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□ 静留×なつき □

じうはちきんですな




「ん・・・ん!・・・う、わぁぁぁっ」
 ガバっ
 勢いよく布団を蹴り上げると同時に飛び起きる。
 はぁっはぁっはぁっ
 全身から噴出す滝のような汗を拭うことも忘れて、ただ荒い呼吸を何度も何度も繰り返す。
「またか、くそっ何なんだっ」
 なつきは汗をかいたTシャツを着替えようと、ベッドを降りた。


 ――翌日――

「静留?わたしは先に寝るぞ?」
「ん、後で行きますよって先布団入っててくれますか」
「わかった、あまりムリをするなよ」
「おおきに」
 なつきの部屋に来ていた静留は、近日締め切りだというレポートの残りを仕上げていた。
 いつもソツなくこなしているように見えるだろうが、静留だってスーパーウーマンではない。
 ただ人にそういう姿を見せないようにしてきただけだ。
「さて、ちゃっちゃと済ませてなつきの寝顔拝見といきましょか」
 静留はなつきの寝顔を思い浮かべてウキウキとシャーペンを走らせ始めた。

「う・・・あぁ・・・わぁっ」
「ん?」
  静留は隣の寝室から聞こえてくるうめき声に気づいた。
「なつき?」
 立ち上がると静留は音を立てないように細く寝室の扉を開ける。
 ごそごそとベッドの上ではなつきが苦しそうに呻きながら寝返りを打つところだった。
 静留はそっと足音を立てないようになつきに近寄ると、汗びっしょりの手をそっと握った。
「どないしたん?なつき・・・怖い夢でも見てるん?」
 そっと額に左手を添えると前髪をかき上げてやる。
 苦しそうななつきの呻きに、つられて静留の表情もゆがむ。
「なつき・・・なつき・・・うちがついてます、うちがそばにいます・・・」
 静留は握っていた手の甲にそっと口付けをすると、愛おしそうに両手で包み込む。
「ん・・・しず・・・る?」
「あ、なつき?起こしてしもた?かんにんな」
 一瞬で無理矢理笑顔を繕うと、静留は何でもないかのように両手をそっと離す。
「いや・・・いいんだ」
「えらい汗やで?なつき、着替えなあきませんなぁ」
 すっと立ち上がるとクローゼットからなつきのTシャツを持ってくる。
「着替え、手伝いましょか?」
「ばっ、いい!一人で出来る!」
「あら残念」
「ばかっ向こう向いてろ!」
「はいはい、そない恥ずかしがることないやろに今更」
 言いつつも静留はくるりとなつきに背を向ける。
「もういいぞ・・・すまなかったな静留・・・その、何か言ってたか?わたしは」
「えらいうなされてましたわ、悪い夢でも見てましたん?」
 静留はベッドのふちに腰かけるとなつきの顔を覗き込む。
「あぁ・・・最近よく見るんだ・・・」
「どないな夢?」
「大切なモノを失くす・・・夢だ」
「大切なモノ?」
「あぁ・・・はっきりとは覚えてないのだがなんとなくそんなイメージの夢なんだ」
「・・・なつきの大切なモノっって何ですのん?」
「わからん」
「わからへんの?夢に出てけーぇへんの?」
「ん、イメージだから・・・」
 そっとなつきの長い髪を、静留は丁寧に何度も梳く。
「うちは絶対どこにも行きません、なつきのそばにいますさかい・・・」
「静留?」
「ってゆーてもうちがなつきの大切なモノなわけやないやろうけど、でもうちにとってなつきは一番大切な人やさかいね」
「そんなことない!ありがとう、静留あの・・・その・・・一緒に・・・寝てくれないか?」
「喜んで♪」
 ちょぉ待っててな~と静留はリビングに広げたレポートを片付けに走ると、置きパジャマに着替えてなつきの隣に潜りこんだ。
「なつきが寝とってくれたからあったかいわぁ」
「ん、すまなかったな、わがまま言って」
「何ゆーてますのん、うちはなつきが甘えてくれて嬉しいどす」
「レポートは終わったのか?」
「そんなんなつきのためやったらちょちょいのちょいです」
「ま、魔法使いみたいだな」
「ふふっそうどす。うちの魔法でなつきにええ夢見せますさかいに、安心して寝ぇ」
「そうか、頼もしいな静留は」
 無理に笑顔を作ろうとするなつきが痛々しい。
 静留はそっとなつきの首の下に腕をもぐりこませると、なつきの頭を抱き寄せた。
 なつきもされるがままに静留の肩に額を預けると、そっと目を閉じた。
 そんななつきの髪に静留はそっとキスを送る。

  ☆

「なつき」
「ん?」
 そっと静留は体を起こし、なつきを見下ろす格好になると静留を見上げる無防備な唇を奪う。
「ん?むっ?」
 驚いて目を丸くするなつきだったが、静留はおかまいなしにキスを続ける。
 角度を変え、何度も何度も啄ばむように繰り返す。
 次第になつきも意識が奪われていったのか、目を閉じて甘んじる。
「し・・・る?」
「ん?」
「ど・・して?」
「魔法どす、なつきがよぉ眠れるように」
「益々・・・眠れないだろうが」
「そうどすか?おかしいですなぁ」
 くすくす笑い、シレっと答える静留になつきは怒る気も失せた・・・というより静留のキスに毒気を抜かれてしまったと言う方が正しいかもしれない。
 なつきの意識はすでに半分ほど落ちかけていた。
 そんななつきの首筋に静留は吸い付くと、ちろりと舌で味わうように撫で上げる。
「やめ、しず・・・んんっ」
 声にならない声で抵抗を試みるが、それも叶わず今度はただひたすら声をあげないようにガマンをしようと試みた。
 顔を真っ赤に染めて目を閉じたまま唇を噛んでこらえようとするなつきに、静留はそっと耳元で囁いた。
「なつき?声・・・出してええのに・・・うちしか聞いてませんよってな」
「・・・カ・・・そ・・・なこと」
「ええのに、うちなつきの声聞きたいわぁ」
「ヤダ」
「いけずぅ」
 静留はそっとTシャツを捲り上げると自分より少し小さめだが、静留の選んだ下着の成果か形の整った胸にそっと手を伸ばした。
 ビクンっ
「な、何をする静留?」
「何って決まってますやんかぁ、いややわぁなつき」
「はうっ」
 静留の指が、掌がなつきの胸を弄ぶように這い回る。
 それにシッカリ反応するようにふくらみの先端が隆起する。
「なつき?気持ちええん?」
「・・・」
 そっと今度は唇を這わすと、先端を口に含んで少し強めになめ上げる。
 ビクンっと大きく跳ねるなつきの背中。
 それでも続く執拗な静留の攻めに、なつきの体は痙攣するように何度も跳ねる。
「はっ、や、しず・・・る・・・んんっ」
 なつきの両腕が空をつかむようにふらりと伸びる。
 その指先に触れたのは静留の肩だった。
「静留・・・静留、静留!」
 涙を溜めた瞳で静留を見下ろすと、舌を這わせながら上目遣いで見上げる静留の瞳とぶつかった。
 静留はそっと唇と離すと、ん?と再びなつきの顔を覗き込むように体を持ち上げた。
 なつきの腕がそっと静留の首に回される。
「静留・・・」
「なんどす?」
 何度も呼び続けた名前にやっと答えてもらえて安心したのか、そのままぐいっと抱き寄せられた。
「なつき・・・大丈夫、うちがいますさかい安心しぃ」
「わかってる・・・」
 すりすりと静留の首筋に額を押し付けると、ぽそりと呟く。
 静留の指がそっと脇腹に伸び、どんどん下に向かって這い進む。
 ゆっくり進むその掌の感触がこそばゆい。
 とうとう下に到達したかと思うと、何度も腿を撫で回す。
 外から内へと行き来する掌に、なつきの呼吸が少しづつ荒くなっていった。
 そんななつきにはお構いなしで、静留の指はとうとう中心に到達した。
 そっと触れると今までの静留の行為のおかげか、そこはすでに充分潤っていた。
「なつき・・・こんままやったらあかんよねぇ?」
 そっと指をひっかけてするりと脱がすと、今度は直に触れた。
 くちゅっという音とともに、静留の指がするっと埋まる。
「あっっっっ」
 静留の体に必死で抱きついていたなつきの腕に、更に力がこもる。
 抱きしめられながらも静留の愛撫は止まらず、なつきの思考を奪い取ろうと中で動き続けていた。
 なつきの中が、静留のしなやかな指にかき回される。
「あっ、はぁっはっ、ん、・・・」
 気がつくと無意識のうちになつきの腰も静留の指のリズムに合わせるかのように、少しづつ振動を始めていた。
「なつき、なつき、なつき・・・」
「ん・・・はうっ!」
「ガマンせんでよろしいねんで、うちにくらい全部吐き出しぃ・・・誰にも言わへんさかい」
「静留・・・ダメ・・・だもう・・・」
「あきまへんか?」
「ん!あぁぁっ」
 ビクビクンっと今までで一番大きく反応した体は、大きく背中を反らしたかと思うと次の瞬間・・・堕ちた。
 静留はぺろりっとなつきの涙を舐め取ると、もう一度優しく抱きしめた。
 眉間に寄せられていたシワは、すっかり消えていた。
 静留の腕の中で安らかな表情で眠るなつきの額に、そっと口付けを送る。
「よぉ寝ぇや」
 答えるようになつきの寝息が答える。

  ☆

「んん・・・ふぁ・・・」
 窓から洩れる明かりでかろうじて朝だということが理解できた。
「ん・・・なつきぃ?」
「静留、すまん・・・起こしてしまったな」
 眠そうに瞼をこすりつつ体を起こそうとする静留をなつきは止めた。
「起きなくていいぞ、昨日はその・・・わたしのせいであまり眠れなかっただろう?」
「ん・・・そないでもないけど・・・」
「そうか?ならいいけどな・・・あの、ありがとう静留」
「え?」
「そばにいてくれて。まぁその・・・あんなことになるとはその・・・・思ってなかったけどな、それでもその・・・夢、見ずに済んだから」
 そっと上半身を起こすと、なつきの体から布団がはらりと落ちた。
「あらぁ朝からええもん見させてもらいましたわぁ」
「はうっ」
 ガバっと布団を掴むと胸の前にかき集める。
「いややわぁ~なつきうちの布団まで取らんでええやないのぉ」
 布団を取り返そうとする静留の姿も、なつきと同じ産まれたままの姿だった。
「・・・いつのまに?」
「この方がなつきの肌と直接触れられて気持ちええさかいにね」
 ぐいっとなつきごと布団を取り返すと、きゅっとその中身だけを抱きしめた。
「もうちょい寝かしておくれやす」
「わ、わかったから静留!」
「ほなおやすみ」
「あぁ、おやすみ」
 抱き枕にされながらもなつきは微笑み、静留の腕の中で再び眠りについた。
 静留がそばにいる限りもう悪夢を見ることはないだろう・・・。
 そう、静留が・・・。
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Date:2008/08/22
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