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□ 美奈×レイ □

また明日

実写全開。
また明日ってゆーて明日が来ないと怖いよな。
でもあえて言いたいんやな。




 カラリと扉が開く。
「美奈?」
 恐る恐る緊張した面持ちでドアを開けるレイ。
「いらっしゃい、レイ」
 思ったより全然元気な声で迎えられたレイは、ガクンっと拍子抜けしたように肩を落とした。
 逸る鼓動と呼吸を整え、大きく深呼吸をすると、パソコンに向かっていた顔を上げてレイを迎える笑顔をキョトンと見つめる。
 ツカツカと歩み寄る。
「どういうこと?これ!」
「どういうことって?ちょっと入院しただけじゃない、過労で」
 ニヤリと唇の端を上げて笑う美奈子にレイは
「過労????」
 キっと睨みつけるとレイはビシっと言い放つ。
「それならそうとちゃん言いなさいよ!」
「言わなかったっけ?」
 アッサリと流す美奈子にレイの堪忍袋の尾も切れかかっていた・・・が
「聞いてない!ばかっ」
 カタカタカタっ
 それでもパソコンイジリを辞めない美奈子にレイはとうとうキレた。
「美奈!」
 レイはプチっとパソコンの電源をイキナリ切った。
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!まだ保存してないのに!!レイ??」
「人の話をちゃんと聞かないからよ!人のこと呼び出しておいて何その態度!ムカつくのよ」
「何よぉ~あたしだって疲れてるんだもん、しょうがないじゃない」
 ブツブツ言いながらも諦めてパソコンをしまう美奈子。
「忙しいからって休み取らないと倒れるに決まってるじゃない!バッカじゃないの!自分の体優先でしょ!!!」
 心なしかレイの顔が辛そうにゆがむ。
 ここのところ本当に忙しそうにしてるのは、家でTVを見ているだけでもわかる。
 とにかく美奈子を見ない日はないくらい、会えなくても毎日顔を見ることだけは出来た。
「あら?心配してくれたんだ?」
 それでもからかうことを辞めない美奈子。
 レイはそんな美奈子を心配して飛んで来た自分がばかばかしくなり、終いには腹も立って来た。
 黙ってくるりと踵を返す。
「帰る!」
「え?ちょ、レイ?」
 慌てて引きとめようと手首をつかむと、思いっきり引っ張る。
「・・・何よ」
 怖いくらいに冷めた瞳。
「ごめん、レイ」
「もういい」
「会いたかったの、ホントは」
「だから?」
「あぁ言ったら飛んで来てくれると思って・・・」
「・・・」
「ごめん」
「・・・したん・・・から」
「え?」
「心配したんだからね!また病気ぶり返したんじゃないかとか色々考えちゃって・・・
ここに来るまで不安で不安で仕方なかったんだから・・・バカ美奈」
 レイは絶対こんなヤツの為に涙なんか流したくない!というかのように、ギュっと歯をくいしばって涙がこぼれるのを堪えていた。
 予想もしていなかったレイの反応に驚いて目を丸くする美奈子は、やっと自分がとてつもなく悪いことをした・・・レイを傷つけたんだと認識した。
 スルリとベッドから降り立つと、握りしめていたレイの手首から手を離して首に回す。
 ギュっと力を込める。
「ごめん、レイ」
「ばか」
 零れ落ちた涙を肩に押し付ける。
「反省してる」
「知らない」
「会いたかったわ、レイ」
「・・・」
「これでまた頑張れるわ・・・レイが寂しくならないように毎日顔見せてあげられるわ」
「え?」
「それで毎日あたしのこと考えて」
「美奈?」
「それがあたしのパワーになるの、だから・・・ありがとうレイ」
「うん・・・頑張って」
「任せて!」
 極上の笑顔で答える美奈子。
 この笑顔はどんなファンでも見られない特別な笑顔だ。
 レイはきゅっと美奈子の背中を掴むと頷いた。

 また明日・・・美奈。
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Date:2008/08/31
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