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□ まこ×亜美 □

子守唄

まこ亜美です。
久しぶりかな?
これはもう完全に篠原さんと久川さんでお願いしますね。
やっぱ声と言えばこの2人だと思うので。
絶対寝れそうやん、この声で歌われたら(笑)





「ふーふふふん~ふふん♪」
 ふっと、亜美の耳元で鼻歌が聞こえる。
「まこちゃん・・・その歌なぁに?」
「へ?あ、ごめん、声出てた?」
「うん」
「何の歌かよくわかんないんだよねぇ、ただ何かずっと頭に残っててたまに口ずさんじゃうんだよ」
「へぇ」
「多分、母さんが子守唄代わりに歌ってたんじゃないかなって思うんだけど」
「あ、子供の頃の記憶って断片的に残るものね」
「ん」
 ごそごそと寝返りを打つと、今度は亜美がまことの耳元に唇を近づける。
「歌って?」
「え?」
「聞きたいな」
「あ、うん」
 少し照れくさそうにまことは上を向いたまま再び口ずさんだ。
「ん・・・」
 まことの腕にきゅっとしがみつくと、すりすりと顔を埋めた。
「亜美ちゃん?」
「う・・・ん?」
「眠い?」
「ん・・・気持ちいい」
 まことは亜美の邪魔をしないようにゆっくりと身体を横向けると、亜美の身体に腕を回してしっかり抱きしめ、今にも触れそうなほど耳元に近づき、囁くように続きを歌う。
 その声は優しく、ゆっくりと亜美の中に浸透していくのがわかる。
 心地よさに身を委ねている間に、いつしか落ちかける意識を繋ぐものはまことの身体の温もりだけだった。
「亜美ちゃん・・・おやすみ」
 瞬間、ぷつりと亜美の意識は途切れた。

  ☆

 腕の中で安らかな眠りにつく亜美をじっと見つめる。
「子守唄って・・・効果あるんだなぁ」
 亜美の頬にそっとキスをする。
「そんな顔で眠られたら何もできないよ、亜美ちゃん」
 ボソリと呟いた。
 まことの呟きが聞こえたのか、ピクンと亜美の身体が反応した。
「あ、ごめん、起こしちゃった?」
「ん・・・」
「もっかい歌おうか?」
「ううん」
「いいの?」
「わたしが歌う」
「へ?」
「わたしが歌う」
 もう一度繰り返すと、亜美は小さくまことの歌っていた歌を歌い出した。
「もう歌えるの?」
「覚えた」
 さすが天才少女だなと感心しながら耳を傾ける。
 自分より少し高い声が、耳元で囁くように歌う。
 その心地よい声に意識が引きずられる。
 かろうじて残った意識で、亜美の声に合わせるようにまことも呟くように歌う。
 もう言葉もハッキリしない頃、2人は頭を寄せ合って眠りについた。

  ☆

 夜明け、ふっと目を覚ましたまことは身体を起こし、隣で眠る亜美を見下ろした。
 すやすやと眠る亜美の柔らかな前髪に触れる。
 一人で寝ていた頃は、こんなに安らかに眠れることは少なかったなと思い返す。
 亜美が隣で眠るようになって少しマシになったとは思うのだが、今度は別の欲が邪魔をするようになった。
 亜美もそれに答えようとしてくれるだけに、すまないと思う気持ちも拭えなかったのだが・・・。
 なのに昨日は亜美の声に引きずられるように眠ってしまった。
 その事実に驚き、そしてそれが少し嬉しかった。
「まこ・・・ちゃん?」
「ん?起こしちゃった?」
「眠れ・・・なかったの?」
「ううん」
 ニッコリ微笑みながら亜美の前髪をかきあげる。
「逆だよ、良く眠れた」
「ホントに?」
「ホント」
「よかったぁ」
 ふわりと微笑む。
「亜美ちゃんの声、気持ちよかったよ」
「ふふっ」
 嬉しそうに笑い、まことの手をきゅっと握って亜美は再び眠りに落ちていった。

 亜美を起こさないように、小さく小さく再びまことは歌った。
 愛しい想いを込めて。





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Date:2009/11/12
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