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□ まこ×亜美 □

さんぱつ

髪切りたいなぁと思って(笑)
まこちゃんと亜美ちゃんのどっちにどっちを切らそうかと悩んだけど
結局こうなりました。
かわいいと思う。

 



「あれ?亜美ちゃんちょっと髪伸びたんじゃない?」
 ふわりと柔らかな青みがかった髪の先を指先で梳く。
「ん、そうなの。中々切りに行くヒマがなくて。暑くなってきたし少し切りたいと思うんだけど」
 ちょんっと前髪を指で引っ張る。
 目にかかるくらいに伸びた前髪は勉強の時にも邪魔をする。
「じゃああたしが切ったげよっか」
 へへっと自分の鼻の頭をちょんちょんと突くと楽しそうに笑う。
「え?まこちゃん髪切れるの?」
「うん、まぁね」
 ごそごそと鏡台の引き出しを探ると、ギザの入った専用の鋏と櫛を取り出す。
「じゃーん」
「へぇ~すごいわねまこちゃん」
 まことの意外な特技に心底感心する。
「そ?結構好きなんだよね、人の髪触るの」
 何枚かの新聞紙を広げると真ん中に小さなイスを用意して亜美を座らせ、穴の開いたビニールをスポっと頭から被せる。
「そんなに切らなくていいよね?」
「そうね、揃えるくらいでいいわ」
「前髪は邪魔そうだね?」
「ん、勉強する時も少し邪魔なの」
「了解、ちょっと梳くからね」
 シュッシュッと霧吹きで髪を湿らせると、軽く指に髪を挟み手早く鋏を入れた。
 シャキシャキっという小気味よい音が部屋に響く。
「まこちゃんて器用なのね」
「そうかい?」
 答えながらも手は止まらない。
 まことのしなやかな指先が優しく髪に触れるたびにドキドキする。
 何か話していないと心臓の音が聞こえてしまわないかと緊張する。
「まこちゃんいつも自分で切ってるの?」
「いやぁさすがに自分のはね、前髪少し切るくらいだよ」
「そうよね」
 どうでもいい会話だと思う。
 それでも話していたい。
 じゃないと心臓がバクハツしそうだった。
「ねぇまこちゃ・・・」
「はい亜美ちゃんこっち向いて~」
 いつの間にか前に回りこんでいたまことが、クイっと俯き気味だった顎を持ち上げて正面を向かせた。
 突然至近距離に現れたまことの顔に驚いて、かぁっと亜美の頬が紅潮する。
 そんな亜美の緊張を知ってか知らずか、まことは前髪を少し持ち上げると、ん?と覗き込む。
「あれ?亜美ちゃん顔が赤いよ?」
「え、あ、や、ううん?大丈夫」
「そ?じゃあ切るから目つぶっててね」
「ん」
 シャキっと目の前を切られた髪が舞い落ちる感触。
 まことの視線を感じる。
 亜美の心拍数は後ろ髪を切られていた時より数段上がっていた。
 最早言葉を発することすら躊躇われる。
「・・・まこ」
「はい終わり!」
「え?」
 そっと目を開けた亜美の視界に、満面の笑顔のまことがいた。
 わしゃわしゃっと髪を撫でると、くっついていた髪がぱらぱらと落ちた。
「よし、もう大丈夫かな」
 くしゃくしゃになった髪に優しく櫛を入れる。
「前髪、こんなもんかな?」
「ん」
 亜美の視界は切る前よりもずっと開けていた。
「そっか」
「ありがとうまこちゃん」
「亜美ちゃん」
「ん?」
 見上げた瞬間、まことの唇が亜美の唇をちゅっと塞いだ。
「?????」
「へへっ、亜美ちゃんずっと緊張してたでしょ?」
「え?」
「いつもよりよく喋るしさ。や~そんな亜美ちゃんがもうかわいくてかわいくて仕方なかったんだけど手元狂っちゃうから必死でガマンしてたんだよね~一生懸命目ぇつぶっちゃってさ」
「そ、そう・・・なの?」
「そうだよ」
 バレバレだったとわかって、恥ずかしさで亜美の頬がみるみる真っ赤に染まった。
「やっ・・・」
「ん、かわいいかわいい」
 そっと髪を撫でると、まことはもう一度亜美の唇にキスをした。
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Date:2008/08/28
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