Planetarium SS置き場

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□ まこ×亜美 □

専用の・・・

亜美ちゃんといえば抱き枕!(だから…笑) 
このバランスがたまりません! 
そんなこんなでテーマは枕です!
 


 
 眠りに落ちてからどれくらい時間が経った頃だろう。 
 ふとあたしは肌寒さを覚えて目を覚ました。 
「ん?」 
 伸ばした右腕の上にあるはずの彼女の頭がない。 
「ア・・・レ?」 
  わしわしと手の平を動かしてみるが、いないもんはいない。 
 布団が半分めくれあがっていることに気付き、ブルっと体を震わす。 
 どうりで寒いはずだ。 
 暗闇に目が慣れてくると、彼女が体を起こしてぼんやりしているのがわかった。 
「亜美ちゃん?」 
 そこにあるはずの頭の持ち主の、彼女の名前をそっと呼ぶ。 
 ビクンっと震える、細い肩。 
「どうしたの?」 
 ぷるぷると小さく首を振る。 
「怖い夢でも見た?」 
 黙り込む彼女。 
 あたしはゆっくりと体を起こすと、彼女の肩を抱く。 
「おいで」 
 そのままそっと体を横たえると、小さな体がすっぽりとあたしの腕の中におさまる。 
 あたしの胸元に顔を埋めた彼女の肩が、気のせいか少し震えているような気がする。 
「泣いてるの?」 
 相変わらずぷるぷると小さく首を振るだけの彼女。 
「そっか」 
 あたしは彼女の首の下に敷かれた腕で肩をポンポンと優しくあやすと、もう片方の手で髪をそっと梳いてやる。  
 彼女はこうされると落ち着くらしいことを、あたしは知っていたから。 
 次第に落ち着いてきたのか、呼吸が規則正しく繰り返され始めたのが背中の動きで感じられた。 
 それが寝息に変わるのにさほど時間はかからなかった。 
 あたしはそっと彼女の髪に口付けを送ると囁いた。 
 「どうしたんだよ?亜美ちゃん」 
 しかし彼女の体温を全身で感じているうちにあたしにも再び睡魔が訪れ、深い眠りに引きずり込まれて行くのに時間はかからなかった。 

 ――やっぱり落ち着くなぁ、亜美ちゃんの体温――。 
 
  ☆ 
 
「おはよ、亜美ちゃん」 
「ん」 
「いい夢見れたかい?」 
「・・・覚えてないわ」 
「そっか、昨日…今日はお母さんは?」 
「夜勤だったの、それで・・・何だかね・・・枕が・・・」 
「枕?」 
 思いがけない彼女の言葉にあたしはキョトンと問い返す。 
 彼女はコクリとうなづくと、そっとあたしを上目遣いで見上げる。 
 ――だぁぁぁっ!か、かわいいっ!かわいいってば亜美ちゃん!―― 
「枕がね…違うの」 
「うん?」 
 ――えっと・・・寝ぼけてるのかな?亜美ちゃん―― 
「あの?」
 あたしの言葉を遮るように彼女がポツリと呟いた。 
「まこちゃんの腕枕じゃなきゃ…眠れないの」 
「えっ???」 
「最近ずっと夢見が悪くて眠れなくて…昨日は無性にまこちゃんに会いたくなったの」 
「うん」 
「昨日も眠るのが怖くてずっと起きてて…でもまこちゃんが抱きしめてくれて――そうしたら何だかホっとしちゃって」 
「朝までグッスリ?」 
 コクリとうなづく彼女。 
「そっか、いつでも大歓迎だよ亜美ちゃん!あたしのこの腕は亜美ちゃんのモノだからね。亜美ちゃん専用腕枕だよ」 
 そっと肩を抱く腕に力を込めると、柔らかな髪に、瞼に、頬に、そして唇にと順にキスを繰り返す。 
「そのかわりさ、亜美ちゃん」 
「なぁに?」 
 くすぐったそうに肩をすくめる彼女。 
「亜美ちゃんはあたし専用の抱き枕になってね」 
「ま、ま、まこちゃん!?」 
「ね?」 
「・・・うん」
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Date:2008/08/27
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