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□ 美奈×レイ □

嫉妬

美奈も実は結構意地っ張りで嫉妬深いよねぇきっと




「ん、ちょ、やめ・・・」
「・・・」
「美・・・奈・・・?」
「い・や!」
「え?」
 半ば無理矢理押し倒され、体をベッドに沈めたレイの瞳が
 じっと真上から見下ろす美奈子の瞳とぶつかった。
 少し怒ったような真っ直ぐな瞳にレイは思いがけず動揺する。
「な、何?」
「許さない」
「え?」
 美奈子がここまで怒る理由に心当たりのないレイは
 美奈子の体を押し返そうと突っ張っていた手の力を緩めた。
 そのスキを逃さないかのように、美奈子は一気にレイの唇を奪うとシャツの裾をまくり、手を入れた。

  ☆

「美奈」
「・・・」
「あたし・・・何かした?」
 背中を向けてしまった美奈子に向かって、少し怒ったように問いかける。
 今更ながらもう少し抵抗すればよかったと後悔していた。
 怒りに任せて抱かれることほど嫌なことはないと、今レイは痛感していたからだ。
 ゆっくりと体を起こすと、美奈子の肩をつかんで強引に振り向かせる。
「美奈!」
「ごめん」
「は?」
 怒っていたかと思えばこの態度。
 レイの頭は混乱していた。
「ごめん、レイ」
 きゅっとレイの首に腕を回すと、今度は縋るように求めて来た。
「ちょ、え?み、美奈?」
 思いがけない言葉と態度に、レイはまたしても美奈子の腕の中に抱きしめられていた。
 もうわけがわからない。
「ワケ・・・言ってよ」
「・・・」
「美奈!」
 子供が悪さをして母親に怒られたかのように、ビクンと一瞬肩を震わせた。
「今日・・・たまたまレイの学校の近くを通ったの」
「ん?」
「今まで見た事なかった」
「何を?」
「楽しそうに学校生活送ってるレイ」
「楽しそう?あたしが?」
 そんなこと考えたことなかった。
 うさぎやみんなと会うまでは、寧ろ煙たがられていたと思うし、だからといってそんなことどうでもよかった。
 確かにあの頃に比べたらあたしは変わったのかもしれない。
 でもそれでどうして美奈が?
「意味わかんない」
 ぽつりと本音を吐いた。
「・・・あんな笑顔振りまいちゃって」
 笑顔?あたしが?美奈じゃあるまいし、そんなことしたことないわよ。
「レイはあたしのものよ」
「はい?」
 脈絡のない美奈の感情の起伏についていけずにきょとんとするレイ。
「ごめん、ヤキモチ」
 言った自分が恥ずかしかったのか、きゅーっとレイを抱く腕に力を込めると髪に顔を埋める。
「美奈?」
「いいな・・・レイ」
 レイは少しだけ体を離すと、真上から真っ直ぐ美奈子を見下ろす。
「あなた・・・後悔してるの?」
「何を?」
「アイドルなんかやってるばかりに学生生活棒に振ってるようなものだって思ってない?」
「そんなこと!・・・そんな・・・」
 ふと垣間見えた動揺。
 揺れる瞳。
 でもそれはほんの一瞬だった。
「ないわ」
「ん?」
「後悔なんてしてない」
 きっぱりと言い切る美奈子に、レイは少し安堵した。
「そう?」
「そうよ」
「でも、あたしはたまに寂しいわよ」
「え?」
「仕事だってわかってるけど、でもあなたの笑顔を独り占め出来ないんだもの」
「レイ」
「ヤキモチ焼いてるのはあたしの方だわ」
 そっと美奈子の髪を掬うと唇を寄せる。
「あなたは・・・あたしのものよ」
「お互いさまってヤツ?」
 顔を見合わせると、二人は同時にくすくす笑い出した。

  ☆

「ね、やり直す?」
 「何を?」
 レイの耳元に唇を寄せて囁いた。
「H♪」
「バカ美奈!」
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Date:2008/08/31
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