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□ まこ×亜美 □

触れ合う心

亜美ちゃんはホント色々出来るくせに、なぜかコンプレックス抱えてる気がしてなりません 
や、それがまたいいんですけどね(苦笑)
 



 モソリ 
 彼女の腕枕をうなじのあたりに感じながら、隣で眠る彼女を起こさないように寝返りをうつ。 
 夜中にフっと目が覚めてしまい、なんとなく眠り直すことも出来ずにジっと天井を見つめていたのだが、それにも飽きたので今度は彼女に視線を移したかったから。 
 目の前で規則正しい寝息を繰り返す彼女をジっと見つめる。 
「ん、亜美ちゃ・・・もう・・・いい」 
 ――くすっ何の夢見てるのかしら?? 
「んーーーっ」 
 突然腕枕になっていたはずの彼女の左腕が、わたしの肩を抱き寄せる。 
 ――え?きゃっ 
 それでもまだ聞こえる寝息――寝ぼけてるのかしら。 
 ――くすっ 
 わたしはそっと彼女の唇に人差し指で触れてみる。 
 ――柔らかい。 
 ――好きよ。 
 そっと囁く。 
 
  ☆ 
 
「あたしもだよ」 
 眠ってたはずの彼女の声が突然耳元に響く。 
「眠れないの?」 
 今度は寝ぼけてるわけじゃないらしい。 
「ごめんね、起こしちゃった?」 
「いいよ、どしたの?」 
「ん、何だか眠れなくて…」 
「考え事?」 
「ん」 
「なぁにを考えてたのかなぁ?」 
「うん」 
「ん?」 
 優しい笑顔で問う彼女の右手がわたしの前髪をそっとかきあげる――何度も何度も。 
 ――優しい手。 
 わたしがソレをされるのが好きなことを知っての行為だ。 
 目を閉じると、自然と彼女の指の動きに意識が集中する。 
 そして額に感じる柔らかな唇の感触。 
 わたしは今更ながら恥ずかしさのあまり頬を上気させてしまう。 
 そして彼女の首筋に触れるか触れないかの所でそっと囁いた。 
「気持ちいい・・・優しいね」 
「はい?」 
 よほど思いがけない言葉だったのか、キョトンとわたしを見つめる彼女。 
「わたしね、こうやって抱きしめられるのがすごく気持ち良くて・・・幸せで・・・でもそんな風に思ってるのはわたしだけなのかも・・・とか・・・どうしてわたしなんだろう?わたしなんかにどうして優しくしてくれるのかしら?とか色々考えてたら眠れなくなっちゃったの」 
「わたし・・・なんか?」 
「ん、わたしいつもボーっとしちゃって、何もしてあげられないもの」 
「ばか」 
「え?」 
「天才少女でもばかだ」 
 一瞬言ってる意味が理解できなかった。 
「わたしなんか?何もしてあげれない?何言ってんのさ!あたしはそのままの亜美ちゃんが大好きだし、何もしてもらってないとも思わないよ」 
「でも――」 
「あたしを受け入れてくれてるじゃん」 
「それは・・・!でも・・・」 
「もういーよ…あたしの気持ち伝わってない?」 
 わたしはあわててぶんぶんと首をふる。 
 彼女の言葉と行為からは、溢れるほどの気持ちが伝わってきていた。 
「だろ?いーじゃんそれで、あたしは亜美ちゃんが好きで、亜美ちゃんもあたしが好きで――そばにいたい、触れてたい、キスしたい、抱きしめたい――あたしは動物みたいかもしんないけどでも…望んでるのはただそういうことなんだよ」 
「わかってるわ、人間だってかわらないもの」 
「そう?あたしのこと軽蔑しない?」 
「するわけないじゃない、そういう素直なところ尊敬してるもの」 
「素直…?」 
 ――そうよ、わたしとは正反対。 
 あなたは誰よりも素直で、優しくて、あたたかい心を持ってるわ。 
 いつもそばにいるわたしが、それを一番よくわかってる。 
 だから好きになったんだもの――。 
 ごそごそと彼女の腰に手を回すと、柔らかな胸に顔を埋める。 
「ごめんね」 
「へっ?えっ?」 
「大好きよ、まこちゃん」 
「――うん」 
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Date:2008/08/27
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