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□ まこ×亜美 □

POSITIVE SPIRAL

POSITIVE SPIRALというアルバムの中の一曲
その曲の説明を聞いていた時にあたしの心に響いた言葉
「笑顔の連鎖が希望の連鎖になる」
凄くいい言葉だと思った。
人を笑顔にする為に、笑顔をくれる人がいて
その笑顔を貰った人がチカラつけて笑うと
色んな人に広がっていくの
笑顔の連鎖
スバラシイ!
それをまこ亜美でやってみたいと思っただけなので即興です!
ではでは






「うさぎちゃんって、すごいわよね」
「え?」
 いきなりの発言に戸惑うまこと。
 何の前触れもなく話出すなんて、亜美にしては珍しいことだった。
 いつもは理路整然としていて、まことにもわかりやすいように話してくれるのに、いきなりうさぎが凄いと言われても一体何が凄いのかさっぱりわからない。
「どうしたんだい?亜美ちゃん」
 きょとんと隣を歩く亜美を見下ろす。
 亜美はまことの方を見ず、視線をまっすぐ前に見据えたまま歩き続ける。
 その先にはきゃいきゃいと美奈子やレイと戯れながら、楽しそうに歩くうさぎの姿があった。
「亜美ちゃん?」
 ちょんちょんっと亜美のセーラー服のカラーを後ろから軽く引っ張る。
「ん?あ、ごめんなさい」
 我に返り、自分がまことを困惑させるような発言をしたことに気づいた亜美は、すまなそうに眉を寄せて苦笑を浮かべる。
「いいんだけどさ、一体うさぎちゃんの何が凄いのさ?」
「え?あぁ、うん・・・うさぎちゃんの笑顔って連鎖するんだなって」
「へ?」
「わたしもうさぎちゃんにどれだけ救われたかわからないわ。ひとりぼっちだったわたしに声をかけて来る人なんていないと思ってた。それでもいいと思ってたし、仕方ないって思ってた」
「笑顔の連鎖・・・か。確かにうさぎちゃんの笑顔って救われるかも。小さなことにクヨクヨしてるのがばからしくなってくるよね」
 言ってまことはけらけら笑う。
「真似出来ないわ」
 少しだけ俯いて小さな溜息をつく。
「へ?あ・・・うーーん」
 そう言った亜美の発言に、まことは腕を組んで唸り始めた。
「どうかした?まこちゃん」
「そうかなぁ?」
「何が?」
「っていうか真似する必要なくない?」
「?」
「うさぎちゃんはうさぎちゃんで、亜美ちゃんは亜美ちゃんじゃない?」
「うん」
「あたしは亜美ちゃんに癒されるよ。亜美ちゃんの笑顔で、あぁ大丈夫なんだ!っていつも救われてるよ」
「え?」
 ぴたりと足を止め、まことを見上げる亜美の頬がわずかに朱に染まる。
「うさぎちゃんは元気をくれるけど、亜美ちゃんの笑顔は安心する」
 ちょんっと亜美の頬を人差し指で突つく。
「自信持っていんじゃない?」
 ハハっとはにかむようにまことは笑う。
「ま、あたしだってさーこんなナリじゃん?うさぎちゃんがいなきゃいつも通り孤立してたと思うよ?けどさーうさぎちゃんをうらやむよりも、せっかくもらった元気、誰かに分けてあげたくなるよね」
 大股で一歩亜美より前に進むと、うーーーんっと伸びをして高い身長を更に伸ばして振り返り、ニッコリと「ね?」と満面の笑顔で同意を求める。
 ドクンと亜美の鼓動が跳ねあがった。
 熱が頬を支配する。
 まことの笑顔が亜美のわだかまっていた心を徐々に溶かしていくのを感じた。
 頬の熱とは違う、じんわりと温かなものが身体を包み込む。
「うん」
 それだけ言うのが精一杯だった。
 まことも凄い。
 どうしてこんな風にポジティブに物事を捉えられるのか。
 亜美は自分のネガティブな部分が時々ものすごくイヤになるのに・・・。
 よりにもよって自分を救ってくれたうさぎちゃんの事を妬んでしまった自分が嫌になっていたのに・・・。
「ね、亜美ちゃん?」
「ん?」
「はい」
 まことは手袋を外してを広げて差し出す。
「行こう!みんな待ってるよ」
 躊躇する。
 この手を掴むことで引きずり込まれる気がする。
 まことの笑顔に溺れてしまいそうになる。
 息が苦しい・・・。
 どうしたらいいの・・・。
 制服のリボンの部分をやり場のない手がきゅうっと握りしめる。
 視線を泳がせながらもまことの手に目が行ってしまう。
 生命線が長いな、とかどうでもいいことが頭の隅をよぎる。
 そんな亜美の困惑を見抜いているのかいないのか、まことは
「あーみちゃん」
 そう呼ぶときゅっと躊躇っている亜美の手を優しく握ってくれた。
「大丈夫!」
 自信満々な笑みでぶいっとピースサインを出す。
 何が大丈夫なのかさっぱりわからない。
 それでもその言葉と笑顔が心に染み込んで来る。
 心が強くなる。
「ぷっ、くすくすくす」
 連鎖する。
 まことの笑顔と、まことの言葉が。
 うん、ちゃんと笑える。
「ありがとうまこちゃん」
「ん」
 ふわりと優しい笑顔。
 大好きなまことの笑顔。



 大丈夫!
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Date:2008/08/28
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