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□ ロビン×ナミ □

みかんの木

ロビン×ナミです。
うちのナミはちょっと天然ですが、こういうのは年上の人にだけのような気がします。
年上であるハズのサンジくんやゾロなんかには無茶苦茶言うけどね(笑)
ってかナミかわいいよな~!
こういう「普段気ぃ強いけど実はかわいい女」はツボかも、あたし。




「サンジくん」
「はぁ~いナッミさーーーん、何か御用でしょうか?」
「あたしが留守の間、みかんの木、しっかり見ててね」
「はい!命にかえてもお守りします!」
 キリっと敬礼をする。
 よろしくね~っとひらひら手を振って船を降りるナミを、サンジはだらしなく目尻を下げ、白いハンカチを振って見送った。

  ☆

「ホントに大事なのね?」
「え?」
 隣を歩いている相手を見上げる。ナミも女にしては背が高い方だが、相手はもっと高いので視線を上げざるをえなかった。
「みかんの木」
 やっと何のことを言っているのか理解したナミはうなづいた。
「あぁ、うん。だって大好きな人が大好きだった木だからさ」
 へへっと少しだけ寂しそうに笑う。
「そうなの」
 “大好きな人”の部分が少し気になるが、そんなことで目くじらを立てるほど子供ではないつもりだ。
「うん、血がつながってないのに最後まであたしとノジコ・・・あ、姉さんなんだけど、を自分の娘だって言い張ったばっかりに・・・アーロンなんかに殺されちゃったんだ・・・」
「ん」
「でもルフィが・・・ルフィとみんながアイツを倒してくれた。あたしを自由にしてくれたの」
 そっと入れ墨の入った腕に触れる。今はみかんと風車がモデルになっているが、これの前に彫っていたのは忌まわしきアーロンのマークだった。
 その忌まわしき過去を捨てるために、ゲンさんに彫り直してもらったのだ。
「そうなの・・・」
 そっとその入れ墨にロビンが指を這わす。
「ん?」
「痛そうね」
 時々何か思い出すようにぼんやりしながらソレに触れているのを見かける。
 クセなのかしら?と思っていたけど、そこらへんの過去に理由があるらしいとは感じていた。痛そうだと言ったのは、心の傷も含めてだ。
「・・・痛くないわ」
「え?」
 思いがけない言葉。
「これを彫った後はもう楽しい記憶しかないもの。ロビンにも出会えたしね」
 ロビンの手の上から自分の手を重ねる。
「あたしは自由よ」
 まっすぐロビンの目を見つめる。その視線に釘付けにされる。
 今まで色んな人間の間を点々として暮らして来たが、これほど心を惑わす瞳を持つ人に出会ったことはなかった。
 重ねられた手が熱い。ぼんやりと熱を感じていたロビンだったが、ふっと突然熱が離れた。
「さ、ロビン、行こっ」
 満面の笑顔のナミが、ハイっと手を差し出していた、
 そっと手を伸ばす。しっかり繋がれた手から、離れた熱が再び戻って来た。
「こんな町中でいいのかしら?」
「いんじゃない?」
「まぁ・・・いいけど」
「ロビンってばほっといたらどこ行くかわかんないんだもん。なに?それとも密室で二人っきりの方がよかった?」
 子猫のようにくるくると表情が変わる。人の心を射抜くような瞳、満面の笑顔、いたずらっ子のような表情。それがまた彼女の魅力なのかもしれない。
 それにしても・・・まだ根に持ってたのね、あの時一人で姿を消した事。
「バカね」
「あははっ。あ、もうすぐみかん食べられるようになるからロビンにもあげるね」
「あら、ルフィたちはダメなのに?」
「ロビンは特別」
「え?」
「ベルメールさんもロビンに食べてもらえるなら喜んでくれるわ」
「それがナミの大事な人?」
「うん、でもロビンもよ」
「え?」
「大事な人」
 ドクンと鼓動が高鳴った。あたしの心をこれほど惑わしているとは夢にも思ってないのかしらね、全く・・・少し悔しい気がする。
「ナミ」
「ん?」
 少しだけ腰をかがめてナミの目線まで降りると、チュっと一瞬触れるだけのキスをした。
「ちょ、ロビン?こんな町中で?」
 少し顔を赤らめたナミが動揺を隠せずに視線を泳がせる。
「いいんじゃない?」
 照れたような表情で動揺するナミを見て、少しだけロビンの悔しさが半減した。
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Date:2008/10/20
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