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□ 静留×なつき □

刻みこまれた記憶

静なつでじうはちきん
色々やらかしてましたね
静留に最後の一言を言わせたいがためだけに書いたモノ(笑)



「なつき、今日うち街で武田くんに会いましたえ」 
「そうか」 
「えらいなつきのこと気にしてましたで」 
「ふーん」 
「興味あらしませんの?」 
「何がだ?」 
 この子はホンマいじわるなんか、本気でゆーてんのかわからへん子ぉやね。 
 あんだけ真っ直ぐにアタックしてきてた武田君の気持ち、知らんわけあらへんやろに。 
 うちおんなじクラスやったから、彼がどんだけなつきの事想ってたかよぉ耳にしましたしな。 
 彼はホンマになつきのこと好いてましたもんなぁ。 
 うちがなつきに抱いてた邪な想いよりも、もっとずっと純粋な…。 
「武田君、ホンマになつきのこと好きなんやねぇ」 
「し、知るかっ」 
 顔真っ赤にして…なつきってホンマにストレートにそーいうこと言われるとアカンねんねぇ。 
 でも…。 
「でもなつき、うちかてなつきのこと好きです…武田君にも負けまへん」 
「し、静留?」 
 静留の告白にソファに座っていたなつきが驚いて振り返ろうとするのを阻止するかのように背後からそっと抱きしめると、想いを確認するかのようにもう一度呟いた。
「負けまへん」 
「ん…」 
「でも武田君もびっくりするやろうねぇ、うちがなつきのことこんな風におもてるて知ったら」 
「あぁ」 
 うちはなつきの心も身体も欲した。 
 なつきの全てを手に入れたくて、無茶ばっかりして、色んな人傷つけて…一番大切なはずのなつきのことさえも傷つけて…ホンマはうちこんな風になつきとおる資格あらへんのにこの子は…受け入れてくれた。 
 好きやってゆーてくれた。  
「うち、こんなに幸せでえーんかなぁ?」  
「不安なのか?静留」  
「不安どす」  
 素直に答えた。  
 こんな世間一般でゆーたら"邪な想い"をこの子はいつまで受け入れ続けてくれるんやろう?いつかうちから離れて行くかも想たら不安でしょぉおまへん。  
「そっか」  
「なつきが好きどす、愛してます」  
 不安な気持ちをを打ち消すかのように何度も何度も繰り返し想いを伝える。  
 沈黙が流れる。  
 たった数秒の沈黙が何時間もの時間に感じられ、益々不安が募る。  
 ぽつりとなつきが前を向いたままつぶやく。  
「静留、今晩は泊まっていくんだろう?」  
「えぇ、なつきさえよければそうさせてもらお思てます」  
「そか、ん」 
 
  ☆

「静留、ずっと気になってたんだ。 
 お前があの日…傷ついて眠っていたわたしにしたことを…わたしには全く記憶がないから」  
 なつきはさっさと…寝相の悪さをカバーするために購入したと思われるちょっと広めのベッドに潜ると、突然今まであえて触れることがなかったお互いの傷を、えぐるかのように掘り返した。 
 このまま封印出来たら…何度そう想ったか知れない忌まわしい記憶。 
 なつきにとっても…うちにとっても。 
 ベッドの淵に腰かけたまま硬直する体。 
 やっぱりなつき…ずっと…? 
「静留?」 
「堪忍なぁ、なつき、堪忍」 
 背を向けたまま、溢れそうになる涙を堪えて何度も何度も繰り返し呟く…こんなんなんべん謝っても許されることやあらへんのはわかってる… 
 せやけどうちのしたことはやっぱり卑怯やった…。 
「ばか、怒ってるんじゃないぞ?その…記憶に残して欲しいというか…ちゃんと静留のことをわかりたいというか…うまく言えないけどその…とにかく怒ってないんだ! 
 ただわたしも静留のことがその…好きだから」 
「なつき?」 
「こっちを向け、静留」 
 ゆっくりと体ごと振り返ると、ジっとうちを見上げるなつきの瞳に出会う。 
「だからその…わたしは…そんな経験ナイ…しだなぁ、その…初めての記憶はその…お前に…ええいっこれ以上言わすな!」 
 真っ赤になって布団を引っかぶるなつきに、うちは驚いた。 
 だってそれって…
「なつき…ええん?」 
「だから!…」 
「後悔せぇへん?」 
「しない!…絶対にだ」 
 
  ☆ 
 
「は…あっ…しず…」 
「ん、なつき…なつ…ん」 
 なつきの白く露になった首筋に、静留の痕が赤く刻まれて行く。 
 キレイな黒髪をかきあげ、首筋から耳の後までを静留の舌が這う。 
「ん、くっ」 
 逃れようと顔をそむければそむけるほど、なつきの弱い部分が露になるのを静留は見逃さない。 
「そないガマンせんでもええのに」 
「ん」 
「なつき、こっち向いて」 
 潤んだ瞳が…不安そうに下から見上げる。 
「大丈夫やから、な?」 
「わ、わかってる」 
「かわいいなぁ、なつき」 
 チュっと音を立てて額に優しく口づけると、そのまま今度は唇を奪う。 
 呼吸を奪うかのように深く唇を塞ぐと、わずかに端から喘ぐ声が漏れる。 
「ん…ふ…」 
 静留の手がTシャツの上からなつきの腰を、脇を、胸をとそっと這いあがる。 
 Tシャツの上からでもなつきがすでに敏感になっているのがわかる。 
「なつき…」 
 先端にちょんっと指で触れるだけで背中がビクンと反り返った。
「やっあっしずっ…る」 
 静留の手がそっとTシャツを潜ると素肌に触れた。 
 静留のひんやりした手の平に、さきほどとは違う意味で反応するなつきの身体はすでにしっとりと温かかった。 
 その反応を楽しむかのように静留の手がなつきの身体の上で踊る。 
「キレイな肌してはるわ、なつき」 
「ばっ…はうっ」 
 まくりあげれらたTシャツの下から現れた、なつきの真っ白な肌が火照りのせいか少し赤みを帯びている。 
 下着に凝っているだけあって整った形のよい胸に、静留の唇が吸いつく。 
「あ、あぁぁっや、静留!」 
 片方は手の平が、もう片方は唇がもて遊ぶ。 
 行き場のないなつきの両腕が、とうとうガマンできずに静留の背中に回された。 
「好きや、なつき」 
「ん」 
 胸の上で遊んでいた手が、そっと内腿に下りるとなでまわす。 
「?」 
 上と同様、すでになつきの中心もかなり敏感になっているようだ。 
 そっと軽く触れる。 
「あぁっ?」 
 1オクターブ高い声が上がると同時にぴったりと閉じられる腿。 
「そ…こはっ…」 
「なつき、えらい感じてますねんなぁ」 
「そ…な…」 
「もうこんななって…」 
 そっと差し入れられる指先がすんなり受け入れられる。 
「はうっんっ、く」 
「痛い?」 
「くっ」 
 顔をゆがませて首を振り、ガマンをするなつきに静留の眉が寄る。
「堪忍、なつき。やっぱりもうやめときます」 
 そっと指を抜こうとする手首をなつきの手が止める。 
「え?」 
「大…じょぶ…だ」 
「でも…」 
「大…ぶ…から」 
 途切れ途切れに何度も繰り返される「大丈夫」というなつきの言葉に、静留のかろうじて残っていた理性の糸の最後の一本がぷつんと切れた。 
「なつき、堪忍」 
 言うと同時に静留の指が今度は深く潜る。 
「ああぁぁぁっ」 
「なつき、なつき、なつき」 
 中で蠢く指の動きと、静留のなつきを呼ぶ声がなつきの五感を刺激する。 
「静…留…」 
 静留の舌が這い、指が緩急を変えながらなつきの中を刺激する。 
 静留がなつきの全身を支配するのに、それほど時間はかからなかった。 
 あの時とは違う…なつきの声が聞こえる、なつきがうちの名前を呼んでくれる。
 なつきが…感じてくれてる…何もかもがあの時とは…違う。 
 抱きながらも抱かれている感覚。 
 静留の背中にしがみつく、なつきの両腕が熱い。 
「あ、あぁっやっ…静留!静留!」 
「なつき…ん…」 
「はぁっ…あっんっ」 
 大きく仰け反ったかと思うと、背中に回された腕がするりと落ちる。
 と同時になつきの体もグッタリとベッドに沈み込んで行った。 
 潤む瞳から零れ落ちる涙をそっと舌で舐め取ると、優しくキスをする。 
 
 ☆ 
 
「泣かんといて、なつき」 
「ば…か…泣いてるのは…オマエだろ」 
「え?」 
「気づいて…ないのか?」 
 なつきはそっと親指でうちの目元を拭ってくれる。 
「ほら」 
「うち…?」 
「どうしてお前が泣く?わたしは…お前に泣かれるとその…どうしていいのかわからなくなるんだ」 
「幸せやからどす、うちずっとなつきの全部を求めてた。でもそんなん絶対かなわへんってあきらめてました…なつきがうちのこと好きやゆーてくれるの嬉しかったんやけどでもそれはやっぱりうちがなつきに求めてるものとは違う意味やし…だからなつきがうちの全部を受け入れてくれたんが嬉しかったんどす」 
「そうか」 
「おおきに、なつき。もう想い残すことありません」 
「バカ、これっきりみたいなこと言うな」 
「せやけど…」 
「お前はその…わたしの近くにいればいい、いつでも触れられるくらい近くにいればいいんだ」 
 下からなつきの両手が両頬を優しく包み込んでくれる…次いで送られる穏やかな笑顔。 
「なつき?」 
「もう…お前の…記憶が刻まれてしまったんだからな!その…静留じゃないと…」 
 そこまで言うて、それ以上言うのが照れくさいんかほっぺた真っ赤に染めてしもーた。 
 うちがあんまりびっくりしてしもて黙り込んでしもたのがなつきには耐えられへんかったんか、もっかい背中に手ぇ回して思いっきりうちを抱き寄せたか思たらスリスリっとうちの肩に額を摺り寄せてきた。 
 こういう仕草がえらいまたかわいいわぁ。 
「ばか…何とか言え!」 
 今うちが言えることなんか一言しかありまへん。 
 
 
 
「――死ぬほど愛してます…なつき」 
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Date:2008/08/22
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