰まった美奈を急かすように、ゴロリと仰向けに寝返りと打つとレイはジっと見つめる。
「何?」
「ん」
 何かを強請るように両腕を伸ばす。
「へ?」
 自分に向けて伸ばされた両腕の意味がわからず、きょとんとそれを見つめた。
「抱っこ」
「はい?」
 いよいよもって意味がわからず・・・いや、言葉の意味はわかってはいるのだが、それを口にするような人物じゃないレイの口から出たことに驚きを隠せなかった。
「美奈?」
「え?あ、うん?」
 ゆっくり身体を起こすと、少し機嫌を悪くしたのかレイはムっとしたまま美奈の腕を掴んで引き寄せた。
「きゃっ」
 思いがけないことに勢いが止まらず、レイの上にのしかかったままベッドに倒れ込んだ。
 そこで初めて密着した美奈は、レイの身体から違和感を感じ取った。
 両手を顔の脇について身体を支えるように持ち上げる。
「レイ・・・お酒飲んだ?」
「ふふっ少しだけね~」
 若干頬を赤らめた。
「どこで?っていうか未成年でしょ?」
「美奈ってそんな常識的な事言うんだ?意外~」
 小馬鹿にするようにケラケラ笑うレイにムっとする。
「誰と飲んだの?」
「ひ・み・つ」
「はぁ?」
「言わない」
「何よ?それ?」
「美奈のばぁか」
「・・・あったまきた」
 美奈は身体を起こすと、レイの腰の上に乗ったまま冷ややかな視線を落とす。
「帰りなさいよ」
「え?」
「あたし忙しいんだから、からかうんなら帰って」
「・・・ごめんなさい」
 思いがけずシュンと素直に謝るレイに少し驚く。
「何なのよ?一体何がしたいの?」
 レイの不可解な行動が理解出来ず、また理解出来ない自分にも腹が立った。
 すると、レイは手だけで美奈に降りるように言うと、美奈は素直に降り、ベッドの端に腰かけなおした。
「ごめん美奈」
「ん」
「父親に呼ばれて一緒に食事したの」
「あ、お父さん?」
 少しホっとしたのも束の間、次の言葉に衝撃を受けた。
「ん、あと父親が連れてきた婚約者っていう人も」
「婚約者?誰の?お父さん再婚するの?」
「あたしのよ」
「・・・・・・・・・は?」
「だからあたしの婚約者」
「何で?」
 美奈の頭は混乱していた。聞き慣れない言葉の連続に、思考がついていかない。
「まぁ父親が勝手に言ってるだけであたしにその気は全くないけどね」
「当たり前でしょ!」
「は?何で美奈が怒るのよ?」
「怒るわよそりゃ!」
「・・・どうして?」
「レイはあたしのそばにいればいいのよ!」
「いればいいって・・・いてくれないじゃない・・・クリスマスだって一人だったしさ」
「うっそれはっ・・・」
 二の句が次げない。グウの音も出ないとはこのことだ。
 正直、レイがそんな親の決めた婚約者とどうにかなるとは考えられない。
 だが、自分以外の誰かになびくことはあるかもしれない。
 不安がよぎる。
「確かにあたしはこんな仕事だし、忙しくてあまり会いに行けないけどでも・・・あたしはレイのこと忘れられない」
「え?」
「悪いとは思ってる・・・レイが他の人になびいても文句言えないけど、でも・・・行ってほしくない」
「ワガママね」
 くすくす笑う。
 さっきまでの不機嫌さが嘘のような笑顔を見せる。
「悪かったわね」
「バカね」
「誰がよ?」
「美奈」
 ツンと美奈の鼻の先を突つく。
「他の人に取られたくなかったら、ちゃんとつかまえといた方がいいわよ?」
「え?」
「こう見えてもあたしモテるし」
 こう見えてもって、自分がどれだけキレイなのか自覚してるのかしら。
 これでモテなきゃどんだけ性格悪いのよ。
「レイ」
「ん?」
「今日は帰さないから」
 再び首に手を回すと、レイは小首をかしげて誘うように耳元で囁いた。

「そのつもりで来たんだけど・・・ね」







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Date:2009/12/24
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