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□ まこ×亜美 □

二十歳になってから・・・

フィクションですっっっ 
まこちゃんがタバコ吸ってたとかそんなこたぁ知りません! 
そういうとこツッコまないでくだしゃい 
でもあたしは煙草結構好きなんですよねぇ




「ちょ、ちょっと美奈子ちゃん?人んちに何持ち込んでんだよっ!」 
「何って?」 
 美奈子は手の平を広げると、ソレを見せた。 
 青いパッケージのソレは、本来まこと達がまだあと数年は手にしてはいけないモノだった・・・法律上では。 
「マイルドセブンじゃないかっっ」 
「うん!」 
「タバコじゃん!」 
「知ってるわよ」 
 ニッコリと、だから何?というかのように意味もなく胸を逸らす美奈子に、まことの肩はガックリと落ちた。 
「で?どうしてココに持ち込むんだよっ」 
「えー?だってレイちゃん怒るもん」 
「や、だからってさぁ・・・」 
「興味ない?」 
「タバコに?」 
「うん」 
「うーーーーーん」 
 まことは腕を組んで唸る。 
 美奈子ちゃんの気持ちはわかるんだよなぁ。 
 そんなまことの様子を見た美奈子は、今だっと畳み掛けるようにパシンっと手を合わせた。 
「一本だけ!ね?一人で吸うのもなんだからさぁ~」 
 両手を合わせて拝む美奈子に、とうとうまことも根負けした。 
「一本・・・だけだよ?」 
「やり」 
 パチンっと美奈子は指を鳴らした。 
 
  ☆ 
 
 カチっ、ボゥっという音を立てて、ライターに火がつく。 
 おそるおそるその先に、くわえたタバコを近づける美奈子。 
「ん?」 
「何?」 
「つかない」 
「息吸ってみな」 
「え?」 
「ゆっくりね」 
「う、うん?」 
 まことの言うように、美奈子はゆっくりと火に近づけると息を吸う。 
「ん、ゲホっゴホっゲホっ」 
 美奈子は初心者にありがちなことだが、勢い良く吸い込みすぎたせいで思いっきり咳込んだ。 
「あはは、仕方ないなぁ美奈子ちゃん」 
 そう言うとまことは、手馴れた手つきでタバコを人差し指と中指の間で挟むと、口にくわえた。 
 ライターの火をタバコに近づけ、息を吸う。 
「ふぅー」 
 手馴れたように吸い込んだ息とともに煙をそっと吐き出す。 
「げっ???」 
 プカリと浮かんだ煙を見上げて、美奈子は目を丸くする。 
「なんだよ美奈子ちゃん」 
「何だかさぁまこちゃんミョーに慣れてない?タバコ」 
「はい、オシマイ!」 
 ごまかすように一度吐き出しただけのタバコを 
 美奈子が持ち込んだ携帯用灰皿でもみ消すと、まことは立ちあがる。 
 換気扇のヒモを引くと、ブォーンと音が鳴り始めて回る。 
「ちょっとまこちゃん???」 
「亜美ちゃんがさ、イヤがるからね」 
「亜美ちゃん?」 
「うん、タバコ嫌いみたいなんだ」 
「そうなんだ?ごめん、マズかったかな?」 
「ん?あ、いや、いいんだよ。あたしは実は結構この匂いが好きなんだよね」 
「そうなんだ?意外ね?じゃぁ吸ったことあったり・・・とか?」 
「ん、あぁ、いや?そういうわけじゃないんだけどね」 
 まことは気のせいか少し寂しそうに微笑む。 
「まこちゃん?」 
 呼ばれて今度はニッコリと微笑むと、まことは換気扇を止めて冷蔵庫を開けた。 
「ってなことで、お子様たちはお茶にしようか?何飲む?美奈子ちゃん」 
「アイスティー」 
「りょーかい」 
 まことはコポコポと美奈子の好物のアイスティーを入れ始めた。 
 
  ☆ 
 
 夕方、美奈子が帰った後しばらくして亜美はやってきた。 
「いらっしゃい亜美ちゃん」 
「ん?」 
 リビングに一歩踏み入った亜美の顔が心なしかゆがむ。 
「え?何?」 
「誰か来てたの?まこちゃん」 
「へ?あ、うん、さっきまで美奈子ちゃんが来てたよ」 
「そう・・・」 
「え?どうしたの?」 
「気のせいかしら?タバコの匂い?」 
 げ?換気扇回したのに?しかも一本の半分も吸ってないのに? 
「き、き、き、気のせいじゃない?」 
 動揺するまことの言葉がどもる。 
「まこちゃん?」 
「お茶入れるねー」 
 動揺したことを更にごまかすように冷蔵庫を開ける。 
「吸ったの?」 
 まことの背中に冷たい汗が流れる。 
「い、いや?」 
「吸ったのね?」 
 灰皿もタバコもライターも全部美奈子に持ち返らせたはず。 
 証拠は・・・匂いだけか。 
 やっかいなもん残っちゃったな。 
「えっとあの、そのっ、ごめんなさい」 
 これ以上はごまかせないと踏んだまことは素直に頭を下げる。 
「まこちゃんタバコなんか吸うの?」 
 何だか妙に言葉にトゲを感じる。 
 以前に2人で喫茶店に入ったときに、隣の席にいた人がやたらとタバコを吸う人で、その時に見せた亜美ちゃんの不快そうな顔をまことは思い出した。 
「ごめん、亜美ちゃんがキライなのは知ってるんだけど」 
「美奈子ちゃんも?」 
「あ、や、彼女は・・・」 
 まことは真実を述べるべきか悩んだあげく 
「いや」 
 とだけ答えた。 
「そう・・・まこちゃんタバコ好きなの?」 
「あ、いや、匂いがさ・・・」 
「え?」 
「匂いがね、お父さんの匂いでさ」 
「お父さん?」 
 突如として出てきた意外な人物の名前に、少し驚いた顔をする亜美。 
「お父さんがさ、吸ってたんだ」 
 無言でまことを見上げる亜美に向かって話を続ける。 
「あたし子供の頃お父さんに吸わせてって何度もせがんだんだよ。まぁ結局吸わせてはもらえなかったんだけどね、モチロンさ」 
「うん」 
「だけどやっぱお父さんに染みついた匂いは好きでさ・・・両親が死んじゃって、中学に上がった頃さ、初めて吸ったんだよね。でもうまく吸えなくてさぁムキになって挑戦してね。で、吸えるようになってからすぐにやめたんだけどね」 
 寂しそうに微笑むと、まことはいつも亜美を優しく包み込む大きな手で亜美の頭をそっと撫でる。 
「ごめんね、亜美ちゃん」 
「ごめんなさい、わたし知らなくて・・・」 
「いいんだよ、あたしもう吸わないからさ」 
「ううん、いいの」 
 言って、亜美のかかとが少し浮き上がったかと思うと、キュっとまことの服のスソを掴んで自分との距離を縮めるかのように引き寄せる。 
「わっ、え?」 
 まことの唇にチュっと触れる、亜美の柔らかな唇。 
「タバコの匂い・・・でもまこちゃんの匂い」 
「あ、え?うん?」 
 かぁーっと頭に血が上ったまことの頬が染まる。 
「好きよ、それでも。だってまこちゃんの匂いだもの」 
「ありがとう亜美ちゃん」 
 ホっと安堵の息をつくと、優しい笑みで亜美を見つめる。 
「でもねまこちゃん、ひとつだけ約束して」 
 途端、真剣な瞳で訴える亜美の迫力に押されてたじろぐまことは、おそるおそる問う。 
「な、何だい?」 
「タバコは二十歳になってから…よ」 
 子供に言い聞かせるかのように、チョンと人差し指でまことの唇を塞ぐ亜美。 
「ふぁい」 
 
 だよねぇ(笑) 
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Date:2008/08/28
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