Planetarium SS置き場

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□ 美奈×レイ □

拍手SS美奈レイです




「ちょっと美奈・・・何その格好?」
 全身濡れネズミ姿の美奈を、玄関で向かえたレイは驚きの声を上げた。
「へへ、途中で降ってきちゃってさーあたしの足だったら平気かなって走ったんだけど雨のが早かったわ」
 ぐっしょり濡れたスカートの先を摘んで持ち上げると、ポタポタと雫が勢いよく滴り落ちる。
「あぁ!とにかくタオル持って来るからまだ上がらないで!」
「ん、ごめんねぇ」
 レイが持って来たタオルでとりあえず水滴を拭い、靴下を脱ぐと美奈子は浴室に連行された。
「はい、シャワー浴びたらこれ着て。浴衣しかないけど」
「はーい」
 返事と共にシャワーのコックが勢いよく開かれた。

  ☆

 しばらくして浴室から美奈子の声がレイを呼ぶ。
「レイちゃーん」
「何?」
 がらりと戸を開ける。
「これ、どっちが下だっけ?」
 浴衣を羽織っただけで前が全開の美奈子が、身衣の右を下にしたり左を下にしたりとあれこれやっていた。
 レイはぼんやりとその場に佇んでしまった。
「レイちゃん?」
「え?あ、ん、こっち」
 視線を泳がせながらキチンと着せてあげた上、帯も締めてやる。
「レイちゃーん」
 ひらひらと目の前を手の平が舞う。
「何よ!」
「どしたの?何かヘンよ?」
 まだ少し水滴の残った美奈子の身体に見蕩れていたとは死んでも言えない。
 美の女神ヴィーナスと呼ばれただけあって美しいのはわかるが、普段のキャラがそのイメージを壊しがちだ。
 だが時折見せるこういう姿がレイを魅了してやまない・・・。
 独り占めしたいと思ってしまう。
 ・・・ということを本人に言うと調子に乗ることは間違いないので言わない。
「呆れてんのよ!こんなのもわかんない美奈に!」
「あ、カッチーン、わーるかったわねぇ!」
「ほら、湯冷めするから早くしなさい」
「はいはいっと」
「明日までには乾かないと思うけど」
「あ、週末で学校休みだからいいよ」
「どうやって帰るの?」
「へ?何で?」
「あたしの服でいいなら・・・」
「泊まってくからいいわ」
 当たり前のようにそう告げる美奈子の言葉にレイは全てを理解した。
 吊るされた制服を見あげてレイは呟いた。 
「ま、月曜日には乾くでしょ」
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Date:2008/08/31
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