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銭湯にて

長いこと拍手に入ってたヤツです
まこ亜美
美奈レイ
静なつ

です
 
 


「あ~気持ちいい~」
「くすっホントね、丁度いい温度」
 畳んだタオルを頭に乗せて目を閉じてお湯に体を沈めるまことを見ながら、亜美はそっと両手でお湯を掬う。
 白く濁ったお湯が両手の脇からこぼれる。
 二人は最近あちこちに出来始めた、とある大衆銭湯に来ていた。
 銭湯とはいえちゃんと露天風呂もある、値段のワリには結構いい設備が揃っていた。
 二人はその露天風呂の一角にいた。
「美奈子ちゃん達も誘えばよかったかな?」
「そうねぇ、でも突然思い立っちゃったから」
「だよねぇ」
 ぶくぶくぶくっと体を鼻の辺りまで沈めた。
「あぁらまこちゃんに亜美ちゃんじゃない!」
 と、突然まさに今話題にのぼっていた人物の声が二人の名を呼んだ。
「み、美奈子ちゃん???レイちゃんも!」
「どうして?」
 キョトンと湯船の中から二人を見上げる。
「どうしてってことはないでしょう?あたし達も一度ココに来てみたかったのよ」
「あたしは別に!・・・」
 後ろであきらかに無理矢理連れてこられたっぽい迷惑そうな顔で、しっかりタオルで体を隠したレイが言い訳をする。
「レイちゃん、湯船に入る時はタオル取らなきゃ怒られるよ」
 先に来ていたまことが注意を促す。
「だよね~ホラ!レイちゃん!それどけて!」
 無理矢理タオルを引き剥がそうと美奈子の手が伸びる。
「きゃっ、ちょ、美奈!やめなさいよ!」
「だめだって!レイちゃんそのままじゃお風呂は入れないわよ!」
「わかったからやめなさいってば!」
 自分の手で剥ぎ取るのを諦めた美奈子は手を離し、湯船に浸かった。
 レイもそれに習って渋々タオルを取ると、ゆっくりと湯船に足を入れた。
 周りの騒然さとは裏腹に、突然の沈黙を始めた仲間たちにふと気づいたレイが、ん?と顔を上げた。
 ぼんやりと全員がレイを凝視していた。
「な、何よ?」
 ちゃぷんと全身をお湯につけたレイが、顔を真っ赤にして全員の顔を見渡す。
「や、レイちゃんてさぁ・・・スタイルいいなぁっと思って」
 まことがぽつりと呟いた、まさにそれが全員黙り込んだ理由だった。
「ちょ、な、何?」
「ホント、レイちゃんのお肌って真っ白よねぇ」
 まことの隣に移動した亜美も賛同する。
 すすすっと美奈子は素早くレイの隣に移動すると、ツンっとその形の良い胸を突いた。
「胸も結構あるのよねぇレイちゃんてばズルイ!」
「やめなさい!ばかっ」
 ばしゃんっと美奈子の手を払いのけると、その勢いで美奈子は頭からお湯をかぶった。
「やったわねぇ~レイちゃん!」
「あんたが余計なことするからでしょ!」
 レイは美奈子を警戒するように、そっとまことの横に移動した。
「でもホント、レイちゃん羨ましいよ」
 今度はまことの指がツンっとレイの胸元を突いた。
「まこちゃん!!!」
「まこちゃん???」
 触られた本人以外の声が、前と横からシンクロして聞こえた。
「へ?」
 きょとんと驚いたまことが声を発した二人を見比べる。
 一人・・・美奈子は「あたしのレイちゃんに何すんのよ!」的な視線で睨んでいた。
 もう一人・・・隣の亜美を見下ろすと、突然のまことの行動に驚きながらも、まことと視線が合うと途端にニッコリと微笑んだ。
「ご、ゴメンナサイ」
 反射的にまことはつい謝ってしまった。
 その極上の笑顔がすっごい怖いんですけど・・・。
「・・・ばか」
 触られたレイが、まことの軽率な行動にトドメをさした。
「なぁんであたしばっかりぃ~美奈子ちゃんだってやったじゃん」
「あたしはいいの!」
「よくないわよ!」
 今度こそ絶対安全地帯であろう亜美の横にレイは場所を移していた。
「大体まこちゃん!」
「へ?」
 いつの間にかまことの目の前に来ていた美奈子が、すぐその横にいる亜美の胸に両手できゅっと触れた。
「きゃっ」
 ぱしゃんとその手から逃れようとお湯の中に体を沈める。
「み、み、み、美奈子ちゃん!!」
 がばっと慌ててその手を引き剥がしにかかった。
「ほらぁ~まこちゃんだってイヤでしょ?」
「あ・・・はい、ごめんなさい」
「わかればよろしい」
 エッヘンと胸を反らすと美奈子は再びレイの横に行こうをするが、アッサリ断られ、仕方なくまことの横に並んだ。
「あぁ~・・・のぼせそうだねぇ」
「そうね、そろそろ上がりましょうか」
「あたしもぉ」
「じゃ、あたしも」
 まことと亜美に続いて美奈子とレイもそれに習った。

  ☆

 その横の檜風呂では・・・。
「こらやめろ静留!くっつくな!」
「いややわぁ~なつきのキレイな体、こない明るいところでじっくり見る機会なんてそうそうありまへんもん」
「必要ないだろ!こんなとこで何を言い出すんだ!ばかっ」
「声、大きいんとちがいます?うちはえぇんやけど」
 しぃっとなつきの唇にそっと自分の人差指で触れると、それ以上の発言を阻止した。
「むぅっ」
 むすっとなつきは黙り込んで静留に背を向けてしまった。
「いややわぁ、なつき、こっち向いて」
 ふっっとなつきのうなじに吐息を吹きかける。
「ひゃっっっ」
 ビクンと反る背中にツツーっと指を這わす。
「し、し、静留っっ」
 くるりと体を元に戻すと、真っ赤になってザバっと立ち上がった。
 静留より少し胸は小ぶりだが、色白でスレンダーな体をよりにもよって静留の目の前に晒してしまった。
「あらぁ~えぇもん見せてもろたわぁ~」
 ふふっと笑みを浮かべると、お湯の熱さのせいか、なつきの大胆な行動のせいか静留の頬が上気していた。
「わぁっ」
 すぐにザバンとお湯に戻ると、ぶくぶくとなつきは鼻の頭までお湯に沈んだ。
「なつき、おとなしゅうしとかんと、他のお客さんに迷惑ですぇ」
「・・・ぶくっ(ふんっ)」
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Date:2008/08/29
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