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□ 美奈×レイ □

大好き!

まこちゃんと飲みに行った後の美奈の話。
アニメか原作バージョンで




 パシンっ 
 
 小気味の良い音と同時に冷たい空気が部屋に流れ込んでくる。 
「寒っ何?み、美奈ぁ?」 
 障子が開け放たれ、仁王立ちで高笑いをする美奈子がそこにいた。 
「はっぁーいレーイちゃーーん!」
 甲高い声と共にベッドで雑誌をめくっていたレイの背中に、どーんと美奈子の全体重が襲いかかる。 
「ちょとぉぉ重いわよ!何?こんな時間に?大体どうやって?」 
「おじいちゃんに入れてもらった」 
 レイの長い髪にスリスリと頬擦りをしながらさも当然かのようにアッサリと言ってのける。 
「はぁぁぁ、おじいちゃん美奈に甘いんだから」 
「へへーんだ」 
 レイは首にしがみついたままの美奈子ごとゴロリとひっくり返ると体の下敷きにした。 
「ぐえーっレイちゃん重い」 
「失礼な!・・・ん?ちょっと美奈?」 
 レイは吐息からいつもと違う匂いを感じとり、ガバっと起きあがる。 
 美奈子の上に馬乗りになるとそっと唇を近づける。 
「んーっ」 
 何を勘違いしたのかレイの首に腕を回すと目を閉じる。 
「やっぱりっ!!美奈お酒くさい!」 
「へ?」 
 レイは美奈子の唇から発する匂いの素を限定した。 
 よく見たらへらへら笑いながら頬を紅潮させているのもいつもとは少し様子が違う気がする。 
「へへっまこちゃんとちょっとねん♪」 
「はぁ~まこちゃんに同情するわ」 
 その場で起こったであろう惨状が脳裏を駆け巡ると、レイは頭を抱えた。 
「どーいう意味よ???」 
「そのままの意味よ、で?どうしてまこちゃんと?」 
 あっさり一蹴する。 
「レイちゃんがいなくて退屈だったからうろうろしてたらまこちゃんに会ったの。まこちゃんも亜美ちゃんいなくて暇そうだったからチョコっとね」 
 親指と人差し指で1cmくらいの幅を作ると、へへっとウィンクした。 
「よく店が入れてくれたわね?」 
「まこちゃんと一緒だからね」 
 サラっと述べられた答えの意味はなんとなく理解できた。 
 制服でも着ていない限りまことは大人っぽく見える部分がある。 
 信憑性がなくはない。 
「で?どうしてうちに?」 
「会いたかったからに決まってるじゃなーい!なんだかね、むっしょーーーにレイちゃんに会いたくなったの」 
「ほとんど毎日会ってるのに?」 
「ほとんど毎日会ってるのに!!」 
「ふーん」 
 思いがけずそっけない返事にえいっとレイを跳ね除けて体を起こすと、美奈子はぷくっと頬を膨らませた。 
「会いたくなかったの?あたしに」 
「そうねぇ、一日静かすぎてモノ足りなかったかな、そういえば」 
「それだけぇぇぇ?」 
「うん」 
「ひっどーーーいレイちゃん!」 
 胸ぐらをつかんでぐらぐら揺らすと、レイの長い髪がバサバサ揺れる。 
「きゃっ、ちょ、美奈ぁ?」 
 ひとしきり揺すったあとはそのまま抱きつくように首に手を回して引っ張る。 
「ばかばかばか、レイちゃんのばかっ」 
「わぁかったからぁ、ごめん美奈。冗談だって」 
「ん、ホントに会いたかったんだよ?まこちゃんと話してたら無性に会いたくなったの。まこちゃんいっつも幸せそうにノロけるし、あの二人は学校一緒だからいつも一緒にいるし、見せつけるんだもん。あたしだってレイちゃんと同じ学校だったらもっと一緒にいれるのに、とか思うもん」 
「仕方・・・ないじゃない」 
 抱きしめられた美奈子の肩に額を乗せて俯きながらぽつりと呟く。 
「あたしだって一緒に通いたかったわよ!でも、仕方ないじゃない?」 
「わかってるもん、わかってるけどでも・・・」 
「ん、ごめん美奈」 
 ゆっくりと、そして何度も何度も優しく背中をさする。 
 美奈子の感情の昂ぶりがおさまるまでじっと抱きしめてあやし続けるレイの手は温かかった。 
 やっと落ち着いたのか、そっと体を離した美奈子にレイはまっすぐ視線をぶつけた。 
「寂しい?」 
「うん」 
「ヤキモチ焼いたんだ?ふたりに」 
「ん」 
「でもさ、あたしたちはあたしたちでしょう?あの二人と同じように出来るかって言われたら、あたしはNOよ」 
「そうだけどぉ」 
 しょぼ~んと俯くと美奈子の指はベッドの上にのの字を書いた。 
「大体ねぇ?あの二人は特殊なのよ。ありえないでしょう?人前でイチャコラできる?普通!あたしは出来ない!そんなの二人っきりの時だけでいいじゃない?」 
「レイちゃん?」 
「不満なの?」 
 自信満々に問い掛けるレイに、最早美奈子にNOと言うことは出来なかった。 
「ううん、ごめん」 
「ん、いいけどね。まぁ会いたかった、寂しかったって言うのはその、嬉しかっ・・・」
 ごにょごにょと肝心な部分を口ごもると、言葉がどんどんフェードアウトしていく。 
 ぷいっとそっぽを向くレイの頬が心なしか少し染まっている気がする。 
「レイちゃん・・・好きよレイちゃん」 
「ん、わかってる」 
「ホントに?」 
「ホントに」 
「泊まっていい?」 
「うん」 
「明日も一緒にいていい?」 
「うん」 
「ずっと一緒にいてくれる?」 
「うん」 
「Hしていい?」 
「うん・・・ってはぁぁぁぁっ??」 
「わーい」 
 嬉々とした様子でベッドに押し倒し、すっかりヤル気になっている美奈子の力に抵抗する術がレイにはなかった。 
「や、わーいってちょっ、美奈ぁ?」 
「なぁに?」 
 ふぅっと首筋、レイの弱点部分に息を吹きながら答える。 
「な・・・んでも・・・あっ・・・ない」 
「レイちゃんのこういうトコロがかわいいんだって、まこちゃんに自慢したい」 
「言ったら・・・んっ、ぜった・・・許さないから!」 
「くすくすっ、大好きよレイちゃん」 
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Date:2008/08/31
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