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□ まこ×亜美 □

発情

まこ亜美です

こんな亜美ちゃんだと撃沈します


 チッチッチッと時計の針の音が妙に響く。
 それ以外の音と言えば同じベッドで眠る亜美の寝息と、自分の鼓動の音だけだった。
 まだ起きるには早い時間、何となく目が覚めたまことはベッドの頭に背中を預け、隣で安らかな寝息を立てる亜美を見下ろした。
 まだ春の始まりの時期、少し肌寒いくらいなのだが今のまことにはそれほど感じられなかった。そっと手を伸ばすと、柔らかな蒼みがかった髪を撫でながら亜美ちゃん・・・と心の中で呟く。
 起こさないように。
 数時間前まで抱いていた身体のあちこちに残る赤い痕が、自分の欲の深さを表しているようで少し恥ずかしくなる。と、同時に再びその身体を抱きしめたくなる自分を抑えるので必死だった。疲れきっているであろう亜美をこれ以上疲れさせるのが申し訳ない。
 そんな葛藤を繰り返していたその時だ。
「ん・・・?」
「あっ」
「まこ・・・ちゃん?」
 ふにふにと目をこすり、丸まっていた身体を仰向けに転がすとぼんやりとまことを見上げようと目を細めるが、焦点が合っていないのか視線が部屋中を泳ぐ。
「ごめんね、起こしちゃった?」
「どう・・・したの?」
「どうもしないよ」
「ふぅん・・・」
 再び意識が落ちそうになる亜美を安心させるように、よしよしとしなやかな指先が髪を撫でた。
「ん」
 それが余程気持ちよかったのか、すりすりとまことの手に頬ずりしてくると、そのままきゅっと握りしめてきた。
 その仕草にカァっとまことの頬が紅潮し、バクンバクンと心臓が跳ね上がる。
 そんなまことのことなどおかまいなしに、亜美はそのまま再び安らかな寝息を立て始めた。
「まいったな・・・」

  ☆

 最近自分を抑えきれず、何度も亜美を求めてしまう。
 それに答えてくれる亜美には申し訳ない気がする。
 こんなに欲深い自分に幻滅したりもするが、それでも止められなかった。
 何度抱いても・・・いや、抱けば抱くほどもっと欲しくなる。
 これでいいのかと自問自答を繰り返し、それでもまた溺れて行く。
 自分の弱さに嫌気がさす。

  ☆

「まこちゃん?」
 思いがけずしっかりした声で呼ばれ、ハっと我に帰る。
「亜美ちゃん?」
「おはよ」
 一体どれくらいぼんやりしていたんだろう。しっかり目が覚めた様子の亜美が見上げていた。
「ごめんね、」
「どうして謝るの?」
「色々、さ」
「いろいろ?」
「うん、いろいろ」
 膝を抱え、右手を握りしめられたまま顔を埋める。
 ごそごそとシーツの擦れる音が聞こえたかと思うと、まことの握られた手に温かな感触が触れた。
 ピクンと震える。恐る恐る顔を上げた。
 その瞬間を逃さないように、亜美の両手がまことの頬を包み込んだ。
「亜美・・・ちゃん」
「どうしたの?」
 泣きそうな顔で亜美を見つめる。
「ごめんね」
「ん?」
「ごめん」
「何が?」
「こんなに何度も何度も・・・」
 そっと亜美の首筋の、自分が刻んだ痕を撫でる。
「そんなこと・・・気にしてたの?」
「自分で自分が止められないんだ」
「うん」
「ごめん」
 目に涙を浮かべるまことの首筋に、突然亜美が吸い付いた。
 ビクンっと肩が震える。
 そのままなしくずしに引きずり倒すと、今度はまことを亜美が押し倒す形になった。
「亜美ちゃ・・・んんっ」
 唇を亜美の唇で塞がれる。
 息が苦しくなる。
 亜美の手が身体を這うが、逆らえず、声も出せず、ただいいなりになるしかなかった。
 その亜美の唇が離れ、やっとのことで呼吸が許されたと思うと、今度はその唇が首筋から鎖骨、胸へと移動を始めた。
 ビクンと跳ねる身体。
 そんなまことの胸の先端を吸い、摘み、銜え、弄ぶ。
「あっ!んっ・・・はぁっ」
 と、同時にまことの中を求めて指が脇から太腿へと降りて行く。
「やっ」
 撫で回すその手に意識が奪われ、もう他に何も考える余裕がなくなったまことは、ただ小さく悲鳴を上げ続けることだけしか出来なかった。
「まこちゃ・・・ん、わたしだって・・・同じだから・・・」
「え?」
「同じこと考えて、同じことしてるわ」
「んんっ?」
「だから・・・」
 そこでひと際強く胸元を吸われる。
「痛っ・・・?」
「これで同じよ、まこちゃん」
 胸元にくっきりと残された真っ赤な痕に、亜美の所有物だと主張されているようでくすぐったく感じた。
「大胆だね、亜美ちゃん」
 きゅっと首に腕を回すとしっかりと抱き寄せた。
「だって・・・誰かさんが泣くんだもの」
 まことの首筋に顔を埋めて呟く。
「ごめんね」
「ううん、嬉しいの」
「え?」
「他の誰でもないわたしのそばにいてくれるんだもの」
「亜美ちゃん」
「この痕はまこちゃんがわたしのことを思ってくれる証だと思えるの」
 同じこと考えてる。
「だから・・・」
「ん?」
「気にしないで、まこちゃんのしたいようにしてくれていいから」
 言って、もう一度小さくキスを送った。
 その言葉を聞いた瞬間、スゥっとまことの中で燻っていた熱が引いたような気がした。
「ありがとう、何だか落ち着いたよ」
「ん?」
「もう少し寝ようか」
「うん」
 言った途端トロンと瞼が落ちそうになった亜美を見ると、何だか無理してたんだなと思えて嬉しくて、微笑ましくなった。
「無理しなくてよかったのに」
「いいの・・・まこちゃんに・・・泣いてほしくなかったんだもの」
「そか」
 亜美の首の下に腕を回すとそっと抱き寄せた。
 
 二人の意識が落ちたのは、ほぼ同時だった。






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Date:2009/04/09
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