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□ 美奈×レイ □

小説

美奈はこんなことしそう。
ほんで絶対被害者はまこちゃん(笑)

アニメバージョンです




「えっ・・・」
 レイはその不思議な光景を見て言葉を失った。
 レイの帰宅よりも早くレイの部屋に上がり込んでいるだけでも驚きなのに、その美奈子が黙々と読書をしているのだ。
 それもライトノベルとかそういう類いのものではなく、分厚い・・・亜美が読んでいる方がしっくり来るような本だ。
「な、な、な、何してるの?」
「・・・」
「み、美奈?」
「黙ってて!」
 人の部屋でここまで威張る人も珍しい。
 そう思いながらも、読書を邪魔されていい気分になる人はいないと自分の経験からよくわかっているのでレイは黙った。
 まぁ、邪魔されるのはレイで邪魔をするのはいつも美奈子なのだが。
 黙りながらも美奈をこれほど活字に没頭させる本が何なのか興味はあった。
 ひょいっとベッドにうつ伏せに寝転がっている美奈の上から覗き込む。
「あら?」
 どこかで読んだことのある文面だなと、レイはタイトルを覗き込むとやはりそれだったことを確信する。
 そして首を傾げる。
 これがココにあることが不思議だった。
 その本は今、本当ならばまことの手元にあるはずだったからだ。
 まことが一日でこれを読み切ったとは思えないのだが・・・。
「それ、どうしたの?」
 ごろりと横に寝転がる。
 チラリと一瞬だけレイに視線を移し、
「借りた」
 と、一言だけ告げるとすぐに本に戻す。
 ジーーーっと美奈の真剣な横顔をレイは物珍しげに見つめる。
 滅多にお目にかかれない姿にレイの頬が綻んだ。
「それ、面白いでしょ」
「ん」
「犯人はねぇ」
「言ったら絶交」
 取り付くしまもないと、ふぅっと溜息をつくとレイはパコンと携帯を開いた。
 メールが届いていた。
「まこちゃんだ」
 メールを開くと、ここにその本があって美奈が読んでいる理由が判明した。
「美奈子ちゃんに取られたよ~(≧◇≦)」
 それだけで十分だった。
 まことが夢中になって読み始めたのを、美奈子が無理矢理奪っているサマが想像出来た。
「ごめんねまこちゃん(T人T)」
 それだけ打つとパコンと携帯を閉じた。

  ☆

 結局美奈子はその日、レイのベッドの上から動く事はなかった。
 夜遅くまで電気スタンドがついていたようだが
 レイは諦めて下に布団を敷いてさっさと寝てしまった。
 美奈がいて、こんなに平和な眠りにつけるのは珍しい。
 いつもなら・・・。
 スウっとレイの意識はそこで途切れた。

  ☆

「レイちゃんレイちゃん」
「ん・・・何?」
「読み終わった」
「・・・何を?」
「コレよ!」
 ゴシゴシと眠い目をこすりつつ美奈のつきつける物をぼんやりと見つめた。
 例の本だった。
「・・・ホントに?」
「うん!」
 美奈の目の下にはくっきりとクマが出来ている。
 徹夜したのだろうか?
 というか今一体何時なんだろう?
 もぞもぞと身体を起こすと時計を確認する。
 4時半・・・。
「今まで?」
「ん、すっごい面白かった!」
「よかったね、じゃ、おやすみ」
 眠りを妨げられたことで少々不機嫌なレイは、ごそごそと再び布団に潜り込む。
「ちょっとちょっとレイちゃん!この小説について語ろうよ!」
「語らない!もうあんたも寝なさいよ」
「やーーーーっ」
 グラグラとレイの身体を全力で揺する。
「あーーっもう!いい加減にしなさい!」
「相手してくんなきゃ襲う」
 キッパリと言い切るとニヤリと笑みを浮かべると、手の平をわきわきと器用に動かす。
「あ・・・あのねぇ・・・」
 レイは頭を抱えた。
 美奈の話につきあっても、このまま襲われても、これ以上寝かせてもらえることはないことをレイは悟った。
 結局彼女といて平和な夜は訪れないんだなと素直にレイは諦めて、なるべく楽な方を選びたいと願う。
「わかったわかった、どうにでもしてちょうだい」
 言った瞬間、レイの視界がぐらりと揺れた。
 ドサっと身体が布団に沈み込むと、美奈の重みがレイの動きを支配した。
「よく言った!」
「あぁ、やっぱりそっちなんだ」
「ううん、両方♪」
「りょ、両方?」
「押し倒して語る」
「・・・」
 がっくりと全身の力が抜けた。
「ちょ、み、美奈・・・」
 美奈子の手がレイのパジャマの裾から潜り込む。
「ふふん、ねぇレイちゃん?」
 耳元で名を囁きながら手の平が膨らみを包み込む。
「な・・に?」
 キュっと先端を摘まれ、ビクンと背を仰け反らせながら美奈子のパジャマの裾をギュっと掴む。
「あの犯人さー、すぐ・・・わかった?」
 首に唇を這わせながら囁く。
「ん・・・わかるわけ・・・ないでしょ・・・」
 露になった首筋に紅い痕が刻まれる。
「だよねー、まっさかアイツが・・・ん・・・犯人・・・だなんてねー」
 プチプチっとボタンをひとつずつ外しにかかった。
 胸元が解放され、美奈子の舌が首筋から鎖骨へと移動を始めた。
 チロリと舌の先が胸の先端に到達する頃には、レイの意識は混濁をし始めていた。
 ビクンビクンと数度、痙攣するように身体を震わせる。
 美奈子の手がその隙をついて太腿の間に滑り込むと撫で回す。
 無理矢理こじ開けると中心に向かって指が這い回り出した。
「でも・・・あのトリックって実際使えるのかな?」
 中心に触れる寸前、ピタっと動きを止めて美奈子が意地悪をするように、今のレイにはどうでもいいことを問う。
「・・・ない」
「ん?」
「知らない!」
 レイの甲高い、悲鳴にも似た声が上がり、美奈子は驚きで目を丸くした。
「な、何?」
 目に涙を浮かべるレイが訴えるように返す。
「どうでも・・・いいわよ」
「え?」
「からかうのはやめて!」
 スルリと内股の辺りでウロウロしている美奈子の手から逃れるように身体を捻る。
 それを追うように手を伸ばすと、そのままレイを今度はうつ伏せに組み敷く。
「やっ・・・」
「ごめん」
 レイの髪をかきあげ、露になった耳元で囁く。
 固く目を閉じ、ピクンと肩が震える。
 肩から腕へと這う唇に、レイは唇を噛んで声を上げるのを我慢する。
 レイに抵抗する力が抜けてきたところで、ゆっくりと再び身体を自分の方に向けた。
「ごめん、レイちゃん」
「ん・・・」
 レイは美奈子の首に腕を回すと、きゅっとしがみついた。
 美奈子の手が今度は一気にレイの中心へと向かう。
 指が一本、二本と沈み込むにつれ、レイの背が仰け反る。
 声にならない悲鳴を上げ続ける。
 いつしかレイの意識は完全に奪われていた。

  ☆

「ん・・・何・・・?」
 隣でごそごそと動く気配に目覚める。
「あ、おはよ!レイちゃん」
「美奈?何こんなに朝早く・・・今日休み・・・でしょ?」
 すでに着替えをはじめている美奈子は一人、スッキリと目覚めたようだ。
「ん!まこちゃんちに本返しに行くんだ」
「ん・・・まこちゃんに・・・本?」
 意識が朦朧としたまま美奈の言った言葉を繰り返す。
 ・・・ん?
「ちょ、ちょっと美奈!あんたまさか・・・」
 自分の姿が生まれたままの姿だということも忘れてガバっと身を起こす。
 振り返った美奈子がニヤリと、あきらかに何か企んでいるような笑みを浮かべる。
「ダメよ!犯人教えちゃ!」
「へっへーん、何の為に徹夜で読んだと思ってんのよ」
「くだらないことに情熱燃やさない!」
「じゃあ・・・コレにならいいのかな?」
 四つん這いになってレイの胸に口づける。
「ちょ、あっ!」
 慌てて布団をかき集めると胸の前で抱きしめる。
 頬を真っ赤に染めて小さく叫ぶ。
「バカ美奈!」
「ふふっ、じゃね、レイちゃん」
 ひらひら~っと手を振ると心底楽しそうに部屋を出て行った。
 あぁ~っと止める間もなく、上げた手のやり場も失い、美奈を止められなかった自分を情けなく思い、心の中でまことにひたすら謝った。


 遅れて現場に到着したレイが目にしたのは、案の定例の本を片手にくずおれるまことの前で自慢げに高笑いする美奈子の姿だった・・・。
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Date:2008/08/31
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